松政千佳子のブログの最近のブログ記事

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
冷たい風が吹くようになりました。

80歳代、男性、糖尿病、サルコイドーシス。
奥様と娘様と同居。
退院時にしっかりと食事管理をしないといけないということでケアマネージャー様の紹介で利用開始になりました。
8月末に退院され、今に至ります。

今までは奥様が食事を支度され、娘様は仕事で遅いということもありノータッチ。
今回の入院までは、そんなに厳しい食事制限は必要ないと思われていました。
そういうこともあり、全く食事療養はできず、食べたいものを食べ体重も増えて・・・
しかし、今回の入院がこたえたようでご自分から頑張りたいとおっしゃったそうです。
はーとの食事は、お昼にご利用いただき、夜は奥様が支度。
朝は娘様が仕事の前に用意して行かれます。
奥様も勉強のために同じ食事をご利用。
ご本人様、ご家族様の努力の結果、退院前に7.1だったヘモグロビンが6.7(NGSP)に(入院前は8%台)。
今まで好きに食べていたお菓子や果物も減っています。
これからその量が増えていかないことを祈りながら、今後の目標は、血糖コントロールは維持し、改善しながら、もう少し体重を落とすこと。
現在、あまり体を動かすことができていないため、体を動かすことが目標です。
ケアマネージャー様や訪問看護の看護師様と「少しずつ攻めていきましょう!」と話しています。

今回入院をきっかけにやる気になられましたが、本当は、もう少し前、入院前に何とかしたかったなと思いました。
そうすれば、少しは辛い思いをされなくて済んだのに。
だから、もっと早くに食事療養を必要とされる方々に出会いたいです。


はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
利用者様宅に訪問すると既にストーブがついていました。
確かに朝晩は冷えますものね~
ある利用者様宅は、夏場でもコタツが出てましたけどね・・・

クリニックでの栄養指導で、最近運動を頑張っておられる患者様のお話。
糖尿病歴は40年、80歳代、男性、奥様とお二人暮らしのN様。
大きな合併症はでていませんが、70歳代になり、リュウマチを発症されました。
糖尿、リュウマチともお薬でコントロール。
病気への治療については、非常に前向きで食事療養ももちろん頑張っておられます。
毎食野菜は欠かさず、野菜から食べておられます。
勉強のためにはーとの食事もご利用いただいたことがあります。

一度自分でやってみると栄養指導を中断されたこともあるのですが、
「やっぱり、自分に喝を入れるためにも栄養指導を受けさせて欲しい!」と再開され、もう3年になるでしょうか。

このN様の長年の目標が運動でした。「運動を取り入れたいんだけどね・・・ウォーキングマシーンを買おうかな!?」が口癖でした。
家で出来そうな簡単な運動を紹介したこともありますが、続かず・・・
散歩もご商売をされていることもあり、できず・・・・
高齢でもあるので、どんな運動を提案しようかと思案していた矢先、
「レッグ●ジックを買ったんや!」とN様。
1日3回、1分の運動なのですが、頑張っておられ、継続して3ヶ月になります。
HbA1cも0.3%下がり維持できています。
6%台で維持していたHbA1cが7%台になり、その後、なかなか下がっていなかったので良かったです。

「お腹も引き締まってきたし!」とさらにモチベーション向上中です。
そして、栄養指導の最後に一言
「まだまだ、恋もしたいしな!」と。
奥様もいらっしゃるんですがね~(笑)男性心も健在です。
このことがN様のモチベーションらしいです。
理由が何であれ、やる気が出ることは良いことです。
この調子で、食事、運動とも頑張ってもらいたいです。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士松政です。
涼しくなり、風邪が流行っています。
私も風邪を引いてしまいました・・・。
皆さん、うがい・手洗いはしっかりと!

さて、先日、配送員より連絡がありました。
80歳代、男性、独居、糖尿病性腎症、心不全あり。
食事療養のためはーとの栄養コントロール食をご利用ですが、安否確認も必要なY様のことです。

「Y様、昨日の夕食が全く手つかずでした。苦手な献立だったので食欲がわかず、食べれなかったようです。」と。

確かに少し前より、炒め物や揚げ物などの脂っこい物が食べにくくなってきているとご意見をいただいていました。
そのため、週に2回だけは揚げ物などが比較的少ない食種に変更しています。
娘様が泊りでお世話に来られている時は、少し残されることもあったようなのですが、お一人の時はほぼ残されるということはありませんでした。
そのため、こんなことは初めてだということで配送員が連絡をしてくれました。

でも、その日の食事内容が揚げ物ではありませんでした。
「あれ~!?」と思い、念のため、娘様にご連絡。

手つかずで残されていたことと、その日の献立内容を説明。
すると娘様は
「その献立は父があまり好きな献立でないですね」と。
「でも、副菜も全く手つかずだったんですが・・・パンなどは食べられたそうですが・・・」と私。
「そうですよね。一度私からも父に聞いてみます」と娘様がお父様に確認してくださいました。

すると、どうもその日の夕方にお風呂に入られ、その後、気分が悪くなられていたようで、それが原因で食欲がなく、食べることができなかったとのこと。
介助されたヘルパーさんにもしんどい事はおっしゃっていなかったようです。
我慢強いY様。また、とても周りに気を使って下さる方なので、しんどいと言うと迷惑がかかると思われたようです。

このことはケアマネージャーにも報告。
その日は、シャワー浴からお湯をためての入浴に変わった日だったそうです。
体に負担がかかったのでしょう。
次回から入浴方法も変更の予定です。

体調がよくない時は、よくない。今は大丈夫でも、体調が悪かった時は、悪かったと
教えていただくようお願いしました。
とはいっても、なかなか言えないとおっしゃる方もあります。
そんな時は、日々の様子と違う点を察知できるように配送員共々努めていきます!
今回は、配送員が「いつもと違う!」を気づいてくれました。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士松政です。
秋っぽくなってきましたね。
栗などの秋の味覚を既に楽しんでいるという方もちらほら。
ある利用者様は熱燗が恋しいが自制すると言っておられました。

クリニックでの栄養指導でのお話。
50歳代、女性、糖尿病、M様。
健康診断で数年前から高血糖は指摘されていました。
そのため、ご自分でも糖尿病について調べるなどして一応気をつけていたと。
今回は下がっていると思っていたのに上がっていたということで来院。

血糖値121、HbA1c(JDS)6.1。
生活スタイルをヒアリングすると6年前に職場が異動となり帰宅が遅くなり、平日はなかなかご飯も作れず買ってきた、脂っこい物が多く、野菜不足。
また最近ポテトチップスにはまり、夕食後に半袋を食べるのが日課になっていたとのこと。
ご主人様はメタボ体型とのことで、その食生活はご主人様にとっても良くないことを説明。

わかっていたんですがね・・・と。
お忙しいため、買ってきた物を使うのもアリです。
でも選び方を注意して、作れる場合は野菜もプラスすることに。
最後に悲しそうに、
「私、ラーメンと餃子が大好きなんですが、もう食べれないですか?」とM様。

「食べてもいいですよ。」と私。
糖尿病になると色々食べれなくなると思っておられたようです。
もちろん病状によっては、「やめましょう」というものもあります。
ただし、しっかりコントロールできていれば、調整は必要な物も多いですが、食べれないというものはありません。
私自身も食べることが大好きなので、大好きな物を制限させると、本当に辛いです。
余計ストレスが溜まってしまいますよね。
そのため、ちゃんと自分で調整できるようになってもらいたいのです。

ラーメンや餃子も家で作れば、野菜類もプラスできますし、調子もしやすいです。
外で食べる場合も、組み合わせを注意することや食べる回数を調整するなどして調整されている人もいます。

M様も、「そうですよね、毎日食べていたわけでないですから・・・結果がでれば自分へのご褒美にします」と帰って行かれました。
無理なく、食事療養を続けていってもらいたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
先日ある利用者様の食事内容を確認するためにお昼時に自宅訪問しました。

70歳代、女性、糖尿病のY様。ご主人様とお二人暮らし。
食事支度は主にご主人様。
ご主人様は、昔、料理屋さんをされていました。
ただカロリー計算をして作ることはできないと、はーとでは夕食をご利用中です。
でもなかなか血糖値が下がってきません。
入院中は下がったのに退院後に上がるということは、オーバーして食べているということです。
お電話では、「できるだけ食べさせないようにしてるんだけどね・・・ついついかわいそうでね。」とご主人様。
そう、M様はお菓子が大好き。食べることも大好きで病識が薄いです。
ご主人様も「ついついかわいそうで」が口癖。
このままではいけないと思い、自宅に訪問してきました。
その日の昼食メニューは松茸ご飯に小うどんとカボチャの煮付け。
炭水化物のオンパレード。
目の前の食事を見ながら、Y様とご主人様にバランスの取り方を説明。
その他冷蔵庫も覗きながら、果物や間食についても注意。
夕食後にあられなどのお菓子を食べてしまわれます。
いきなりは無理でも半分ずつでも減らしていきましょうとお話しました。
ご主人様もできるだけとは思い頑張ってはおられます。
でも、食べさせないことがかわいそうなことだと思っておられます。
その意識を何とかしないといけません。
再度、合併症の怖さなどを説明。
これから何度も何度もの繰り返しになると思います。
でも引き続き注意し、少しでも血糖値を下げれるようにサポートしていきます。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
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