こんにちは、京都管理栄養士の山本です。
暖かい日が続いき油断していましたが、本格的な冬がやって来ましたね。
冷え込む日が続きますが、皆様ご体調はいかがでしょうか。
さて先日の新規訪問での事例を紹介いたします。
ケアマネジャーの方から、他社のカロリー調整食を食べているが、血糖値のコントロールが不良。原因は分からないが麻痺などあり運動量が少ないためかもしれない、という情報をいただき、訪問しました。
【利用者情報】78歳 男性 糖尿病 独居の方。
HbA1c9.5(2019/10月)→9.7%(11月)→10.6%(12月)→12.5%(1月)と悪化傾向でした。
【面談内容】
訪問した際は丁度朝食後で、空のヨーグルト容器が(カップが2つとドリンクタイプ1本)ありました。低糖の物を選ばれていました。この日の朝食はお餅とヨーグルトだったようです。普段は血糖値を下げる為に野菜をたくさん入れた味噌汁も摂るようにしているとの事。
そこから徐々に話を伺いますと、配食は適切なエネルギー量の食事でしたが、ヨーグルトは間食にも摂っていることや、夜寝る前に頂き物のパンを食べていることが分りました。
お部屋には糖尿病の食事療法の本もあり、血糖値を下げようとする意欲は感じられました。本人様も甘いものは摂っていないと仰っており、ヨーグルトも低糖だし身体に良いものなので、問題にならないとのお考えでした。
また夜のパンはお腹が空いている訳ではないが、貰ったので失礼にならないように食べ、血糖値が上がった為、あんパンだったのを食パンに変更したという話でした。
食事療法に取り組まれているつもりが、惜しい事になっていたようです。
血糖値が上がる原因は、ご本人様が悪気なく作ってしまわれている場合、見つけにくいため、掘り下げた質問をしていくことが大事だと感じました。
【提案】
①ヨーグルトを無糖タイプへ変更。②頂き物のパンは朝食として必ず野菜たっぷりの味噌汁の後に食べること。
この2つに取り組み、HbA1cの改善を目指します。
ヨーグルトは低糖であってもお砂糖が入っている為、空腹時に摂ると血糖値が上がってしまうことを説明いたしました。もし低糖ヨーグルトを摂るなら食後に摂ることが望ましいです。また糖質の多い食品を摂る前にはしっかり食物繊維を摂ることが重要なことを理解していただきました。
理解していても行動を変える事は難しいものです。お買い物もされるヘルパーの方にもご協力いただいて、チームでお食事療法をサポートしていきたいと思います。
少し前ですが、たけびしスタジアム京都(西京極総合運動公園)にラグビートップリーグの試合を見に行きました。
生の試合は迫力がありテレビ観戦とは違う楽しさがありました。寒かったですがまた観に行きたいです。
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京都地域担当 管理栄養士 山本博子