松政千佳子のブログの最近のブログ記事

こんにちは、京都管理栄養士の東川です。
早いもので、もう12月半ばですね。

年末になると、なんとかお正月は家で過ごしたい、過ごしてもらいたいと、退院される方多いです。ただ食事までは支度が大変だし、制限用の食事もできないという方で利用開始になる方おられます。
はーと&はあとでは年末年始も休まずお持ちします。
関係機関などを回ると、その事を知って下さっている方がほとんどです。

普段はヘルパー様が食事支度をされている方で、年末年始だけお持ちする方もいます。
「例年通りでお願いします」とケアマネージャー様から連絡があります。

年末年始の予定変更のために連絡を下さる方も多いです。
先日、たまたまある利用者様からキャンセルの連絡があり、お話ししました。
生活改善のために週に二回だけ、ご利用されている、40歳代、男性です。
利用開始になりもう10ヶ月です。今年の人間ドックでコレステロール、中性脂肪が高く、なんとかしたいとのことでした。
1月には人間ドックがあるので油断禁物です。
食事については意識もされ、運動もジムに行ったりと努力はされています。
ただ、最近のご様子を伺うと
「せっかく立てた目標が・・・ダメだと思いながらできていない」と。
「でも東川さんの声を聞いたので、頑張らないとダメですね」
と一応気持ち新たにやる気になっていただいたかな!?と思うのすが、年末年始の忙しさにどこまで自己管理をすることができるのか心配です。
仕事が不規則でとてもお忙しい方なので、その中で自己管理していく方法を見つけないといけません。
この方の場合は、前回立てた目標がこの方にとっても達成しにくかったのかもしれません。次はどんな提案をしてがあげるとベストなのか、再度生活を確認しながら目標を立てたいと思います。

自分でいくら頑張ろうと思っていも、やはり気の緩みは出てしまいます。
そんな時にタイミング良く、声掛けできると良いなと思います。
年末年始に食事が乱れてしまうのでないかと思われる人が、チラホラ頭に浮かびます。
年末のご挨拶も兼ねて連絡しようと思います。

はーと&はあと 管理栄養士東川千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の東川です。
12月になりましたね。
街はクリスマスモードですね。

先日利用者様の担当者会議に参加しました。
認定更新があったためです。
80歳代、男性、要支援から要介護になりました。
夏場の食欲低下が原因で一時的に腎機能が低下し、入院となり、その後の食事確保のために9月に利用開始になられた方です。
入院前はとても元気だったそうですが、急に食事がとれなくなりました。
退院時は腎機能も回復し、制限の指示もなかったため、はーとの食事は健康バランス食で毎日昼食を利用されています。
はじめは残食もあり、全部食べることはできませんでした。
しかし、今では体力も回復してこられ、毎日の点滴もなくなり、食事も全部残さず食べることができています。
退院当社に比べ顔色もよく、家族様、関係機関の皆で喜んでいました。
しかし、話の中で気になることがありました。
家族様が「寒くなったので、脱水もないと思いますしね」と。
確かにこの方は夏場には水分もとれていませんでした。
しかし、冬場だからといって安心するのは大間違いです。
冬場でも脱水は起こります。
高齢者にとって、冬場の脱水は意外と多いです。
トイレが近くなるからといって水分を控える方も多いです。
また、汗をかかない分、喉の渇きを感じなくなり、意識しないと自然と水分の摂取量が減ってきます。
また風邪などによって発熱、下痢などが起こると脱水も起こります。
脱水が起こると、発熱、めまい、ボーッとするなどの症状があります。

よって、夏場と変わらず、十分水分補給は必要です。
その旨を家族様にもお伝えし、気をつけていただくようお願いしました。
夏場同様、「お茶やお水飲んでくださいね!」の声掛けは、うるさいぐらいしてくださいね。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の東川です。

もうすぐ12月ですね。この時期になるとこんな声が多くなります。
「今月は飲み会が多くて・・・」
「今月は外食があって自信がないです」などなど。
忘年会の季節ですね。そのためいつもの食生活が変わりコントロールが乱れる方は多いです。

しかし、先日のクリニックでの栄養指導でのお話です。
50歳代、男性、糖尿病。
糖尿病歴、15年。食事療養経験ありです。
糖尿病と診断されてから、食事と運動療養で血糖コントロールを良に保っておられました。定期的な受診から一年に一回の健康診断での検査で良くなっていたようです。
でも4年程前に職場が変わりだんだん気の緩みが出てコントロールが悪化し、今回受診されました。

どういう風に職場の環境が変わったのか確認すると、4年前までは、週のほとんどが飲み会でほとんどが外食だったそうです。
だからこそ、飲む量、食べる量には気を使い、運動も欠かさずしていたそうです。
それが今では月に1、2回の飲み会があるぐらいで、後は自炊されています。
しかし、そのことが、反対に気の緩みにつながり、食事についても適当になり、家で飲む量も増え、運動量も減ったとのこと。
今HbA1cが7%です。この方は、すぐに6%に下げますと断言して帰られました。
どうやったら下がるか管理できるかはご存知です。
長い間、食事療養をされています。
今は、環境的にも悪くない環境です。
でも、コントロールは乱れました。

食事療養を続けるということは難しいです。
まして、自分で管理して継続していくことはとても難しいです。
それでも、続けないといけません。
そのために、私たちが少しでもお役に立ちたいです。


実は、この方のお母様も糖尿病で同じクリニックに通っておられます。
お母様には心配をかけたくなとのことで、長年、ご自分も糖尿病ということを隠しておられました。
しかし、今回、クリニックでばったり鉢合せ!
「母親にばれてしまった!」とそのことを一番ショックがっておられました。
お母様を安心させるためにも、血糖コントロールが良くなるように頑張りましょう。

はーと&はあと 管理栄養士東川千佳子

こんにちは、京都の管理栄養士の東川です。
先日、うれしいことがありました。
あるケアマネージャー様からお電話をいただいた時に「東川さん、ブログみましたよ。もしかして、あのブログの方って○○さんのことじゃないですか?何だかうれしくなりました」と。
ちゃんと読んでもらっているんだな~と私もうれしくなりました。

先日訪問した利用者様。
70歳代、女性、C型肝炎。50歳代ぐらいから肝炎があったとのこと。
今回お腹がやけに膨らんできたと思い病院に行くと、腹水が溜まっており、塩分制限がでました。
でも医師から塩分を控えなさいと言われて依頼、極端に塩分を減らしていることを心配された娘様がどこか相談する所はないかとのことで病院からの紹介で利用となり、訪問しました。
何が原因だったのかと思い、普段のお食事内容をヒアリング。原因がありました。
今年に入り、ご主人様がお亡くなりになり、一人で家にいるのが寂しくて、外食ばかりしていたと。ご主人様との思い出の家にいるのが辛かったようです。もともと料理が好きらしいのですが、全くしなくなったと。そのため塩分過剰になったと思われます。

今回塩分制限が出てからは、もう恐いからと外食はされてません。
しかし、家ではろくなものを召し上がっておられませんでした。
娘様が塩分控えめに作ったものも手をつけず、塩分のないと思われるもの、例えば果物だけを召し上がっておられました。
それではいけません。

調味料に含まれる塩分量や食品に含まれる塩分量について説明し、1回の食事に使用できる塩分量について説明しました。
また、塩分を少なくしても食べやすくなる工夫点なども説明しました。
もともと料理が好きな方なので、はーとの食事の利用頻度は少なくして、ご自分で塩分調整した食事が作れるようにサポートしていきたいと思っています。

今回、訪問した時に思ったこと。
それは、環境の変化で食事というものは変化するということ。
今までもそういった方はたくさん見てきましたが、今回、この方の心情が伝わり特にそう思いました。ご主人様の存在が大きかったんだな~と。
定期的にお持ちし、配送員との触れ合いの中で、少しでも寂しさが紛れるといいなと思いました。

はーと&はあと 管理栄養士東川千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の東川です。
天気予想では、木枯らし1号が吹くと言ってました。
寒い冬ももうすぐ目の前ですね。

さて、先日、お電話にてお話しした利用者様。
80歳代、男性、要介護Ⅰ、慢性腎不全、心不全のI様。
きっちりとした食事管理がしたいとのことで、ケアマネジャー様からの紹介でご利用開始になり半年です。
ケアマネージャ-様からは、この方こそはーとさんにぴったりの方ですと。
はーとでは昼食をご利用いただいてます。
朝はご自分で、夕食は別居の娘様が準備してくださっています。
蛋白質の制限は30~35gと厳しいですが、特殊食品(蛋白調整のご飯など)も使用をされ、きっちりと守り、食事記録も付けておられます。

パソコンが得意で、注文のキャンセルや変更もメールで連絡があります。
私への質問もたまにメールでくださいます。
もちろん、検査表の管理も全てパソコンでデータ管理されています。
初めて訪問させてもらったときに、今までの数値の変化も見せていただきました。
病院の電子カルテのように分かりやすく整理されています。
よって、いつもパソコンとにらめっこしながら、数値の変化を見ておられます。

利用開始から、腎臓の血液検査は横ばいで現状維持できています。
しかし、先日お話した時は、カロリー不足が気になりました。

腎臓病の食事療養では、タンパク質を制限がこの方のように厳しい時があります。
蛋白質源となる、肉、魚など使用量を抑えなくてはならないため、摂取エネルギー量が不足してしまうことがあります。
エネルギー不足になると、体に必要なエネルギー量が足りなくなり、それを補うために、体内に蓄えられたタンパク質が消費されます。このとき、筋肉などの細胞が壊れて、血液中に老廃物が大量に増えるため、腎臓に負担をかけてしまうのです。エネルギー不足の状態が続くと、心臓にも悪影響が及びます。よって、腎臓が悪い方にとって、エネルギー確保はとても大切です。

I様にも上記のことを説明し、間食や娘様が用意される夕食時のエネルギーアップについてお話しました。(←腎臓病の食事療養のポイントを参照)
また、次の検査まで頑張りますと。

利用者様と話す時は、どこに問題点があるのかなど、いつもアンテナをめぐらし、少しでも結果がでる指導や相談ができればと思います。

はーと&はあと管理栄養士 東川千佳子

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