食事療養のサポートを現場から発信

減塩のお供に・・・

こんにちは☆ 北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

金木犀の香りが漂い始めました♪ 私には秋の到来を告げる香りです。

そう、秋が来たはずですが30℃越えの日があったり。

『暑さ、寒さも彼岸まで。』が通用しませんね。

突然ですが・・・

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これは昨年の11/23に仕込んだ『ゆず酢』です。もう残りわずか。

これを使って、柚香和えや酢の物、寿司飯、柚庵焼などにして約1年楽しみます。今年の柚子の季節までもたないので今が旬の「すだち」で仕込もうと思っています。後ろに映っているのは「すだち」です。

先日の栄養指導での出来事。

糖尿性腎症の80代男性、Kさま。奥様他界後は好きなモノを好きなだけ食べて腎症悪化。これでは透析になる、と今は慣れない自炊で減塩に励んでいます。やや極端な減塩をしていることもあって「食べたらアカンものばっかりでストレスいっぱいや」と言いながら・・・

(カップラーメンは食べたらアカンとは言いましたが、アカンものばかりではありません。量や頻度をひかえることが大切。)

そんなKさま。

今回の血液検査でカリウム値が5.6と上昇。

聞けば、最近「減塩によかれと酢をなんでもかんでもかけている。」と。

『「酢」は普通の酢ですよね?「べんり酢」みたいな塩や砂糖の入った、そのままで味付けができる「酢」じゃないですよね?』

『かぼすを2kg送ってもらって、なんでもかんでも絞ってかけている。』

????・・

『Kさま、「かぼす」の果汁を絞っていて「酢」をかけているのではないですよ・・・ね?』

そう、Kさまは「かぼす」を「酢」と一緒だと思っておられたようです。たしかに「す」で終わる単語ですが(^^;

「酢」は穀物酢や米酢、黒酢、りんご酢、ワインビネガーなどありますが、穀物や果実に酵母を加えて糖分解し酢酸菌を加えて酢酸発酵して作られます。今流行りの発酵食品のひとつです。

『~なので、酢は発酵食品の調味料で、Kさまがかけているのは、かぼすの果汁で、まったくの別ものです。オレンジジュースと一緒(極端な例えをしてしまいました)ですね。』

このかぼす汁がカリウム値上昇の原因、かどうかは不明ですが要因の一つだとは思われます。

まだ2kgもあるかぼす。残りを同じように使ってもらうとよくなくので「かぼす酢」の作り方を伝授。

2kg分のかぼすの果汁と同量の「酢」と混ぜてビンに入れて冷蔵庫保管する。これだけです・・・果汁と酢を1:1の量で混ぜるだけ。

同じ大さじ1杯でも、半分は酢が入っていることになり、かぼすの風味もしっかりあります。それでいて1年保管が可能。

ご興味のある方はぜひ!

すだちやかぼす、柚子で作ってみて下さい☆

『80年以上生きてきても、知らなんことたくさんあるわ~』と帰っていかれました(^^;

かんきつ類以外にも、生姜、わさび、葱、しそなどの香味野菜や七味、辛子、黒胡椒、カレー粉など香辛料・・・

みなさまも減塩のお供を上手に使って減塩生活を☆

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

IMG_2329.jpg 秋の味覚「栗」

今年も実家の栗が実り、『渋皮煮』にしました☆

IMG_2335.jpg そして『栗ご飯』 

暑いけど、自然はちゃんと「秋」です。

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
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