こんにちは、京都管理栄養士の島田です。
寒さが厳しくなってきた師走。毎年バタバタと時間に追われてもう一年すぎたか・・・と感じる例年とは異なり、個人的には今年一年が比較的長く感じた一年でした。忙しさと変動がありすぎたせいかもしれません。
さて、そんな一年の締めくくりに12月2日・3日と東京にいってきました。在宅訪問管理栄養士の研修です。
認定研修会ですので、研修をうけて資格をとったからどうだというものではないですが、在宅訪問栄養指導でのポイント・観察項目・アセスメント手法を症例を交えてグループワークしながら学んできました。
まだまだ、在宅訪問栄養指導が医療保険でも介護保険サービスとしても認知がなく、地域の在宅サービスとして利用されていない現状は打破しないといけませんが、依頼があった時に成果を提供できるためのスキルアップができた気がします。ケアマネジャーの講習を受けた時と同様に症例を1例提出しないといけないので、またよい症例を出せるよう訪問していきたいと思います。
まじめに参加した証拠写真
研修とは関係ないですが会場近くの「タイ料理研究所」というお店でたべたグリーンカレー
研修後に実施されたテストの為、苦手な生理学を改めて勉強しなおしました。
体の6割は水分でできていること。血液量は体重の約13%にあたること。腎臓には一日1500Lもの血液が送られていること。そのうち150Lが尿の原料として作られていること、さらにそこから99%が尿管で再吸収され、残りの1%にあたる1.5Lだけが尿として排泄されること。水分バランスが崩れれば、脱水になること。タンパク質が不足するとアルブミンが低下すること、でもエネルギー摂取量が保たれた状態でタンパク質だけ不足しているとアルブミンは正常だが足にむくみがでやすくなること・・・などなど。体の生理状態は栄養摂取や代謝に深くかかわっていることを再認識。体の状態を見て、体の中でどのようなことが起こっているのかを想像できないと栄養管理はできないなぁと日々の勉強不足を反省しました。
そして、最近知った新事実。最新の科学では人間の体は37.5兆個の細胞の集まりでできているのだそうです
(むかしは体は60兆個の細胞でできている、それらの細胞はタンパク質でできていて毎日生まれかわっている)
と、いわれていましたが、最近は37.5兆個ぐらいが正しい数ではないかといわれているようです。
(毎日生まれかわっているのは事実。70kgの体重の人だと約400gのタンパク質が作り変えられていて、うち3/4は再利用あれ残りは老廃物として排泄されます。そのため新たに細胞の原料となるタンパク質を食事として補う必要があるようです。必要量はその方の活動指数やストレス係数により異なります)
その体を構成するタンパク質の種類も10万種類ぐらいあるといわれているようです。どんなタンパク質が存在するのかは勉強中の為次回以降にさせていただきますが、まだまだ、インプット量もアウトプット量も足りないですね。
はーと&はあと 管理栄養士 島田天心