こんにちは 京都 管理栄養士 相山です。
5月中旬になり、沖縄県では梅雨入し夏に向けて進んでいますね。
所々25°を超える夏日もありますが、熱中症に気を付けて水分補給もしっかりとしましょう☆
そして、この季節・・・・
湿度が高くて蒸し暑い日が増え、食べ物が傷みやすい季節になりました。
細菌が原因で発生する食中毒は6月から徐々に増え始めます。
今回は、代表的な食中毒と、家庭で食中毒を防ぐポイントをご紹介します。
☆サルモネラ菌 潜伏期間 6~72時間 乾燥・熱に弱い
主な症状は、吐き気・腹痛(下腹部)・38度前後の発熱・下痢など。
食肉、卵で多く発生する。
☆カンピロバクター 潜伏期間 1~7日 乾燥・熱に弱い
主な症状は、発熱、腹痛、下痢、倦怠感など。10度以下の環境でも長時間生存することができるので、冷蔵庫などに増殖する可能性もある。食肉やその加工品。特に鶏肉で多く発生する。
☆黄色ブドウ球菌 潜伏期間 30分~6時間 熱に弱い
主な症状は、激しい吐き気・嘔吐・下痢・腹痛など。菌自体は熱に弱いが、食品中で増殖するとき、熱・乾燥・胃酸・消化酵素に強い毒素を作るので食中毒が起こる。人の傷、手指、鼻などに広く生息。弁当、おにぎりなどでよく食中毒が発生する。菌を増やさないよう特に注意が必要。
食中毒を予防する3つのポイント
1、つけない <清潔・手洗い・洗浄>
調理器具や手指を洗浄・消毒し、菌を食品に移さないように。
2、増やさない <温度管理・乾燥>
冷蔵庫は、10度以下、冷凍庫は-15度以下に保つ。調理器具は、乾燥させる。
3、やっつける <殺菌消毒・加熱>
食品の加熱は中まできちんと。中心温度85度以上で1分以上加熱。
食中毒は、ご高齢の方や小さいお子さんがかかると命にかかわることもあります。
正しい知識をもって、対策し、夏をのりきってください♪
はーと&はあと 管理栄養士 相山 華菜