食事療養のサポートを現場から発信

運動前には糖質、運動後にはたんぱく質

こんにちは。東京・管理栄養士の六波羅です。

日々の寒暖差が大きい毎日です。
更に言うと、1日の中でも、昼と夕ではまったく違う。
昼は半袖でもよさそうなのに、夜は薄手のダウンが欲しくなるような・・・
体調を崩しやすいときです。皆さん気をつけて!
体調維持には、栄養バランスの整った食事と、充分な睡眠。

私は走るのが趣味なので、ランナー向けの雑誌などをよく見ます。
そこには、こう書いてあります。

走る前には糖質を、走ったあとにはたんぱく質を摂りましょう。

もしやこれって、リハ栄養と同じでは?

そう気づいて、リハ栄養の冊子を見てみると、確かに書いてありました。
『リハ栄養は、スポーツ栄養のリハビリテーション版である』
やっぱりそうか!

リハ栄養とは、
障害者や高齢者の機能、活動、参加を発揮できるような栄養管理を行うこと。
高齢者の方は特に、運動機能が低下しなければ、もしくは回復すれば、
生活の質や、日常の生活動作が格段に良くなります。

そこで、なぜ運動前に糖質で、運動後にたんぱく質なのかという話題に戻りますが、
糖質は、運動エネルギーの源で、持久力を高めます。なので運動前。
たんぱく質は、運動で酷使した筋肉の修復を行い、強くするので運動後。

たんぱく質の摂取は運動後速やかに、、が望ましく、
30分以内が推奨されています。
私は、たんぱく質がさらに吸収されやすいアミノ酸となったパウダーを摂取していますが、
牛乳を飲んでいるラン仲間もいます。
牛乳のよいところは、アミノ酸バランスがよく、
運動後の筋肉の増強に欠かせない成分がたくさん含まれること。
また、高齢者が不足しがちなエネルギーも摂る事ができます。

運動がさわやかに行える良い季節です。
ゼーハーと息を切らすことだけが運動ではありません。
紅葉狩りがてら、近くの公園に出かけませんか?


東京 管理栄養士  六波羅 美幸








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