食事療養のサポートを現場から発信

繋がったご縁を大切にしたい

こんにちは。東京管理栄養士の六波羅です。

先日、男性利用者様の自宅を訪れました。
奥様が出迎えてくださいました。
ふたり手を取り合って、涙涙・・・

久しぶりのお目にかかる男性の遺影は凛々しく、
少し微笑んでいるように見えました。
静かに合掌し、線香を手向けさせていただきました。

44歳のときに男性と結婚した奥様。
6年後に男性が脳梗塞で倒れ、
以後25年以上にわたり献身的に介護なさってきました。
ご苦労がたくさんあったことと思いますが、みじんも見せることなく
『夫は多くの人に支えられて幸せだった』と、ひたすら感謝の言葉を口にします。
男性の人柄に惹かれて添い遂げた奥様と、
そんな男性と奥様を支えたいと集まった人々。
私もそのひとりです。

男性は入院先の病院で、自宅に帰りたいと懸命にリハビリに取り組んだそうです。
自宅での療養を実現するためには、適切な食事が用意できることも条件でした。
帰宅が叶い、最期の日々を穏やかに過ごせて良かったと話してくださいました。

桜を見せてあげられなかったのが心残りとのこと。
男性の分も、今年の桜を愛でようと思います。
IMG_3023[1].JPG
男性は旅立ちましたが、奥様とのご縁はこれからも続いてゆきます。

東京 管理栄養士  六波羅 美幸 

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