食事療養のサポートを現場から発信

いつから?

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

『暑さ寒さも彼岸まで・・・』とは良くいったものです。彼岸入りを境に暖かくなり、嬉しい限りです。

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こちら、吹田のとある場所。毎年菜の花畑が広がります☆

お彼岸に島の祖母のお墓参りを・・・と思っていたところ。

なんと、島の高校が春の選抜高校野球に出場することに。

そう、私が島というのは小豆島です。21世紀枠での出場です。しかも、開会式では選手宣誓まで・・・・

既に報道でご存知頂いたかと思いますが、島中が大騒ぎ。残念ながら初戦敗退となってしまいましたが、島の人に大きな歓びを与えてくれたと思います。ちなみに、小豆島は茨木市と姉妹都市を結んでいるんですよ(^^)v

さて・・・

1月から関わっていた、吹田市の94歳の女性Hさま。

腎機能が悪く、減塩食と栄養指導を目的に担当のケアマネージャーさんからの相談があり訪問させて頂きました。

10歳若いご主人が主介護者です。Hさまは94歳でありますが、毎年確定申告の書類を書くくらいのしっかり者です。

減塩の必要性と、必要エネルギーの確保をご主人も一緒に聞いてもらいました。

それから2か月・・・・

食事が摂れなくなってきたと連絡が入りました。

栄養補助のプリンのサンプルを持って自宅へ訪問。次回のお届けの食事を

健康バランス食へ変更し、食べてもらうよう話をして帰りました。

その三日後の朝、入院することになったと連絡が入り・・・・

たまたま、訪問していた病院の駐輪場で担当ケアマネージャーさんに出会い、「この病院に入院したんだけど、一緒に行く?」と声をかけてもらい、一緒に病室へ・・・・・

病室にはご主人と酸素マスクをしたHさまが。

『30分前に息を引き取りました・・・』

最期の晩餐は、健康バランス食少しと、私が持って行ったプリンだったそうです。

既に入院した時点で、先生からは「多臓器不全で、どうしようもありません。」と言われたようです。

ご主人から『もう少し、早く減塩食始めてしたらもっと生きてくれたかなぁ・・・』

帰りながら、ケアマネージャーさんが『私が出会ったのが10年前。80歳後半に向けての食事制限、なかなか厳しく言えなかった。それが数か月前に減塩したいと言って来られて、はーとさんを紹介した。いつから始めていたら良かったんだろ・・・・。』

いつから始めたら良かったのか・・・・それは解りませんが

確実に言えるのはもっと若い60~70代のうちに食習慣の改善が必要と知ってもらうことは大事だと思います。

要介護になる前に、元気なうちから・・・・

そんなことを、もっと多くの方に知ってもらいたいと思います。

Hさまのご主人がつぶやいた「子供も居らんから、ワシは誰に看取ってもらうんやろか・・・」

あ~、わが身も同じだ・・・・

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

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