松政千佳子のブログの最近のブログ記事

こんにちは、めでぃ京都東川です。
春の紫外線を感じる今日この頃です。気をつけなきゃ!!

最近、利用者様の担当者会議に出席することが多いです。
先日もある利用者様の担当者会議に出席させてもらいました。
70歳代、女性、独居、糖尿病、うつ病、認知症がややあります。
CMG様からの紹介で利用スタートになった方です。
ご利用の前は、体調が優れず、寝たきり、食事摂取もできていない状況でした。
そして血糖コンロトールも悪く、血糖300台のこともあったそうです。
安否確認と食事療養が利用目的です。
当初は、週4回、夕食をご利用いただいており、食事もきっちり摂取できるようになりました。
現在は、体調も良くなり、食欲も旺盛、ヘルパー様と一緒に買いものに出かたり、外出の頻度も多くなっています。
利用日も変更になり、毎日の夕食をお持ちしています。

元気になってこられたことは、とても嬉しいことなのですが、
少し前に配送員から「使用を禁止されている、ガスを使って、ゆで卵を作っておられ、水がなくなっている状態でした。」と連絡があり、娘様とケアマネージャー様に連絡しました。

すると娘さんが「元気になってきて、何でも自分でしようとするようになってきてるんですね。連絡ありがとうございました。ちょっと様子見に行きます。」と。

ケアマネージャー様に連絡すると「そうですか・・・火の元管理のことも再度検討しないといけませんね。」と。

ということで今回担当者会議が開催されることになり、私も呼んでいただきました。
はーとの食事のお届けが無い日の食事のことについても色々聞きたいと言っていただきました。
早速、火災報知器の設置と電磁調理器の設置の検討をされることになりました。
そして、夕食以外の食事についてです。
当社のサービスをご利用前は、お菓子類の摂取もかなり多かったようです。
今では、量も減り、ご自分でも注意しようという思いもおありです。
週に2回はデイサービスで昼食を召し上がられます。
それ以外は、ヘルパー様と一緒に買い物に行かれ、お惣菜などを買ってこられます。
ただ、その買い方に偏りがありました。
どうしても本人様のご希望のものに偏ってしまいます。お寿司が好きなのです。

昼食も当社のサービスをと言いたいところではありますが、本人様、ヘルパー様との買い物をとても楽しみされています。そして、ヘルパー様との外出も本人様にとってちょっとした運動になっています。
そのため、現在の当社の利用頻度がベストと考えました。
そして、お惣菜の選び方などを本人様とヘルパー様にお伝えしました。
現在、血糖値は100以下になっています。糖尿病内科の受診も2ヶ月に1回になりました。
「前は、食べてなかったのに血糖値高かったもんね・・・。」と納得の様子。

当社を利用される利用者様の病状やADLは様々です。
その方にとってのベストなサービスの利用方法を提案することが、私達、管理栄養士、そして相談員としてとても大切なことです。
ベストアンサーを導き出せるよう、自分の腕と観察力を磨きたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
暖かくなったと思えば、少し寒くなって、はっきりして欲しいですね。


先日ある利用者様から検査表が届きました。
この利用者様からは、月に1回、2通の検査表が配送員から届きます。
ご本人様とご主人様の分です。
70歳代の高齢夫婦です。
ご本人様、糖尿病。ご主人様、糖尿病腎症です。
利用のきっかけは、食事の管理をされていた奥様がご入院されるにあたり、一人になるご主人様の食事が心配とのことで利用になりました。
その後、退院された奥様も一緒に利用となり、今に至ります
制限が違うため、制限のある食事を2食分作ることは、とても大変で、頭が混乱するとおっしゃっていました。

奥様は、検査値といつもにらめっこしながら、上がった下がったをチェックし、なんとか血糖のコントロールが良くなるようにと頑張っておられます。
ご主人様も頑張っておられます。ただ、
奥様のご主人様に対しての口癖は、「もう、なんぼ言うても聞かないのよ・・・文句ばかり言うて・・・」です。
でも、最近では、その口癖にも変化があり、「文句は言うけど、病院の先生に褒められたことが嬉しいみたいで頑張っている。」や「注意されたことは意識しているみたい」など前向きな発言が多くなってきました。
ご主人様と私がお話をすることもあります。口数は多くないですが、私の言葉に耳を傾けてくれます。
「頑張って残さず食べるようするわ。」と。
注意したことは、奥様のサポートもありながら注意されています。
しかし、奥様が何かの用事で外出され、食事をキャンセルされる際に自分の分もキャンセルして欲しいとお願いされます。
やはり、まだまだ食事療養に対してストレスが多いようです。
必要性は分かっているけど、なかなか誘惑にも勝てないといった状況です。
そのため、食事をキャンセルされた時は、食事の食べ方について説明しています。
キャンセルしてしまう・・・それでも、続けてもらっていることに意味があります。
ご利用していただいている中で、少しでも意識の変化が見られることがうれしいです。

私もこの2通の検査表とご本人様達とのこ気持ちとにらめっこしながら、お二人をサポートし続けたいです。

はーと&はあと管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
鴨川沿いの桜がきれいです。ぼーっとみとれてしまいます。
あちこちで入学式もされていました。
桜が応援してくれているようで、とても素敵です。


さて、先日来られたクリニックの患者様。
初めて栄養指導を受けられます。
60歳代女性、糖尿病。
6年前に受けられた健康診断では、糖尿病の境界型でした。
しかし、今回、3月の受けた健診の結果が返ってきてビックリし受診されました。
血糖196mg/dl、HbA1c8.4%。

部屋に入ってくると、マシンガンのように話し出されました。
とってもお話好きな方です。
「6年前にもうちょっと、気をつけていればと後悔しています。」と。
注意はされていたが、あまり心配はせず、今までの生活を全く変えなかったそうです。
「あの時に・・・」と。

とにかくお菓子が大好きというI様。
お話の中にお菓子の話題があちこちに出てきます。
チョコ、菓子パン、ケーキ、饅頭と。
好き過ぎて、お腹いっぱいになり、胸やけがしているのに、まだ食べていたそうです。
「きっと一生分以上のお菓子を食べたと思います。だから悔いはありません」と。
一生分のお菓子か・・・と心の中で私。
今回、糖尿病になって、かなりのショックだったことがお話をしていて分かりました。
そして、ショック、後悔と色々考えてしまっているようです。
しかし、そのショックを経て自分自身を変えていきたいという思いも伝わってきました。
「これ以上は悪化させたくない!!」と。
私達は、そんな病気に対して生まれた患者様の特別な感情を汲み取り、表現させてあげないといけないと思います。
病気のことを理解し、納得して、治療に対してその気になり、何をしなければならないかを考え、覚え、実行し、維持していく。
この流れが途絶えてしまうと、行動の変化は難しいです。
だからこそ、患者様がどんな思いで、どうしたいと思っているかをヒアリングすることはとても大切です。
そして、患者様が自然と話せるそんな信頼関係を作っていきたいと思いました。

I様の目標は、一生分のお菓子を減らしていくことになりました。

はーと&はあと 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
もう4月なのに、春なのに・・・雪が降りました。凍えそうでした。
オイ!オイ!と思わず突っ込んでしまったのでこのタイトルです。皆さんもそう思ったでしょ。
きっと咲きかけの桜もビックリですね。


さて、先週末にはーとの研修合宿がありました。
2009年度の反省をしっかりして、新たな年度、2010年度の幕開けです。
改めて、もっとはーとのことを知ってもらう努力をしないといけないと思いました。
知ってもらってからがスタートです。

先日行った新規の利用者様。
80歳代女性、独居で心疾患があり、塩分6gの制限があります。
退院されたばかりです。
遠方の娘様がしばらく来られています。
食事の制限があったため、娘様が退院前から当社の資料を取り寄せてくださっていました。
電話帳で調べて下さいました。

病院で栄養指導も受け、その時は「なるほどね」と聞いていたけど、そんな簡単にできそうにないと娘。
朝食の内容や食事の好み、味付けの好みなど、食事についてヒアリングしました。
すると、娘様が「醤油は塩分が多いから控えないとね。でもポン酢は塩分はないのよね?」と。
「そんなことないですよ」と私。
メーカーさんにもよりますが、ポン酢の塩分量は、大さじ1杯で約1.3gほど含まれます。
もちろん醤油よりは塩分量は少ないですが、ゼロということはありません。
減塩醤油と同じぐらいの塩分量で薄口醤油の約半分の塩分量です。
塩分がゼロと思って使用するのとそうでないのでは、全く違いますよね。

このことを説明すると「聞いておいて良かった~。間違ってたくさん使うところだった。ねっ!お母さん。」と。
その他にも塩分について気をつけてもらいたいことをお話ししました。

すると娘様が、「実はね、色々他社さんの資料などもたくさん取り寄せて検討したの。色々迷ったけど、こうやって色々聞けたから、やっぱりはーとさんにして良かったわ。」と。

その時、私は、ここからがスタートだと思いました。
まだ、良かったと言ってもらうには早いです。
継続してもらい、はーとのサービスを実感してもらってからのお言葉と思っています。
これからなのです。
だからこそ、少しでも食事のことでお困りのことがあるのであればご相談ください。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
春の気配を感じますね。
でも天気が悪いとがっかりします。

さて先日、ある利用者様の担当の精神保健福祉士のK様とお話ししました。
利用者様は70歳代、女性、独居で統合失調症、軽度の認知があり、糖尿病もある方です。
バランスの良い食事が全く取れておらず、食事の確保が目的ではーとのサービスがスタートしました。
糖尿病については、Drからあまり極端な制限の必要はないとのことから、普通食でよいとのことで、はーとでは健康バランス食をお持ちしていました。
精神疾患もあるため、病院のK様が定期的に訪問されサポートされています。

ある日の配達時にK様が配送員に「糖尿病食ってありましたよね?」と質問されたそうです。
その情報が私に入りました。
「うん!?もしや、糖尿病が悪化!?確かこの前ケアマネージャー様と話した時は、血糖は安定していている聞いていたが・・・」と思い、直接K様に確認しに行きました。

すると「いえ大丈夫ですよ、今後のことも考えて確認しておきたかっただけですから。」と。
血糖は安定されているようで、HbA1c5.7%とのこと。
Drからの許可を取ってくださり、ご本人様の状態を色々と教えてくださいました。
Drからも食事は今のままで大丈夫ですと。ほっとしました。

そして、色々とお話をしているとK様が「それにしても情報が早いですね、私がちょっと聞いただけなのに。そうやってちゃんと見てもらっているんだと分かるとすごく助かりますし安心です。この方は精神的な状態も変わりやすいのでこれからもよろしくお願いしますね。」と。

とても嬉しいお言葉です。
でもこれも、配送員の情報収集があってこそだなと思いました。
利用者様のちょっとした変化やその周りの情報をちゃんと観察して報告してくれるからこそです。
配送員だからこそ分かることがあります。
そんな情報を関係機関の方々や家族様に報告することで信頼関係ができていくのだと思います。
安心していただけるのだと思います。
また、情報はスピードも大切です。いくら生きた情報でも時間が経つと意味がありません。
できるだけ早く生きた情報のやり取りをしていきたいです。


はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
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