食事療養のサポートを現場から発信

あいーと☆ムーミーくん

こんにちは。京都 管理栄養士 相山です。

       

最近、めっきり寒くなってきましたね。

バイクで走るのも、ジャンパーとダウン2枚重ねにしています。

今から、この状態なので冬が怖くなってきました・・・

        

さて、今回は1週間に2回訪問した利用者K様。

83歳男性。要介護3。歩行不安定。要介護1の奥様とお二人暮らし。

 

誤嚥性肺炎を繰り返されることが多く、5年前、気管と食道を分ける咽頭閉鎖手術をし永久気管孔で生活されています。

ケアマネージャーさんから、最近食事がのどを通りにくくなってきておられるので一度、相談と食べやすいお食事を提案してほしいとの依頼です。

        

1回目の、初回面談では普段のお食事の内容や生活の様子をヒアリング。

お話はすべて、筆談でお応えしてくださります。

筆談は早く、実は、最初の印象として少しせっかちな印象でした。

「朝は、パン、ヨーグルト、バナナ、野菜ジュースにオリーブオイルを足しています。

これで、バランスはいいですか?」

→いいですよ。パンは食べにくくないですか?最近、はやりのオリーブオイルも取り入れられているのですね!(^^)!

 

「パンは食べられます。ジュースに浸して食べることもあります。」

→寒くなってきましたし、朝に体が温まるコーンやかぼちゃスープもいいですね。

などお話していました。

とても、カロリーや栄養について関心がある熱心な方で、弊社でお届けしている「あいーと」「むーみーくん」のパンフレットを見て「カロリーはどれくらいですか?どの組み合わせでたべたらいいですか?足りないカロリーはどうしたらいいですか?エンシュアはときどきのみますが・・・」

順番に説明させていただき、すごく'カロリー'について心配されていますが、体の筋肉や骨をつくり、免疫力の元になる'たんぱく質'も大切です!!リハビリもされているので、たんぱく質もしっかり取り、元気な筋肉をつけましょうとお話すると。

      

「たんぱく質。エンシュアは飲みにくい・・なにか食べやすいものおしえてください」

→飲み物がいいですか?ゼリー系がいいですか?甘いものはお好きですか?など会話をしながら、

まずは、お食事をしっかりととってもらい、間食で飲み物やゼリー類で補給することとなりました。

      

「今、食べている冷凍のやわらか食が食べにくくなっていきているから、一度あいーとやむーみーくんを食べてみたいと!!試食できますか?」ということで、2回目の訪問が翌日に決まりました。

 

~2日目~

少しお約束の時間より早く到着しましたが、家のまどから'おいでおいで'手招きをしてくださりました。

挨拶し入るとすぐに、「さっそく、食べてみる!」と試食タイムになりました。

レンジアップし、召し上がっていただくと「ok!OK!OK!」と体と手を使てジェスチャーで答えてくださりました。「のどをとおりやすい。味は辛い、甘いしかわからないが食べやすい。これなら良い」と!!

 

K様に合うお食事が見つかってほんとにうれしいです。

まだ、K様の笑顔は見れていないですが、声を出そうと口を大きく動かしてくださったり、ジェスチャーでの意思疎通が増えてきて、心の距離が縮まった気がしました。

私の腕や肩をバシバシと強めの力でたたき、話を聞いてと!!と訴えてくださります。

 

また、「お届けは誰がきてくれるの?貴方がまた来てくれる?次の約束をしたい」と言われた時は、K様に少し必要とされた気がして嬉しかったです。


食前の嚥下体操のプリントをお渡しするた、口を大きくあけたり、舌を動かしたりできるよ!と見せてくださりました。

 

帰りの挨拶の時は、手を合わせて'ありがとう'またね'と手を挙げてくださりました。

目標は、元気に冬を乗り切ること!体重を少しずつ増やしていくことです。

K様の笑顔がみたいです。

      

次回の訪問で会えるのも楽しみ楽しみ♪また、ご報告します。

 

PS,先日、今年初の柿を食べました。

 

柿.JPG

 

はーと&はあと 京都 管理栄養士 相山 華菜

 

 

 

 

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