食事療養のサポートを現場から発信

酢の効果

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

一瞬寒くなった気がしましたが、ここ数日は穏やかな日が続いております。

こんな日が長く続いてくれると、大変ありがたいんですけどね(^^;

こちらは万博公園のコスモス畑です。

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IMG_0623.JPGIMG_0624.JPG 黄色のコスモス、珍しいです。

先日、出会ったのは腎機能が悪化し、50日ほど入院し退院して1か月経ったTさま。70代の女性です。

担当のケアマネージャーさん同席のもと面談へ。

「私、長年喫茶店をしてたから、料理は得意やねん。で50日も入院してしっかり勉強してきたんや。病院からもらった資料も全部取って読んでいる。」

と、お弁当は使いたくないの猛アピール(^^;

そんなTさまにケアマネージャーさんと一緒に毎日使う必要はない、週2回くらい、目安を忘れないため、そうは言っても毎日3食の食事作りは大変だから・・・と、普段の食事内容をヒアリングしながら説得。

かなりしぶしぶの週1回の利用を約束。

途中の食事内容をヒアリングしていたところ・・・

「おかずは薄味にしている。ほとんど醤油とか使わず酢を使っている。ご飯にも酢をかけて食べている。」

「お酢は塩分が入っていないので、使ってもらって結構ですよ。ただ、合わせ酢とかじゃないですよね??」

「あとで台所行って見てみて。普通のお酢やで。」

ということで、台所へ・・・・流しには小松菜が茹でておいてありました。

カリウム制限は心掛けています。

そして、そこにあったお酢は・・・・しっかり「合わせ酢」 塩、も糖分も含まれていたお酢。

やっぱりね(^^;

その場でTさまにもケアマネージャーさんにも、しっかり原材料を確認してもらい塩分が含まれていることを知ってもらいました。

「ついでに他にも見てもらったら?」とケアマネージャーさん。

その場にあった料理酒にも塩が含まれていることも一緒に確認してもらいました。

「毎日、ご飯にもこのお酢かけて召し上がっていたら、知らず知らずに塩分摂ってましたね。さっそく、今日から止めましょう。ご飯にかけるなら、こっちのお酢にして下さいね。」と普通の米酢を指示しました。

と、帰社後Tさまから電話。

「あの後、まだまだ知らんかったことがあったと気づいたし、自己流じゃアカンって思ったから、しばらく毎日お弁当使って勉強するわ。あれ毎日ご飯にかけて食べてたら足の浮腫み治らんわなぁ」

と、180度変換(^^;  

「ちゃんと茹でこぼしもできてますし、お弁当で量や味付け、バランスなど勉強してくださいね。とりあえず次の受診日まで毎日利用しましょうか。」

料理できる方にこそ、利用してもらいたい。

ご自分の味付けや量が正しいのか。それを知るにはお弁当は最強のツールです。知るのと、知らないのでは大きな違いです。

できる方は毎日続けるより、間をあけて思い出す、ぶれていないかチェックすることが大切ですしね。

お酢、確認できて良かった☆

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

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コスモス畑には負けますが・・・先日の地元文化祭の華展の作品デス(^^;

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