食事療養のサポートを現場から発信

味わえないって、つまらない!

こんにちは。東京管理栄養士の六波羅です。

元気が取り柄の私なのに、マスク姿で咳込みながらブログを書いています。
風邪をこじらせ、気管支炎になってしまったのです。
風邪の諸症状のオンパレードで、丸3日も寝込みました。
これほどの症状は、かれこれ4年前になるでしょうか、
当時流行の最先端だった(笑)新型インフルエンザ以来です。

そのインフルエンザ罹患の時すら、おなかが空いた!と騒いだ挙句、
お煎餅とゼリーを食べ続けたという武勇伝を持つ私です。
(意識朦朧で覚えていないのですが、後に呆れ果てた母から聞きました)
それなのに、今回はすっかり食欲を失っています。

食べ物の味がわからないのです・・・

私が訪問させて頂いているご利用者様の中にも、
食べ物が美味しくない、味を感じないという方がいらっしゃいます。
特に60代から70代をピークに、年齢による味覚の機能低下が起こります。
服薬の種類も増えます。味覚障害は薬剤の副作用として多くみられる症状です。
加えて、嗅覚の低下、栄養の偏りによる亜鉛不足、ドライマウス(口内の乾燥)。
また、五感(味覚・触覚・視覚・聴覚・嗅覚)は、複合的に作用するといいます。
それらの総合的な衰えも、味覚障害の原因となるようです。

かく言う私。
普段どおり作ったはずの煮込みうどんに、大量の出し割りしょうゆを投入。
サバの塩焼きは脂っこさしか感じず、
サクランボはパサパサしたエグ味ばかりが際立ちます。
バウムクーヘンは、まるで食器洗い用のスポンジをかじっているかのよう。
チョコレートは、ただただ苦いだけ。

食べ物を味わえないって、本当につまらない!
実感しました。。。
ご利用者様の訴えにも、寄り添うことができそうです。

そんなわけで、
せっかく、サクランボ界の超セレブリティ・佐藤錦を頂いたのに、
香りも味も、まったくわかりません(号泣)
IMG_2042[1].JPG
なんと、1粒100円だそうです(驚愕)
思う存分堪能したかったー!

今日はこの辺にして、養生に努めます。。。
元気になったら、もう一粒くださーい(笑)


東京・管理栄養士  六波羅 美幸

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