こんにちは、京都管理栄養士の島田です。
局地的なスコールが発生していますね。最近では夏の始まりを感じる定例の気象イベント化してきましたが、アプリで雨雲レーダーをチェックして雷雨に会わないよう気を付けて外出している日々です。
さて、初回訪問時、さらに一か月後の相談訪問もそんな豪雨の中の相談訪問となったK様(80代、男性、夫婦同居)
糖尿病性腎症の診断を受け、病院に教育入院後勧められた冷凍の腎臓病用食を半年ほど利用されていましたが、急に最近油ものが食べづらくなり、他の配食を探して、はーとにご相談いただきました。
K様「油ものは食べた後に胸がつかえて、しんどくなって量が食べられない。もともと量は少ない方で、最近は足腰も弱ってきた」と食べやすく、療養ができる食事がほしいとのご依頼でした。
お聞きすると、主食はお粥270g程度に、おかずは切り干しやひじきの煮物を少量(カリウムをとったらだめだから小鉢に少ししか食べない)大根おろしにもずく酢を半分だけ混ぜて(塩分摂りすぎたらだめだから)召し上がられていました。タンパク質源はどの程度食べたらいいかわからないからあまりとらないようにしているとか。エネルギー補給に補助食品などは用意していないとのこと。
食事量がすくないですね・・・さらに、
冷凍のお弁当が食べられなくなったことも重なって、今まで以上にエネルギー摂取不足が進んでしまったようです。
まずは、残っている冷凍の腎臓病用食を昼に、はーとの糖尿病性腎症対応の食事を夕食に召し上がっていただき、制限のあるなかでもタンパク質とエネルギーをしっかりとっていただくことに。
スタートして一か月後、冷凍のお弁当はなくなり夕食は弊社の食事を継続しながら、朝昼は奥様が用意されています。弊社のお食事も揚げ物はつきますが、しっかり完食できているようです。ただあまり喫食量は上がってこず、摂取エネルギー量もあまりかわりありません。そこで、配食は引き続き完食してもらいながら初回にもご提案させてもらったエネルギー補給ゼリーを取り寄せ、召し上がっていただくことに
写真のゼリー以外にも、キッセイ薬品工業(株)のソフトアガロリーもご提案し、美味しかった方を継続的に補給アイテムとして利用していただく予定です。
糖尿病をお持ちなので、糖質だけでエネルギーがとれるゼリーより脂質を含んだゼリーをお勧めさせていただきました。
体力の維持にも腎臓の維持にもエネルギーをしっかり補給できるよう栄養サポートしていきたいと思います。
はーと&はあと 管理栄養士 島田天心