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食欲の秋の由来とは?

「台風24号」の被害に遭われた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

こんにちは、京都管理栄養士の竹輪です!

10月に入り今年も残すところ3か月となりましたね。まだ昼間は暑いですが、朝晩は着実に秋が近づいてきていることを感じます。一日の寒暖の差が激しくなりますが、体調を崩さぬようご注意くださいね。

さて、秋にはスポーツの秋・読書の秋・食欲の秋と"◯◯の秋"というフレーズが付きますがその由来はご存知でしょうか。(ちなみに私は食欲の秋です!(^u^))

スポーツの秋は1964年(昭和39年)の東京オリンピックがきっかけになっているという説・読書の秋は中国の唐時代の詩人 韓愈の漢詩に「燈火稍く親しむ可く」という一節があり、ここから秋が読書にふさわしい季節として、「秋燈」や「燈火親しむ」といった表現が使われるようになり、 これが「読書の秋」の由来のひとつと言われています。

では『食欲の秋』はどうでしょうか。

食欲の秋の由来については、さまざまな諸説がありますが、秋の味覚である栗やさつまいも・梨・ぶどう・私たちの主食であるお米など、多くの食材が旬を迎える秋はいつもより食欲が増す!という考えから「食欲の秋」と呼ばれるようになったんだそうです。

 

☆秋になり食欲が増す理由☆

夏から秋に変わると日照時間の関係で日光に当たる時間が短くなります。

日光に当たる時間が減ると、精神の安定化を保つホルモンの『セロトニン』の分泌が減ります。日光に当たる以外でこの『セロトニン』を増やすには、糖質・肉類・乳製品を摂取ししっかり睡眠をとることが必要です。

そのために、体が食欲を増進させ睡眠をとることで精神のバランスを保とうとするのではないかと言われています。

 

食欲のままに食べてしまうと、太ってしまうので以下のことを守りながら食事を楽しみましょう。

 

食事の際に、食べる順番を意識することで、食べ過ぎを防いでくれます次のような順番で、食事を食べるよう意識してみましょう。

 

 

   1、 野菜・海藻料理を食べる

   2、タンパク質(肉、魚、卵料理など)を食べる

   3、炭水化物(ご飯、パン、麺類など)を食べる

 

野菜や海藻には、食物繊維が豊富に含まれています。不溶性食物繊維は、胃腸で水分を吸収して膨張し、満腹感を感じやすくさせます。

水溶性食物繊維は、胃腸での糖分の吸収を抑制する働きや、粘着性があり、胃腸内をゆっくり移動することで満腹感を長持ちさせてくれます。

野菜や海藻は、これらの働きで、血糖値の急激な上昇や、食べ過ぎを防いでくれます。

 

次に、肉や魚などのタンパク質、最後にご飯やパンなどの炭水化物を食べることで、血糖の急上昇を防ぎ、食べ過ぎ予防につながります

 

また、早食いをすると満腹感を感じる前に必要以上に食べ過ぎてしまう危険があります。食事時間は20分を目安にゆっくり食べましょう。

 

 

東寺

 

台風21号では暴風・豪雨で京都もたくさんの被害が出ましたが、東寺の五重塔はしっかりと建っていました!

 

管理栄養士 竹輪 美里

 

 

 

 

 

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