こんにちは。北摂事務所の仲野です。
何度かこのブログでもお伝えしましたが嚥下が難しく、ブレンダー食、高エネルギー食を利用されている女性のお客様のお話です。
昨年8月からのご利用の方で当初は脱水、褥瘡と食欲不振で大変でした。
しかし、徐々に周りの方々のサポートがあり食欲もアップし、褥瘡も完治。
昨年8月では計測不可能だった体重も今年の2月時点では42kg、5月では43kg、そして今月は44kgになっており順調に体重も増えております。今年に入り英語で冗談を言ったりされていたのですが、5月に褥瘡が完治してからはご自身で着衣の乱れを直し、食事に対しての意思もはっきりお伝え頂けるようになりました。体重増加とともにADLの向上が明らかです。
さらに、当初は夜間に奇声を発することもあったのですが、徐々になくなりました。それに伴い、ご家族様も不快に思うこともが無くなったのか、今まで正直、ご本人様に対して無関心だった息子様がお部屋の掃除をして、お花も飾って下さるようになり、生活環境も良くなってきました。ADLも大事ですがQOLの改善がご本人様にとっては一番励みになるのかも。
そして、先日訪問した時は麻痺が残る手で一生懸命日記をつけていらっしゃいました。
「〇月×日、お風呂に入る。気持ちいい。」など、一行ではありますが『時間がかかってもリハビリです。』と笑顔を見せて下さいました。
日々、努力されている姿を見ると私も元気を頂けますし、さらにお役に立てるよう身が引き締まる思いです。「次の目標は外出ですね(^^)」とまた笑顔を下さいました。
↓ お客様からお手製の鶴を頂きました。とてもお上手です(^^)