食事療養のサポートを現場から発信

チームワークで栄養改善

こんにちは。京都 管理栄養士 相山です。

最近は、寒さが和らぐ日が多くなってきたような気がします。

少し前まで、夕方の17時ごろは暗かったのが最近はまだ明るい!!日が長くなるのはうれしいですね。

     

さて、今回は昨日訪問した88歳 男性 要介護4の利用者Y様のお話。

訪問看護さんからのご紹介で、お嫁様からお問い合わせをいただきました。

    

いざ訪問!おうちは新しいけれども昔から染工業をされている様子でした。面談は、お嫁様とY様。

Y様は、圧迫骨折をされ今はベット上ですごされています。

最近は食欲も活力もなく、テレビも耳で聞いている状態と・・・

嚥下状態はよいのですが、歯がないので、食事はお嫁様がペーストにして提供されています。

今は、1歳の離乳食よりも量は少なく、声掛けをしなかったら食事もすすまないのです・・・・と

お困りでした。 

    

仙骨部に褥瘡になりかけの発赤があります。

かかりつけ医の先生からも低栄養を指摘されたとのことで・・・検査票をみせてもらうと

アルブミン値(2.7)、鉄、カルシウム、BUNなどほとんどの数値が低下していました。

    

なにがたべたい?すきですか??と尋ねると、、、食欲はないから・・・出されたら食べる。。。

飲むことはすきだから・・・あてになるようなものかな

肉は好きだけれども、青魚はあまり好きではない・・・・ペーストになったもののほうが食べやすい。

としっかりとした口調でお答えしてくださります。

  

もともとは、おいしいものをたくさん食べてこられた美食家だったそうです。

今は、朝は食欲がないのでエンシュアのみ・・・

昼、夜は小さいお茶碗におかゆを少し。とペーストにしたおかず。

毎晩、日本酒1合だけは欠かさないそうです。

エンシュア1日で2本のめることもあるとして500kcal、お酒で150kcal、食事で400kcalほどで1日トータルで1000kcalくらいかと。

身長は160cmで、体重は 38kg。

生活強度が高い人では、1500~1600kcalほど必要になってきます。

Y様今は、ベット上で過ごされることもあるけれども褥瘡になりかけのこともあり少し多めに1400kcalほどは食べられたらとお伝えしました。

400kcalほど不足しています。

     

お酒のあてになるようなもので、少量で栄養価が高いもの・・・

やわらかカップ!テリーヌ風においしく柔らかく仕上げたお食事があります。

いとより鯛、かに、ほたて、豚肉の生姜焼き、ビーフシチュー いろんな味があります。

小さなカップで100Kcal、タンパク質は3~7g、カルシウム、亜鉛も強化されています。

あと、褥瘡治癒のためにタンパク質、ビタミン、亜鉛などの微量元素などの栄養素が必要なことをお伝えし、

タンパク・ビタミンゼリー(92kcal、タンパク質 7.5、カルシウム 200、鉄 5、亜鉛 6)を一緒に召しがっていただくこととなりました。

最後に、お嫁様からも「太れなくてこまっている・・・」と相談いただき、動いた後にリハタイムゼリーでカロリーとタンパク質を補給してもうらうリハタイムゼリーをお試しいただくこととなりました。

お嫁様も介護に仕事にすごく熱心さが伝わってきたので、お嫁様の相談窓口になれたらと思います。

    

そして、訪問後ケアマネージャーさんのところに報告に行きました。

ケアマージャーさんも管理栄養士で、ちょうどいまケアプランを作成していたところ!

ケアプランに入れておくね!と仰ってくださりました。

多職種のチームワークで利用者さんの栄養改善・生活向上を支えていきたいと思います。

  

先日、乾燥よもぎを使ってよもぎもちをつくってみました★

よもぎもち.JPG

形は少し不細工ですが、味はパーフェクトでした!!!

ちょっと甘くなったので、次回、中にあんこをいれる場合は砂糖をなしで作りたいと思います。

   

はーと&はあと 管理栄養士 相山 華菜   

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