松政千佳子のブログの最近のブログ記事

こんにちは、めでぃ京都東川です。

先日、ある事業所でヘルパー様向けの勉強会を行いました。
なんと対象のヘルパー様は約250人です。
さすがに一度にはできないため、5日間に分けて行われました。
テーマは、「療養食の基本について学ぶ」です。糖尿病食と腎臓病食についての勉強会です。
病気のことから調理のポイントまでをお話ししました。
ヘルパー様の仕事の中でも、調理援助は多いようです。
そして、最近では、糖尿病や腎臓病などの疾患をお持ちの方も多いとのこと。
そこで、病気の基本を知ってもらって、日々の業務に生かしてほしいとのことでご依頼がありました。
実際にはーと&はあとの栄養コントロール食も食べていただきました。
聞いて、見て、食べての勉強会です。

同じ食事を作れられるのでも、ちょっとした知識があるのとないのでは、違います。
また、利用者様の日々の生活を近くで見ておられ、よくご存知なため、注意しなければならないことがあれば、実行してもらいやすいと思います。

勉強会の中でヘルパー様の「へぇ~」(寺田さんのブログにもあったように)が多く、注目が集まったのは、調味料などの塩分のところでした。
腎臓病の方は、腎臓への負担をかけないように、塩分を控えないといけません。
そこで減塩のポイントについてお話ししたのですが、
お醤油やポン酢の塩分量について知り、「へぇ~」と。
梅干し1個やみそ汁1杯の塩分量を知り(ちなみに1個約2g、1杯2gです)、「へぇ~」と。

そして、「ナトリウムの量はどのようにしたら、塩分量がでるのですか?」
というなかなか高度な質問まで飛び出しました。(ちなみにナトリウム量mg×2.54=塩分量mg)

講義の後には、実際に糖尿病食と腎臓病食と食べ比べ、「へぇ~」という感じで、早速明日から、取り入れてみますと言っていただきました。
また、ご自身の食生活の見直しにもしていただいたようで、参考にすると言っていただきました。
私もこんなにたくさんのヘルパー様達とお会いする機会はないため、日頃の疑問などを聞け、良かったなと思います。
今回の勉強会を通し食事療養の大切さを知ってもらい、役立ててもらいたいと思いました。

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はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
今年も残り1ヶ月になりましたね。早いものです。
いつものごとくバタバタしそうですが、来年に向け、この一年を見直せる1ヶ月にしたいと思います。

さて、先日訪問した利用者様のお話です。
入院中の本人様に代わり、キーパーソンの娘様と面談しました。
80歳、女性、腎不全、心疾患。
夏に腎臓が急に悪くなっていると診断され塩分やタンパク質の取りすぎに注意するように言われたそうです。
ただ、その時は、まだ、そんなに悪いなんて思っていなく、しっかり食事にも注意しないとと思いながらできていなかったと。その時点ではCre2~3台。
それでも娘様なりに色々工夫はしたつもりだったと。
そして、今回、秋に肺炎で入院されたことがきっかけで、さらに腎臓が悪くなっていることが分かったと。
その時点でCre4台になっており、透析の準備の話をされ、ビックリしたと。
なんとか透析は避けたいと。
詳しい栄養指導は受けておられなかったため、腎臓の基本的な働きや、なぜ、塩分、タンパク質の制限が必要なのか、その他の制限などについてなども含め腎臓食の特徴と調理方法などについてお話ししました。
キーパーソンの娘様が、退院後は食事の管理をされます。
娘様ができるところは、していただき、できない部分をサポートしたいと思います。
まだ、しばらく入院予定ですが、先立って、娘様に腎臓食を何回か食べていただきました。
お母さまが退院後、すぐに自宅で食事療養が始められるための準備です。

「本当にもっと早くしっかりと食事療養に取り組んでいればよかった。もっと早くにはーとさんのような会社を知っていれば良かった。色々調べたつもりだったんですが・・・。」と娘様がおっしゃいました。
今回は、病院のご紹介ではーとのことを知っていただきましたが、初めに娘様が探されていた時にはーとがヒットしなかったことが悔しいです。
「もっと早くに知りたかった」と言われると、私達も「もっと早くに出会いたかった」と思います。
でも後悔よりも今、目の前にいる方のサポートをしっかりすることが自分の役目だとも思います。
そして、これからも、もっとはーとのことを知ってもらって食事療養の大切さを伝えることを続けたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。

先日、悲しいけど、嬉しい話がありました。
ずーっと利用していただいていた利用様がもうすぐ停止されることになりました。
どうしてかというと、息子様と同居されることになり、関東の方に引っ越しされるからです。

高齢世帯でご夫婦でずっとこの京都で生活をされていました。
この夏にご主人様がご逝去され、その結果、少し体調を崩されたりしたこともあり、息子様と一緒に住まれることになったのです。
息子様も離れていると心配なので、そうすることにしたんですと。
ここ最近は、関東から息子様、お嫁様がお世話に来られていました。

この利用者様は利用されて、もう4年になります。80歳代、女性。
腎臓が悪く、透析はしたくないのでとはーとの栄養コントロール食を利用していただいていました。
味が薄くて食べられない、もっと美味しいもの、好きなものを食べたいなど途中で何度もやめるとなったことがありました。
その都度、「待った~!!」と管理栄養士が待ったをかけ、食事療養の継続の大切さをお伝えし、継続されてきました。
それでも、今年に入ってから、食事量が極端に減り、食が進まなくなりました。
家族様、担当医とも相談をして、食種の変更も行いました。
すると、少しずつ食べれるようになり、腎臓の数値も落ち着き、最近では、薬を減らす調整をしていると息子様から報告を受けました。
だから、引っ越しされると聞き、とても残念に思いました。
しかし、息子様が「はーとさんを利用させてもらっていたから、透析にならずに済んでいるんだと思いますと。向こうに行っても配食サービスを利用して、食事気を付けていこうと思っているんです。本当にありがとうございました。」と。

嬉しいですね。
お近くでサポート、見守りができなくなることは寂しいですが、遠くに行かれても、食事療養を継続しようと思っていてくださることが嬉しいです。
向こうに行っても頑張って食事療養、続けてくださいね。

別れは寂しいですが、少しでもお役に立てたこと嬉しく思います。

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先日、友人と紅葉を見に行ってきました。
左京区の永観堂の紅葉です。まだ色づきが浅い所もありましたが、きれいでした。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
すっかり寒くなりましたね~
先日、京都の大原にある関係機関に訪問したのですが、市内に比べさらに冷え込んでいました。
私は、冷え性(特に末端)のため、いかに体を冷やさないかをテーマに日々過ごしています。
体を温める食べ物、方法などには敏感です。

先日、配送員から連絡がありました。
ある利用者様、I様の件でです。80歳代、女性、要支援、ご家族様と同居。
I様は、慢性腎不全のため、はーとのお食事を毎日、夕食に利用されています。
利用のきっかけは、腎臓が急に悪くなり入院され(入院前はCreが7台でした)、透析は、なんとか避けたいとのことで病院からの紹介でご利用になりました。
同居のお嫁様もとても協力的なのですが、ご自身の体調も優れなかったため、夕食を毎日利用いただいたいます。
朝食、昼食はなんとか家で準備してあげたいとおっしゃったため、病院からの指示量に合わせ、朝食の量や昼食に使用する肉や魚の量などを説明、調理法なども説明しました。
開始になり、半年近くなります。
毎月検査が出れば報告してくださっています。
退院後は、Creは5~6間で維持しています。
担当医からも食事はこのまま継続してくださいと。
ただ、今回の検査結果が、前回の結果にくらべ上がっており、5.1⇒5.7になっていました。
担当医師は今回上がったのは食事だけの問題ではないから、食事はこのままで大丈夫とおっしゃったそうです。
ただ、本人様が心配され、入院したいとおっしゃったそうです。
担当医師も入院の必要はありませんからと入院はなしになったそうですが、お嫁様と相談の結果、お昼の食事も利用されることになりました。

配送員から昼のお食事希望の連絡があり、私からもお電話し、お嫁様とお話ししました。
お嫁様、「ちゃんとやっているつもりなのですがね・・・」と少し気落ちされていました。
そうです、ちゃんと食材も計量しながら、調理法にも気をつけながらされています。
ただ、本人様も、検査数値が上がったことが心配になられ、その気持ちをお嫁様にぶつけられたのでしょう。
ここは、お二人の気持ちの負担を少しでも楽にしてらもうためにも、昼夕の配食利用を続けてもらいます。
なんとか1ヶ月後、少しでも数値が下がっていますように!!

他の利用者様でもそうですが、ちゃんとやっているつもりなのに思うようにいかないとおっしゃる方は多いです。
お食事に問題があるケース、その他のことに問題があるケース、色々です。
そんな時、1人で悩まず、相談してください。一緒に原因探しします。
私たちは、そのためのパートナーです。一緒に前に進みましょう。

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先日知り合いから北海道産の大きな南瓜をもらいました。
ホクホクでとてもおいしい南瓜です。最近は、南瓜づくしです。
それでも食べきれず、南瓜のパウンドケーキと南瓜のパスタを作りました。

はーと&はあと管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
今週から少し冷え込むようですね。
風邪には注意してください。

さて、先日、退院後からスタート予定の利用者様の報告に紹介元のケアマネージャー様のところに訪問しました。
訪問するなり、「配食サービスだけが頼りなんでよろしくお願いします。」と。
というのも、実は、その方のお家は、京都市内なのですがかなりの山奥で、ヘルパーやデイサービスの確保が難しいかもしれないとのこと。
私は入院先の病院で娘様と面談させていただいたのでお家には訪問していないのですが、娘様も
「山奥まで本当にありがとうございます。本当に何もないので・・・」と。
娘様家族と同居されているのですが、お仕事のため、昼間はお一人になられます。
入院前までは、すべて自分でされていました。
ただし、入院中にかなり身体活動的な低下があり、食事の確保、見守りが必要となりました。
持病もあります。

「はーとだけが頼り!」と言われると私たちのできることは、精一杯させてもらわないと罰が当たるなと思います。そして、再度自分たちの役割は何なのかと見つめ直します。
本人様は、もちろん利用される方を取り巻く周りの方々のご要望は何なのかをしっかりと理解して連携をとりたいと思います。

別のケアマネージャー様からは、「是非、配食のサービスを導入したい人がいるんだけど、本人の拒否が強くまだ説得の段階だから、ちょっと待ってね。」と言われています。
是非一緒に説得に行かせてくださいとお伝えしました。
このケアマネージャー様、配食サービスに限らず利用者が様々なサービスを利用させるにあたり、プランを立てるのは本当に難しいとおっしゃいました。
お一人お一人、生活環境、質、色々な物が違うから、その方に合ったプランを立てるのにいつも四苦八苦だと。
私たちも利用者様に何ができるのかと悩みますが、ケアマネージャー様も同じです。
様々なことで悩んでおられます。
そして、その悩んだ結果の想いがこちらへの要望になっていると思います。
だからこそ、こちらの想いもしっかり伝え、一緒に悩み解決していきたいなと思います。
『困ったときのお助け役』そんな存在になりたいです。


はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美