こんにちは、カスタマーセンター管理栄養士 小山祐子です。
陽気もよく、散歩や屋外にでるのにはちょうど良い気候になりました。
さて、今回は「フレイル」について・・・。
最近、フレイルという言葉をよく耳にすることがありますよね。
高齢者の身体機能や認知機能が低下して虚弱となった状態を「フレイル」と呼び、要介護予備群として注目されています。フレイルを早期に発見し、食事や運動など適切な対応で再び元気を取り戻し、健康寿命を延ばすことが重要です。
フレイルの要因は3つあり、「身体要素」「精神要素」「社会要素」です。
フレイルを構成しているのは、
動作が遅くなったり転倒しやすくなったりするなど「身体的要素」、
認知機能の障害やうつ病などの精神や心理的な問題を含む「精神的要素」、
そして独り住まいや経済的な困窮などの「社会的要素」。
その中でも、今回は「社会的要素」について、取り上げたいと思います。
はーと&はあとでは、市からの依頼を受けて、配食時には絶対手渡しし、利用者様の安否確認を行っています。
先日、配食日に、ご不在だった利用者様がいらっしゃりました。
幸いにも、ご本人様とも連絡がとれ、「施設に行っていた」と。施設とは?と思い、
のちのち、担当のケアマネージャー様に確認したところ、「施設の植木の仕事を少し手伝ってもらっている」との事でした。
この方、以前は植木職人だったと伺いました。
とても素晴らしい取組みだと感じました。
独居で、社会との関わりがなくなると、家にこもりがちになり、フレイル状態になってしまいます。
そうならない為にも、その方の能力を引出し、社会とのつながりを提案していく・・・。
社会とつながることで、生きる活力になります。とても大事なことです。
「目的・目標」がないと、楽しくないですよね。
配食時に留守だと心配ですが(^'^)、どんどん課外活動の場が増えるといいな、と思います。
(留守にするときは、連絡して頂けると安心しますのでご一報くださいませ)
透析食 606Kcal たんぱく質18.6g 脂質17.1g 塩分2g
米飯200g・鶏肉と葱のかわり煮・スパゲティサラダ・青梗菜の胡麻和え・大根とかいわれの和え物
カスタマーセンター管理栄養士 小山祐子