食事療養のサポートを現場から発信

減塩食は慣れるまでがしんどい

こんにちは、京都地域担当の管理栄養士の山本です。

暑い日が続いていますね。私は日焼け対策を万全にしているつもりだったのですが、足首に靴下の日焼けが出来てしまい、少しがっかりしております。

 

先日お客様から、「どうしても味が慣れなくて食べられない」と相談がありました。

 

弊社のお食事は、出汁を利用したりメリハリをつけたりと工夫をして、減塩でも美味しいと評価を頂くことも多いですが、長年慣れ親しいんだ味から変わってしまうため、このような悩みを持たれる方もいらっしゃいます。

 

このMさんは、1ヶ月前からご利用スタートとなり、

腎機能低下があり透析を回避する為、

塩分とたんぱく質を調整したお食事をご注文を頂いていました。

 

「もう90歳にもなるし、これまで食べてきたものの味から、突然変わってしまって、慣れる事なんてできないと思う・・・」と、なげやりな気持ちながらも、相談してくださいました。ご入院中は、病院のお食事しかないため食べていたけど、自宅に戻るとうまく切り替えができないようです。配食を残してお惣菜など味の濃いものを購入し食べてしまわれ、このままではどんどん悪化してしまいます。

 

そこで、一旦制限を緩める提案をしました。

 

塩分たんぱく質調整食1600Kcal(肉や魚などの量も控えめになり、塩分は1食あたり2g以下)

カロリー調整食1600Kcal(塩分は1食あたり3g以下)

健康バランス食1600Kcal(塩分は1食あたり3.5g以下)

 

ようやく最後のなら食べられる・・・とのことで、一旦この味に慣れてもらうように頑張っていただき、徐々に減塩をすすめていくことになりました。

ヘルパーの方やケアマネジャーの方、主治医の先生に説得されどうにか継続されています。私も配送員と連携をとり、継続できるよう応援していきます。

 

お食事は特効薬ではありません。継続してこその食事療法です。

どの程度の制限なら継続できるのか、個人差があると思いますので、おひとりおひとりに合わせてお食事をご提案していきます。

そして私自身も厳しい制限食を乗り越えてもらえるくらい説得できるようにスキルを上げられるよう頑張ります・・!

 

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先日、亀岡の出雲大神宮へ行ってきました。この近くの御蕎麦屋さんにも行きたかったのですが、臨時休業の日で食べられず・・・またリベンジしようと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 山本博子

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