食事療養のサポートを現場から発信

デイサービスはーと&はあとでの地震時の対応

この度の大阪府北部地震について、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方に心よりお見舞いを申し上げます。


今回の地震は、6月18日7時58分頃、日本の大阪府北部を震源として発生。

最大震度6弱を大阪府大阪市北区・高槻市・枚方市・茨木市・箕面市の5市区で観測されました。

気象庁が1923年(大正12年)に観測を開始して以来、大阪府で震度6弱以上の揺れを観測したのは初めてとのこと。


私は地震発生時、すでにサロンのフロア内で書き物をしていたところでした。


大きな「ドンッ!!」という音と激しく突き上げる揺れに一瞬座っていた椅子からお尻が浮くような感覚とともに、食器類の割れる音とけたたましく鳴る携帯からの緊急地震速報のアラームに驚きながら何が起こっているのか少し理解できずにいました。


少し揺れが落ち着いた時点で外に出て、施設長と状況の確認。


ライフライン(水、電気、ガス)は使用可能。


利用者様のおやつ用のティーカップとお皿が激しく割れている以外は本棚が倒れていたのと色々なものが少し移動している程度でした。


当サロンは都市ガスではなくプロパンを使用していたこともありガスは使用できる状態でしたが、外のボンベを確認すると固定するための鎖は止めてあった根元のねじ部分が地震で吹き飛んでいました。

奇跡的にボンベは少しズレていただけで倒れることもなく持ちこたえていました。


そうこうしているうちに出勤予定のスタッフから交通網がストップしており出勤できないなどの連絡が入りだしました。

電話はほとんど通じない状況であったため、メールやLINEを使用して連絡を取り合いました。


次に利用者の安否確認のため手分けして電話をかけていきましたが、やはり電話回線が混み合いなかなか通じない状態でした。

つながる方には状況をお聞きして、つながらない方には原付で手分けして確認しに行くこととなりました。


サロンでの食事については、当社の在宅食事療養サポートサービスとしてご自宅にお届けしているお弁当形式のものをサロンで盛り付け直しして再加熱後に利用者様へ提供するスタイルであったため、昼食時に提供予定であったお食事も必要に応じてご自宅にお届けしました。


幸いなことにご利用いただいている全ての利用者様にお怪我はなく、安否確認も取れました。


夕方にはガスの点検もしていただき、完全に使用可とのことで次の日からデイサービスの営業は可能な状態となりました。


今回はガスが止まってしまっている地域が多く、自宅でお風呂が入れないという声がたくさん聞かれ、臨時の対応なども行いました。


また、当サロンがある南茨木周辺もガスが止まっているところが多く、近隣のマンションの方に呼びかけをしてデイサービスの営業終了後にシャワーの一般開放も行いました。

写真 2018-06-28 12 34 58.jpg


小さなお子様連れの方が多く、あっという間に予約も埋まってしまいましたが皆さんとても喜んで帰っていかれました。


地域的に当サロン周辺はガス復旧作業が遅かったこともあり、地震発生から5日経ってもお問い合わせが続いています。

建物の方は多少の影響はありましたが安全面に問題なく営業行えています。

 
今回の対応について、見直す点など再度検討し、同じような災害があった場合のシュミレーションを更に深めていく必要はあると思いました。


災害時に自分ができることも改めて見直しておきたいと思います。




管理栄養士 兼 生活相談員 末藤

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美