松政千佳子のブログの最近のブログ記事

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
朝晩は涼しくなりましたが、日中はまだまだ暑いですね。

70歳代、男性、要支援2、糖尿病、腎機能低下、既往歴は脳梗塞のY様。
包括支援センターのケアマネージャーからの紹介で利用され二年になります。
現在は塩分調整食をご利用中。
お一人暮らしでご自分のことは何でもされます。
料理もご近所からの貰い物の野菜なども上手に使い、調理されます。
ただそこがやっかいな所でどうしても、お持ちする食事にご自分で作ったものを足してしまわれます。
何度も何度も注意をし、やっと減ってきました。でもまだまだ油断は禁物。
先日訪問した時もテーブルの上に醤油がよく浸み込んでそうな大根の炊いたものの食べさしが・・・
またおやつも好きで、「仏壇に供えなあかんしな」を言い訳に買ってしまわれます。
貰い物、お仏壇のお供え物があるのは高齢者の特徴です。
いつも、「お供え物は、造り物ではダメなのかな~ご先祖様も病気のことを思ったら許してくれるでしょ!」と思ってしまいます。

Y様については、やっと6%まで下がってきたと思っていたヘモグロビンA1cも、この前上昇。
「あっ、何か食べた!!!」 と思い訪問してきました。
正直に話してくださいます。
「いやー暑いやろーだから、あずきバーにはまって・・・あとそうめんも足してたな・・・」

甘いものと炭水化物は血糖値を上げることを説明。
すると
「あずきバーはもう買わへん。だから最後の一袋松政さん、食べて帰って!」
Y様の為と思い、いただいちゃいました(笑)。
確かにおいしいんですがね。
最近は低カロリーのおやつもたくさん販売されてます。
どうしてもの時はそれらを上手に使いましょう。

次の日にY様が配送員に
「松政さんから頭の痛い話をされた」とぼやいておられたそうです。
そう、皆さんに頭の痛い話を口が酸っぱくなるまで言うのが私の仕事です。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

まだまだ日中は暑いです。
道路の温度計が36度を示していました・・・

さて、ある新規の利用者様のお話。
70歳代、男性、糖尿病性腎症。奥様と二人暮らし。
食事療養歴40年以上で食事療養のベテランさんです。
インリン注射とカロリーコントロールにて血糖コントロールを行い、腎臓についてはタンパク制限、塩分制限を継続されています。
現在HbA1c6.8%、Cre2.7です。Creは13年ほど同じ数値を維持されているとか。
病院の栄養指導では、「何も言うことはありません」と太鼓判を押されたそうです。
すごいですね!
奥様が食事の用意をされているのですが、制限検査数値を見ながらの日々の調整が大変ということもあり、負担軽減のためにもと週二回だけ利用開始になりました。
ご本人様も意識は高いです。
ただ意識が高いためか、味が少しでも濃かったりすると食べなかったり、量を減らされるためか低血糖も多いとのこと。そのことに奥様もお困り。
必要エネルギー量を摂取することの大切を説明しました。
また、日々のちょっとした質問等にお答えしました。
今のところ配食の食事は残さず召し上がられています。

食事療養が長くなるとご本人様も家族様も疲れが出てしまうことがあります。
「こんなにちゃんとしているのに、結果がでない!」
「本当にこれでいいのか?」
「数値が横ばいだな~」などなど。
そんな時には是非、はーと&はあとを頼っていただきたいなと思います。

食事療養のベテランさんにも役立ち、そしてちょっと肩の力が抜けるような、その方に合ったアドバイスができればと思います。

はーと&はあと管理栄養士松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

ロンドンオリンピック、最後のメダルラッシュも凄かったですね。
史上初や何年ぶりかのメダルなども多く、それぞれの選手の思いなどを聞くと、思わずうるっとしてしまいます。
真っ直ぐに頑張っている人の姿というのは、とても素敵です。

さて、先日ある利用者様の娘様からハガキが届きました。
先日グループホームへ入所された方です。
80歳代、男性、独居、高血圧、認知あり。
当初は、認知症はなく、高血圧のため、減塩食をお願いしたいとのことで、ご本人様の希望でスタートしました。
Drからは厳しい制限を言われたということではなかったのですが、ご自分の体のことをちゃんと考えたいのでとスタートした方でした。
ただ、ここ最近は、認知症が進み、娘様もサポートされていたのですが、お一人での生活が難しいということでグループホームへの入所が急に決まりました。
確かに食事の受け渡しにも不安があり、お届けしても食事を食べれていなかったりしました。
そのため、減塩というよりは、食事をしっかり食べてもらうということが目的になっておりました。
配送員も見守りを強化し、何かあれば、娘様やケアマネジャーに報告を行っておりました。
入所後は明るく、元気に過ごしておられるそうです。
ハガキには、ご本人様が習字で「楽しい」と書かれた半紙を片手に写真に写っておられる姿がありました。
そして、娘様より、「この日を迎えられたのは、皆様のおかげです。ありがごとうございました」と。
娘様にとって不安なことも多かったようですが、今、お父様が、明るく過ごしておられることでほっとされていることでしょう。
そういうこともあり、近況報告をしてくださったのだと思います。
在宅の利用者様は、その時々で生活状況が変化します。
そんな時、自分達ができること、するべきことをちゃんと考え、少しでもお役に立てればと思います。


はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
お決まりですが、暑いですね。
利用者様や関係機関の皆様ともこの言葉が合言葉のようになっています。

クリニックでの栄養指導でのお話。
はーとの配食をご利用いただいています。

70歳代、女性、糖尿病、高血圧。糖尿病歴は15年。
血糖コントロールが不良のため、入院をされ、退院後に初めてクリニックに来られました。
「病院の食事も食べてきたけど、どれくらい食べていいのかわからない」、「退院後すぐでしんどい」、「自信がない」などのことがあり、栄養指導と一緒にはーとの食事もスタート。
ただ、この方は、入院前は、自分で買い物、調理をされており、まだまだ調理もできるし、するべきだということで、
「配食の利用回数は減らしていき、自分で作れるようになること」を目標に昼夕毎日の利用でスタートになりました。
利用して1ヶ月目はHbA1c7.5→6.8へ。

朝ごはんは自分で用意されたものの、間食もほとんどしないようにし、昼夕はちゃんとコントロールされた食事であるので、ちゃんと結果がでました。
朝ごはんは、同じようなものでなく、自分で工夫しながらご飯、パン、そうめんなどを主食におかずも色々用意されていました。

その頑張りが見られたこと、「体調も戻ってきた」、また、「自分の好きなおかずも食べたい」というような発言もあったため、
「少し自分で作ってみますか?」とお話をしました。
せっかく味や量を勉強されたのだから、それを生かしてみてくださいとお話ししました。
すると
「そうですね~そろそろ、自分で頑張る日を作ってみようかな」と。
でも、口ではそうおっしゃるものの、いつからかということは踏ん切りがつかず、自信がなさそう。
そのため、どんなものを調理したいのかを確認して、その量などについて確認しました。
いつでもいいので、一日だけ配食をキャンセルして作っていただくことになりました。

その後、自分で作る日を少しずつ増やしていかれ、現在週に3回は自分で作っておられます。
お持ちしている食事を参考にしてもらいながら、自分で作り、血糖コントロールすることが目標です。
自分で作るようになると「これで合ってるかな?」「これは食べて大丈夫かな?」などの疑問が出てくると思います。
そんな時に私達担当の管理栄養士に頼ってもらい、解決していってもらいたいと思います。
そして、食事療養の自立を目指してもらいたいと思います。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
梅雨があけて本当に暑いですね。

ある利用者様から検査表が配送員経由で届きました。
今回はどうかな!?とドキドキしながら開けると維持できてました。
よしよし!
慢性腎不全、80歳代、男性、T様。奥様と二人暮らし。
はじめは、厳しい制限をしなくてもよいということで、担当医からの指示で制限がなく普通食の健バラでスタートした方です。
一時期にクレアチニンが上がったことがあり、担当医から制限の指示がでて、栄養コントロール食に切り替え、もう一年以上になります。
一年前は、塩分の多い食品の加工品や汁物の摂取が目立ちましたが、今ではほとんどありません。
そのためクレアチニンも上がる前の数値、1.8~2.0を維持してます。
担当の先生が、病状の変化があった時に直ぐに食事制限の指示を出してくださり、食事療養に取り掛かれたのが現在の病状維持に繋がっていると思います。
また、担当のケアマネージャーさんや訪問看護の看護師さんも協力的でみんなでT様の状態を共有しています。
このような職種間連携は本当に大切だと思います。
そして特に在宅ではこの周りのサポート者の連携というのがその方の在宅生活をいかに長く過ごせるかの鍵になると思います。
まだまだ連携が不十分に感じることもあります。
しっかりと周りの方と連携をして、その方の在宅生活をバックアップしたいです。

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自宅のマンション壁に羽化したばかりのセミがいました。
羽がまだ透明で、すぐ横に抜けガラがありました。
セミは羽化後、短い命だそうです。
思わず「がんばれ!」と言ってしまいました。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美