食事療養のサポートを現場から発信

在宅介護の現場での管理栄養士の役割

こんにちは、サロン管理栄養士 兼 生活相談員の末藤です。


先日こんな本を購入してみました。

在宅介護の食に困ったら読む本.JPG

とても簡単にまとめてあり、食事支援を行っている介護者の方にもお勧めしやすい本だなぁという感じを受けました。

ただ在宅介護に携わっておられる方々で食事に対してお困りの方に、管理栄養士がすぐに相談できる機会が世の中の仕組み上、まだまだ少ないのが現状であるとともに、管理栄養士自体が在宅介護の食支援に介入している数が少ないのが問題ではないかと思います。

国の考えとしても「病院から在宅へ」という流れが進んでいることは肌で感じる部分も多くありますが、実際の在宅の現場では受け入れ態勢が整わず、結局病院に戻ってしまうケースや、介護保険のサービスを盛りだくさん使いながら何とか在宅生活を続けていけてるといったこともよくお聞きします。

低栄養やリハビリテーション栄養といった高齢者の栄養面についても耳にするようになり、在宅介護の現場での「栄養」の重要性も注目されてきていますが、実際に管理栄養士として従事している方の中で在宅介護に関わる方は非常に少ないのが現状です。

管理栄養士として、在宅介護の現場で期待されていることなどにアンテナを張り巡らせ、自分たちのこれからの可能性を広げることに注目して資格に恥じない地位の確立をもっともっと多くの管理栄養士が意識していかなければ、管理栄養士の必要性に疑問を持たれるのではないかと感じます。

自分自身は現在デイサービスでの生活相談員兼管理栄養士として従事させていただいていますが、正直管理栄養士として十分な働きができているかというと不十分なところもたくさんあると思います。

なので全然偉そうなことを言える立場ではないのですが、デイサービスの生活相談員として在宅介護の現場に直接的に関われる位置でご利用者様と接していると、本当にこの人たちの食事・栄養面での悩みに介入する必要性があるのは管理栄養士でなくてはいけないと感じています。

そう考えると、在宅介護の現場に介入している管理栄養士がはーと&はあとにはたくさんいます。

そんな管理栄養士のひとりとして自分も入っていることに誇りを感じるし、もっと自分たちのような形で働く管理栄養士が増えてくれることこそが、これからの在宅介護を支える一つの柱になると信じています。

本当に自分自身未熟なところがたくさんあり、お手本になること等できるかわかりませんが、少しでも自分たちのしていることを発信していき、管理栄養士が在宅介護の現場で当たり前に必要とされるようにこれからも頑張っていきたいと思います。

長々と書いてしましましたが、結局は写真で紹介した本がなくても相談できる管理栄養士がすぐ近くにいる世の中になってくれればよいなということと、いつも通りそうなるようにこれからも頑張ります!!ってことでした(笑)


ちなみに写真の本と一緒に、念願のリットマンの聴診器を購入しました♫

聴診器.jpg

もともとはこちらを買う方がメインで本のほうがおまけでした。

頸部聴診のためにチェストピース部分が小さめの小児用のものにしました☆

少しでも使いこなせるようになればよいですが、、、



サロン管理栄養士 兼 生活相談員 末藤

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