食事療養のサポートを現場から発信

減塩になれるために

こんにちは 京都 管理栄養士 原 です。

秋の虫の声が聞こえ、秋の訪れを感じられる季節となってきました。

朝、夕の寒暖の差で体調は崩されていませんでしょうか。

6月から配食サービスを利用して頂いておられる利用者様のご報告です。

腎機能が低下され、下肢の浮腫みが酷く、減塩が必要な方ですが、
ご入院中の減塩食(塩分2.0g以下)は、お口に合わず、
1割ほどしか食べず、ほとんど残されていたとのことでした。

これまでの食生活をヒアリングすると、ご自宅ではほとんど調理されず、外食や、お好きなものを購入して食べられる長い食生活をお過ごしだったようです。外食やスーパーなどで売られている惣菜は、味付けの濃い物が多く、ずっと食べてこられたお口には、減塩食は薄味すぎてとてもたべられないようでした。

早急な減塩が必要でしたが、食事が食べられず、別のものを食べられるのを避ける為、一番ゆるい減塩食からスタートして、段階的に塩分をさげる予定で、ご利用開始となりました。

ご利用開始から1週間、美味しいと喜びの声を頂いていました。

しかしご利用開始から1ヶ月ほどで手つかずの食事が多数残っていると配送員より報告が上がってきました。

減塩の食事は1週間から1ヶ月ほどは口をその味付けに慣れる為に時間を要しますが、この利用者様は別のものを購入され、減塩食と同時に食べておられたので、減塩になれることができなかったようです。

ほどなく、減塩の為の教育入院をされ、強制的に減塩になれるご入院生活をすごされることとなりました。

ご退院後はきっちりとした減塩生活を過ごしていただくため、

朝食の内容、昼に購入して食べてもよい物をお示しし、減塩食(1食あたり塩分2.0g以下)をお届けすることになり、ご様子を見に訪問してきました。

朝食の内容は守られていましたが、減塩食は多く残されているようでした。

減塩が必要であることをしっかり説明し、完食して頂くようにお話していますが、減塩になれるのには、まだまだお時間がかかるようです。

ヘルパーさんやケアマネージャーさんと連携し、減塩を守れる環境作りをしていきたいと思います。

8月からめだかを子供がとってきて、いっしょに育てています。

メスが卵を産み、卵が孵化してこどもがいっぱいうまれています。

いのちの誕生をまじかに感じて、えさやりをがんばっています。

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はーと&はあと 管理栄養士 原

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