食事療養のサポートを現場から発信

低栄養予防に1日1食

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

暑い日が続きますね。汗のかきすぎで、体からどれぐらい水分と塩分が失われているか判断できないぐらい代謝亢進が起こっています。

先日参加したスポーツ栄養学会で、ボート部の選手は1日の練習で7Lの水分と20gの塩分が体から失われているという内容の話を聞きました。食事だけでは当然失われてた水分と塩分を補給できないのでトレーニング中の補給がいかに大切かを発表されていました。やはり汗をかいた分だけ水分・塩分そして糖質の確保は必須ですね。放っておけば食欲低下から低栄養になりかねません。

さて、そんな暑さの中、お伺いした宇治市のHさま(80代、男性、独居)透析治療を行っていますが、味覚の低下がみられ、食事の味が感じにくく、これまでもいくつかの配食を利用されながら在宅生活されていましたが、なかなか自分に合う食事がないと担当のケアマネジャーさんに相談されたところ、はーと&はあとをご紹介いただき相談訪問させていただきました。

透析を始められたこともあり体重は以前より10kgほど減少し、日頃食べられいる食事をお聞きしても、やはりカロリーもタンパク質も不足した食生活をされていました

(Hさま曰く、味がわからないので食べやすいものしか食べていない。パンとか麺類は大丈夫)

同席していただき娘様もHさまの食事量を心配されていて、透析をされているため制限はありますが、まずはしっかり栄養をとっていただいて、栄養不足を解消できる方法を考えてみました。

すでに他社からも配食はとられていて、

「1社を毎日取ると飽きも来ると思う」との申し出から、他社とはーと&はあとの健康食を併用して利用して1日1食はバランスのとれた食事をとることを目標に。また朝昼でのタンパク質の摂取が少なかったので補食としてたんぱく補給ゼリーを1日1個目安にお菓子感覚でとっていただくことに。

味覚の治療も現在は専門医に通院して治療を開始されているとのことでしたので、口腔ケアの大切さも一緒にお話しさせていただきました。

目標とするカロリー摂取には足りない部分もありますが、まずはしっかり食べられる量を増やしていき、栄養状態がよくなるようサポートしていきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美