食事療養のサポートを現場から発信

備えあれば・・・・

こんにちは。北摂管理栄養士 樋口です。

 

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

毎日毎日寒いですね~今年は雪が多い気がします。

 

先週1月17日は阪神・淡路大震災から27年。

私はその時家族でスキーに行っており、朝帰りの電車の中で地震にあいました。もう27年経ちますがその時の恐怖はまだ鮮烈に覚えています。

 

2018年の大阪府北部地震の時は病院の厨房で勤務中に揺れが起き、ちょうど朝食の配膳時間であった為、エレベーターが使えず各病棟に食事が運べない、普及するまでは電気を使う調理器具(スチーマーやミキサーなど)が使えず調理が大変だった思い出があります。

 

2011年東日本大震災では大阪北摂地域にて訪問栄養指導を行っておりましたが、東日本にある製缶工場が甚大な被害を受けたことにより栄養補助剤のエンシュアリキッドが欠品し、在宅で胃ろうや食事の補助にて利用されている方に別の栄養補助食品に変えたりなどが必要でした。

 

最近も地震が多い印象です(/_;)

2018年の大阪に上陸した台風21号でも停電など大変な目にあったので、家には3日間の備蓄食料を用意しています。

東日本大震災直後の3日間の食事は、パンやごはんなど炭水化物がメインであり、栄養調査結果からビタミン・たんぱく質の不足の見られたという報告が出ています。

ビタミンやたんぱく質は免疫力をつけるためにとても大切な栄養素ですが、肉や魚、牛乳や野菜は中々救援物資としては流通や保管・保存などの問題で十分な量の確保が難しいことも課題としてあります。

我が家では、レトルトのおかずやごはんの他に、野菜ジュース・ビタミン剤、魚の缶詰などもローリングストックとして備蓄しています。DSC_0188 (002).jpgのサムネイル画像

ただ、糖尿病やたんぱく制限、塩分制限などが必要な方、食物アレルギーをお持ちの方、嚥下障害がある方は、普通の災害食では対応できないこともあります。

 特に嚥下食が必要な方は、電気が止まった結果ミキサーが使えず食事を提供することができないという事例もありました。

 

お食事に特別な配慮が必要である方は、減塩のレトルトやミキサー食のレトルト、栄養補助食品などを日頃からストックしておくのはいかかでしょう。

 

はーとでもレトルトの減塩食や、低たんぱく食、嚥下調整食など市販ではなかなか購入しづらい商品も取り扱っています。

備蓄食としてもぜひご活用くださいませ(^^)/

 

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はーと&はあと 樋口 和希

 

 

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