食事療養のサポートを現場から発信

補助食品をご利用の方の栄養介入

こんにちは。北摂 管理栄養士 杉浦です。

 

やっと6月後半から梅雨らしい天気になってきましたね。

梅雨と言えば『しとしと』と降るイメージですが最近は警報レベルの雨も多く・・

原付で移動することが多いので、緊張の連続です。

髪も大変なことになっています。。。

 

さて、この4月より豊中・池田・淀川区のエリア担当になり早2か月経ちました。

 今回は6月から補助食品をご利用されている方のお話をしたいと思います。

 

豊中市在住の70代男性 Aさん

喉癌で手術をされ、飲み込みがしづらいので食形態に工夫が必要な方です。

粒がある食事はムセやすいためミキサー食を摂取、またそれだけでは栄養量摂取に不足が出るので間食に野菜ジュースやプリン、また補助食品としてメイバランスmini やメイバランスソフトJellyなどもご利用されていました。

 

咀嚼・嚥下障害がある方では、ミキサー食・ソフト食をご利用されている方が多くいらっしゃいます。ただ、これらはミキサーを使う際にどうしても水分を加える必要があり、1食分の量が多くなってしまいます。

1度にたくさん食べることが困難な方は3食の食事だけでは必要な栄養素確保が難しい事があり、Aさんも補助食品を取り入れるなど色々と工夫されておりましたが、食事の聞き取りよりたんぱく質の摂取不足が見られました。

 

たんぱく質の不足は、筋力の低下、免疫力の低下から様々な症状を引き起こします。

特に高齢の方ですと、寝たきりや褥瘡、肺炎になりやすい方が食事調査をするとたんぱく質が不足していたという事があります。

 

Aさんは1日4食に分けて食べられており、これ以上食事量を増やすことが難しい為、『SLプロテインパウダー』(3.6g×50包)をご紹介し、現在1~2包/日ご利用されております。

 

 SLプロテインパウダー

この商品は粉末状で溶けやすい為、おかゆやおかず・汁物に入れることで量を増やすことなくたんぱく質を摂取できること、商品自体は殆ど無味無臭の為食事に入れても風味をかえないという特徴があります。

 

補助食品はたくさんありますが、どの商品が適当であるかは使う方の身体状態や食事内容・生活環境によって変わってきます。

 小食の方、咀嚼・嚥下障害がある方、褥瘡がある方など食事が足りているかな?とご不安な方は是非一度ご相談ください!

 

今後もAさんの食事量や栄養状態などをお伺いし、在宅で安心・元気に生活を続けられる様お力になれたらと思います。

5月に兵庫県立美術館で『不思議の国のアリス展』が開催されていたので行ってきました。

挿絵を描いているテニエルの原画やアリスをオマージュしたシュールな作品など色々ありとても楽しかったです♪

 

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 管理栄養士 杉浦 和希

 

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