食事療養のサポートを現場から発信

熱中症対策

こんにちは!

サロンの管理栄養士 兼 介護職員の柴田です。

梅雨という事もあって、蒸し暑くなったり、肌寒くなったりと

洋服に困る季節ですね。

サロンの室内も、クーラーを入れてみたり、

扇風機をかけてみたり、窓を開けてみたり・・・

と温度調整に気をつかっています。

梅雨になると、「嫌だなあ、早く梅雨が終わってほしいなぁ」と毎年思うのですが

梅雨が終わると今度は暑~い夏がやってきますよね。

灼熱の夏のことを思うと、やっぱりまだ梅雨で良いか...

と思う今日この頃です。

 

夏といえばニュースでは、熱中症注意への呼びかけがなされます。

暑い夏はもちろん、熱中症は、梅雨のこの時期から気をつけなければいけません。

という事で、サロンでは、熱中症対策レクリエーションを実施。

 

「経口補水液を作ろう&熱中症3択クイズ」です★

 

経口補水液とは、塩と砂糖をある一定の濃度になるように水に溶かしたもので、

脱水時に、失われた水と電解質を速やかに体内に吸収させることができるものです。

 

経口補水液の作り方はとっても簡単!

塩3g(小さじ1/2)、 砂糖40g(大さじ4杯半)、

お好みでレモン汁30g(大さじ2)を用意し、

Lのお水で溶かすだけ。

サロンでは、体操前に作り、体操後にご利用者様に試飲していただきました!

美味しくない、意外においしい、甘い、しょっぱい...

感想は人それぞれです。

 

味はさておき、大切なのは経口補水液は、脱水時に飲むこという事。

作り方さえ覚えておけば、急な脱水時に役立ちます。

実際にご利用者様の目の前で作ると、皆さん、その砂糖の量に驚かれます。

「こんなに砂糖が必要だなんて~(*_*)

「私糖尿病だから飲むのはやめておくわ」

と反響は様々。

そう、市販のジュースには、実はもっとたくさん砂糖が入っている物も多いのですよね。

実際に目で見るとよくわかります。

 

しかし、今回のテーマは熱中症対策!

高齢者は脱水になりやすい事、1日に身体から出ていく水分量のこと、

1日に摂りたい水分量、水分の摂るタイミングのことなど、

3択問題でクイズをしながら脱水について学んでいただきました。

 

発熱時、下痢・嘔吐の時、1日3食の食事が食べられない時、大量の汗をかいた時は、

特に脱水症状になりやすいです。

このような状態の時の水分補給は水ではなく、

経口補水液を飲みましょう!

ただし、上記以外の通常の水分補給は、水で十分です。

(経口補水液やスポーツドリンク、清涼飲料水には、

たくさんの砂糖、塩が含まれていますからね!)

場合によって、飲み分けられるように

ご利用者様にはこれからも伝えていきたいと思います!

 

サロンでは、来所時、レクリエーションの前後、体操の前後、入浴の前後など

ご利用者様への水分補給の声掛けを徹底しています。

大切なのは、一度に飲むのではなく、

こまめに水分補給することです。

ご利用者様から、

「ここはお茶地獄だわ~()」なんて言われることもしばしありますが...(#^.^#)

ご利用者様の熱中症ゼロ! を目指して

スタッフ全員で取り組んでいきたいと思います。

 

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サロン管理栄養士 兼 介護職員 柴田満里子

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