食事療養のサポートを現場から発信

食べ過ぎを抑えるところからスタート

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

台風の通過で日本列島を覆っていた熱帯が少し緩和され朝晩は幾分楽になりましたね。ただ、集中豪雨や台風被害には十分気を付けようと思います。季節の変わり目は体調不良にもなりやすいですよね、回復力アップにヘルシーブログの「海鮮オクラの納豆かけサラダ」是非お試しください。

さて、夏バテで食欲が落ちやすい方が多い中、食欲旺盛なMさま(男性、60代)に訪問してきました。

持病の糖尿病から脳出血を発症され、左側に麻痺が残ってしまったMさま。(やや認知機能の低下もみられるようです)もともと食べることが好きで、よく食べよく動く生活をされていて、そのおかげでしょうか、持病の糖尿病も安定されていたようです。

しかし、発症後は車椅子での生活になり活動量に制限がかかってしまいました。デイサービスなどで体操や運動はされているようですが、自宅では室内にてゆっくりされることが多くなり自然と消費エネルギーが摂取エネルギーを上回る状態が続き、糖尿の状態も悪くなっていました。

入院中はご飯150g制限で何とか我慢されていたようですが、退院後はおなかがすき、お菓子などを間食してしまって体重増加。現在では先生から「お菓子を食べてしまうようならご飯は200gまでOKします。その代りお菓子は食べないように」とコメントがあったようで、デイでも自宅でもご飯200gで何とか我慢しているみたいです。ご家族からは「それでも、なにか食べているときはある」と申告が。

食種選択では、第一提案に糖尿病用のカロリー調整食を。第二提案に麻痺で咀嚼力低下がみられるのでしたらTaBeLu+(たべるぷらす)を。第三に間食防止に食事で満足してもらえるよう一番量の多い健康バランスを。

相談の結果、やわらかくなくてもある程度カットがされていれば右側で咀嚼が可能とのことから、健康バランス食の一口大カットの食事をご用意させていただくことになりました(もちろんご飯は200gで)

献立には、Mさまの好きなもの、苦手なもの(青魚)がありましたが、バランスよい食生活をしてご自宅で生活を続けていくために、残さず食べていただくことをお願いしました。健康食を完食することで満足していただき余計なものに手を出さないように自己コントロールするところからスタートです。

来月には配食スタートから一か月後の検査があるようです。少しでも発症の再発を抑えられるような食生活を継続してもらいましょう!

先日、仕事の関係で台風直撃の日に岩手県、大船渡にいってきました。

道中、仙台→一ノ関→気仙沼→大船渡と移動する予定が、台風で移動当日は一ノ関止まり。

翌日早起きして5:59の始発で大船渡に移動。会議開始時間には大遅刻でしたが、台風一過の天気のように素晴らしい内容の打ち合わせができました!

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在来線は運休になっても一ノ関まで走ってくれた新幹線

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津波対策に高い壁を作っている海岸線

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4階まで津波がきて窓が壊れてしまった建物(TVで何回もみたわこの映像)

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あの津波にも負けなかった【奇跡の一本松】

これだけピントがボケた、残念。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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