こんにちは。東京管理栄養士の六波羅です。
食欲の秋です。もちろん、私の食欲も右肩上がり!
↓ リコッタチーズのクリームパンケーキ ↓
写真が横向きでスミマセン・・・(汗
日頃ストイックにランのトレーニングをしているので、
たま~に、ごくたま~に、
こうして自分にご褒美を与えています(笑
地域包括支援センターの催しとして、
食事の話をして欲しいという依頼が増えています。
どんな題目で話そうか、打ち合わせの中で、
『沖縄と長野はなぜ長寿なのか』
が気になるとのお話を頂き、それをテーマに話すことになりました。
むむむ。言われてみれば確かに気になる。。。
そこで調べてみると、これがかなり興味深いのです。
都道府県別平均寿命で、沖縄県は下記のように推移しています。
(昭50年⇒昭和60年⇒平成7年⇒平成12年⇒平成17年⇒平成22年の順)
男性 10位⇒1位⇒4位⇒26位⇒25位⇒30位
女性 1位⇒1位⇒1位⇒1位⇒1位⇒3位
男女共に1位だったことがあるほどの長寿なのは、
離島ならではの独自の食習慣が理由だといわれています。
★魚のほか、古くから肉食(豚肉)を食べていた
・・・たんぱく質摂取が多く、栄養状態が良好だった
★塩分摂取が日本一少ない
・・・温暖な気候で農作物に不自由する季節がなく、保存食が発達しなかった
★精製糖を使用せず、ミネラル豊富な黒糖を利用していた
★食物繊維豊富な海藻を良く食べていた
これらの相乗効果で、生活習慣病がとても少なかったのです。
しかし戦後、沖縄の食習慣は大きく変貌します。
米軍が駐留し、食生活が欧米化していったのです。
そこに、元来からの飲酒量の多さが絡み合います。
沖縄といえば泡盛。特に男性は酒席が多い。
これが男性の平均寿命の変遷に大きく影響したという説も。。。
もちろん一説であり、これが全てではないのですが、とても興味深いですよね。
ちなみに、沖縄では
食べ物のことを『ヌチグスイ(命の薬)』と呼ぶそうです。
命の薬。まさにその通り。
我々の命は、食べ物でできている。
食べることは、命を頂く行為。
今日も手を合わせて、有り難く、いただきます。
東京 管理栄養士 六波羅 美幸