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上手に夏の水分補給を!

こんにちは。東京管理栄養士の六波羅です。

今年も、夏の甲子園の季節がやってきました。
35℃を超える猛暑、球場は更に高温となっているでしょう。
スタンドで声援を送る皆も暑そうだ。
ガンバレ高校生!その若さが眩しいぞ!!

さて、私も日中は外回りの身分。毎日が暑さと紫外線との闘いです。
33℃くらいでも涼しいと感じてしまうのは、
上手く高温に順化したのか、それとも、感覚が鈍化したのか。。。
・・・とても暑い夏であることには変わりありません(汗)。

職業柄、高齢者のお宅に伺うことが多いのですが、
各メディアで冷房の上手な活用を呼びかけているせいもあり、
エアコンや扇風機を上手に取り入れている方が増えた印象です。

でも、たまーに、とてもとても我慢強い方がいらっしゃるんです。
私との面談も、額ににじんだ汗を拭き拭き、
まるでサウナか我慢大会か。。。
そもそも冷房が苦手な場合もあり、決して無理強いはできませんので、
そんな時は、手の届く場所に水分を置くように勧めています。

夏の水分補給は、液体なら何でも良いわけではありません。

例えば『喉が渇いたからビール!』という方、
アルコールを分解するには水分を要します。
つまり、アルコールを摂取すると、
むしろ脱水症状が進んでしまうことがあるので要注意です。
しかし、夏の楽しみを奪うのはあまりに酷なので(笑)、
アルコール飲料とノンアルコール飲料を交互に飲むよう勧めています。

冷たいお茶やアイスコーヒーも良いですが、
発汗で失われたミネラルの補給には、麦茶もオススメです。
麦茶は、コーヒーや緑茶と違い、カフェインを含まず、
一日中安心して飲めるのも長所です。
夏の飲み物として定着しているのには、ちゃんと理由があるんですね。

発汗で失われるものとして注目され始めたのが、塩分です。
汗をかいて乾くとザラザラすること、ありませんか?
発汗で失う塩分は侮れません。
近頃『経口補水液』について質問を受けることが多くなりました。

経口補水液は、飲む点滴と呼ばれることがあるほど、
速やかに脱水状態を改善するには効果的です。
ただ、これを夏の水分補給用として常飲するには、
少し塩分が多すぎます。
市販されている経口補水液500mlに含まれる塩分は約1.5g。
これは、味噌汁一杯分、梅干1個分とほぼ同じ。
日本人の1日あたりの塩分摂取目標は、
男性8g未満、女性7g未満(18歳以上)ですから、
食事を摂れる人なら、塩分摂取は充分間に合います。
(むしろ、塩分過多の人が多いほど!)

夏の水分の摂り方で困ったら、いつでもご相談くださいね。

夏のランは涼しい場所に限ります。
というか、涼しい場所じゃないとムリ!
週末、『小平グリーンロード』を走りました。
IMG_2213[1].JPG
なんと、こんなに涼しげな場所が隠れていました!知らなかった!
日頃、小平市をスクーターでグルグル巡回しますが、
車道からではうかがい知れない表情です。
暑くて汗をいっぱいかいたので、
スポーツドリンクは水で二倍に薄めて補給しました★


東京 管理栄養士  六波羅 美幸

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