食事療養のサポートを現場から発信

胃切除後の食事療養

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

なでしこはJAPANは連覇に向けて好発進しましたが、男子はドローでダメでしたね。せっかく早く帰って応援してましたが残念です。やはりチームとしての場数が違うのでしょうか。。。今後に期待ですね。

さて、最近同じ病状の方のご相談を同時期に2件いただきました。胃切除の方です。

早期に腫瘍がわかり、手術で胃を3分の2ほどとられて退院されたT様とS様。

お二人に直接的な関係はありませんが、同じ悩みを抱えておられました。

一つは退院後の食事をどうしたらよいのか

二つ目は体力と体重が落ちてしまって自宅での生活に不安がある

病院でも退院後の食事について指導を受けらえていましたが、そもそも入院中の食事も半分程度しか喫食できてなく、栄養補助として出ていた経口栄養剤もほとんど飲まれていませんでした(飲まないというより飲めない、食欲がないから)

でも、担当の先生からは

「特になにを食べてはだめってことはないので、なんでも少しずつ複数回に分けてたべてもらったらいいよ」と勧められたとか。

(それがなかなかできないのですよ。。。急には)

T様とは入院中に、S様とは退院後にご自宅でそれぞれご面談させていただき、食事の提案とポイントをお伝えし、食事だけでは補えない栄養をとれるよう、ドリンクタイプとゼリータイプの補助食品のサンプルをお渡しして少しずつでも食べてもらうようにお願いしました。

しかしというかやはり、配食がスタートしてもなかなか食事量を増やすことが難しいT様とS様。お二人との1日1.5食を食べられるのがやっとです。補助食品もサンプルを召し上がったり召し上がられなかったりでなかなか必要な栄養がとれず、当然体力の回復も日常生活機能もあがらず自宅での安静時間が増えています。それぞれに訪問して

「必ず少しずつ食べられるようになりますから、今はしんどくても食事を口にいれるようにしてくださいね。手術後の三か月間にしっかり食べられるようにならないと、なかなか体力が戻らないケースが多いですから。今が大切な時期です」と重ねて栄養を摂ることをお伝えさせていただきました。

すぐに変化がみられることはないかもしれませんが、少しずつでも普通食が食べられるようにサポートしていきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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