食事療養のサポートを現場から発信

透析回避〜その3〜

こんにちわ!北摂管理栄養士の徳山です。

湿度が高いですね〜屋内でも高温多湿の中で長時間過ごすと、熱中症の危険があります。こまめな水分補給をして下さいね。

 

以前からブログに書いている腎不全の利用者様ですが、5月の血液検査で、クレアチニン、尿酸値が悪化、かなり落ち込んでおられ、毎日の食事記録もやめてしまおうかなと、、弱気になっておられました。

昨日訪問し、食事記録を見ながら改善点を探ってきました。

5月後半、以前指摘した、どくだみ茶、緑茶は麦茶、紅茶に変更され、外食もたんぱく源はひとつまで、と意識はされていましたが、昼食を菓子パンと紅茶、ドリンクゼリーで済まされたり、乳酸飲料を飲み過ぎていたり、生の果物摂取されたりと、気になる点は多々、、、

 

「そうは言うけど、スーパーに行って季節の果物が並んでいると、食べたいなぁって。駄目なものは分かるけど、何がいいのかが知りたいんだよ」と利用者様。

生の果物は、カリウムが多い事をお伝え、缶詰めに変えるか、カリウム11500mg以下になるよう量を調整して食べて頂く事を提案し、カリウムの多い果物(バナナ、柿、キウイ、メロン)比較的少ない果物(りんご、パイナップル)をお伝えしました。

たんぱく質の少ない間食に、くずきり、ところてん、ゼリーをお薦めしました。

昼食の偏りは、バランスが悪く、エネルギー不足にも繋がるとお伝えし、ボランティアから一旦家に戻れる日は配食を提案。

 

「結局、食事療養が大事と気づいて実行するのは、自分自身なんだよね。今の生活でボランティア活動やめろってもしも言われたら、辛いよね」

以前より身体の疲れ、変化を実感されている利用者様。食事療養の大切さを感じておられる今、少しでも長く今の生活が続くようサポートしていきたいです。

IMG_2270.jpgわらび餅.jpg

週末のおやつ、わらび餅です。オシャレに盛りつけられなくてすみません。

砂糖を粉飴、きな粉をぐんぷんきな粉に代替すれば、腎臓病の方にも適したわらび餅になります

 

管理栄養士 徳山 沙紀子

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