食事療養のサポートを現場から発信

粗食と血糖を改善するために

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

雨が多い今年の春、やっと天気に恵まれた週になってきたと思ったら今度は紫外線対策が必要なぐらいの気温の上昇にやや体調不良です。GWまでなんとか頑張って久しぶりの連休を体調万全でむかえたいと思っています。

さて、今回は、体調を回復するためにもしっかり食べてほしいと思ったW様の相談訪問のお話です。

病院からの退院時にはーと&はあとのことを管理栄養士からお知りになりヘルパーさんを通じてご相談いただいた伏見区在住のW様(70代、男性、独居)です。

訪問した時は玄関まで出てこれず、「空いてるから中まで入って」とこたつで横になられているところで「はじめまして島田天心です」のご挨拶をさせていただきました。

奥さまを早くに亡くされてからは自炊とインスリン治療で血糖管理されてきましたが、不良となり入院され、その時に蛋白質制限の指導も受けて帰ってこられました。

ヘルパーさんは利用されていますが食事のことは自分の好きにしたいとお掃除などをお願いされているだけで、すべて自分で用意されていたようですが、残念ながら上手にはできてません。(不良になるのですから当然ですが)

160cmで45kg。申告よりも小柄に見えるW様。特に頼りとなる親族もおられず。昔からのご友人と月に数回集まってどちらかへ出かけられるのが楽しみのようです。

ご飯も小さいお茶碗に1食、麺類などの頻度も多く塩分などは気を付けておられないようですが、そもそも食事量が少なくて・・・(これでは体が持たないよ)といった食生活です。

毎日1食だけでもしっかり食べてほしいところですが、経済的なこともあり、本人からも「まずはヘルパーさんが来ない間の週3日を利用してみる」といわれ配食療養がスタートです。

訪問後にご担当のヘルパー事業所や地域包括担当の方にお聞きしても、いままで食事のところは本人任せで深く介入できなかったとのこと。配食をきっかけにうまく介入して、粗食を改善していきたいと思います。食べなければ動く馬力もつきませんし、血糖も安定しませんから、とW様にお伝えしています。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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