松政千佳子のブログの最近のブログ記事

こんにちは、めでぃ京都東川です。

先日、訪問した利用者様のお話。
もうすぐ90歳になられるM様。お一人暮らしの女性の方です。疾患はありません。
はーとの健康バランス食を毎日夕食ご利用になられています。
私が訪問する前に、一度お試しで試食をされました。
そのため、訪問した際にご試食の感想を聞いてみました。
すると「う~ん、私にはちょっと薄すぎるかな・・・水臭かったわ。」とM様。
「そうですか、確かこの日でしたよね!?」と献立内容を確かめる私。
そして「このおかずは、けっこうしっかり味が付いていませんでしたか?」と尋ねる私。
すると「いや、そんなにしっかりには思えなかったよ。」とM様。

その献立の味付けを把握していた私は、M様の今までの味付けは、濃い目だったんだなと思い、日頃の食事について聞いてみました。
すると「今までは、すぐそこのコンビニのお弁当を毎日買って食べていたのよ。最近のコンビニはメニューも豊富だし、いいわね~。便利よ。おいしいしね。」とニコニコしながら話されました。

膝を悪くされているM様。外出時は押し車を使用されます。
夕方になれば、信号をひとつ渡ったコンビニに行かれ、お弁当を買って、温めてもらって帰って来られるそうです。
それを聞いた私は、正直、淋しく切なくなりました。そして、それでいいのか!?と。
でも、M様はそうは思っておられないのです。便利と思われ、おいしく満足に思っておられるのです。
そして、コンビニに行くことを楽しみに思っておられる。
もちろん、私もコンビ二は、とても便利だと思います。
色々な物が揃えられているし、最近では、食材までも手に入るようになっています。
現在の世の中、そして私達には必需品なのかもしれません。
そういう意味では、コンビニとは、世の中の動きによって変化していっているのでしょう。
そして、今まで、そのコンビニにあまり縁のないと思っていた高齢者の方々も受け入れ、対応し、利用されている。
きっと、若い世代の人達の中でも、毎日コンビニのお弁当を食べておられる人も多いでしょう。
あまり良くないと思いながらも、食べておられる方もいるでしょう。

改めて、「食べるとは、食事とは何か?」考えさせられますね。
でも、その食べることの中の一つに楽しみということがありますね。
M様は、食べることを楽しみにされている方です。
はーとの利用者様の中には、M様のようにお一人で食事をされる方もたくさんおられます。
メニューを見て、こんなのかな~と楽しみにされている方も多いです。
「食べるだけが楽しみで!」とおっしゃる方、多いです。
配送員が来ることを楽しみに待っていただいている方もいます。
そんな方々お一人お一人に満足していただけるお食事をお届けしたいです。
食べる楽しみ♪その想いを大切にし、献立の見直しや改善に取り組みます。
そして、バランスや栄養のことも考えサポートしていきたいです。


はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
天気の良くない日が続いていますね。
今週、来週の土日は運動会のある地域が多いでしょう。晴れるといいですね。
秋晴れってなんだか好きです。

さて、ある利用者様のお話。
80歳代、女性、慢性腎不全、長男様と二人暮らしです。
退院後に利用開始になりました。
慢性腎不全のためのたんぱく質制限にかなり混乱されています。
「これ以上病状は悪化させたくない、でも分からない!」というように。
こうしたら良いと聞くことは、色々試された結果、余計に混乱され、不安になられたようです。
また、息子様も帰りが遅く、忙しくてなかなか相談に乗れない様子。
そんな息子様に気を使われ、さらにどうしていいのかと不安に思っておられました。
「疲れて帰ってきているのに、色々聞くのはダメかな」と。

そして、「ここならそんな食事制限のある方の不安も相談に乗ってくれるのではないですか?」というケアマネージャー様からの紹介で利用になりました。

初めて訪問させてもらった時に食事療養をすることに大きな不安を感じておられる方なんだなと思いました。
それはそうでしょう。
今まで何十年と慣れ親しんできたご自分の食生活を変更しないといけないと思われたのですから。
そして、「これないいのか?」「あれはいいのか?」という疑問が頭中で渦巻き、収集がつかなくなっっておられていました。

食事療養をすることは、今までの食生活を全て変えるというわけではありません。
もちろん、気をつけないといけない食べ方、控えたほうが良い食べ物というものはあります。
病状によっても異なります。
でも、その方の今の食生活を見た上でどうするべきかを判断すべきことです。
お酒を飲まない方に「お酒をやめましょう!」なんて言ってもなんの意味もないことでしょ!?
だから、分からないことがあれば、一つずつ解決していけばいいと思います。
そして、その解決方法の一つとして、はーとの管理栄養士に相談してもらえればと思います。
あなたの食生活を判断した上でご質問にお答えします。

はーと&はあと管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
いよいよ食欲の秋がやってきましたね♪
でも、私はその前に治さないといけないものがあります。
実は、今、歯医者に通っています。
数週間前から歯茎が腫れて痛かったため、しばらくご無沙汰していた歯医者に定期検査のために行きました。
すると・・・先生から「このままだと知覚過敏になりますよ!!」と。
「うん!?聞いたことある」と私。
そして、先生が「東川さん、歯も曲がり角ですからね~」と。
「も!って何よ。も!って!」と心の中で突っ込む私。まぁ、それはいいとしまして、

皆さんチェックしてみてください。
●冷たい物を口にした時、歯がシミませんか?
●歯ブラシが歯に触れた時、歯がシミませんか?
●冷たい風が歯に当たった時、瞬間的に歯がシミませんか?
これらの症状に当てはまった方、知覚過敏かもしれませんよ。

歯は、歯茎があり、神経、象牙質があり、そして、エナメル質でコーティングされています。
しかし、そのエナメル質が削られたり、歯周病などによって歯茎が退縮すると、象牙質が露出して、その根元の象牙質から刺激が神経に伝わり、不快感や痛みを感じるそうです。これが知覚過敏。
(エナメル質の象牙質というのはカッターでも削ることができるぐらい軟らかいんですって)

そして、知覚過敏にならないために注意しないといけない事は、「強い力での歯磨き」と「歯ぎしり・噛み締め」だそうです。
強い力での横磨きは、歯茎を削って痛めてしまい、その結果、歯茎が腫れ、歯茎がやせる原因になるそうです。硬めの歯ブラシではなく、軟らかめの歯ブラシで研磨剤の入っていない歯磨き粉を選んで小刻みに磨くことが予防になるようです。

また「歯ぎしり・噛み締め」も歯がやせたり、歯周病、歯肉炎、そして、アゴの関節への障害や全身への障害(頭痛、肩こり、顔面痛など)の原因になりうるそうです。
でも、歯ぎしりや噛み締めは、96%の人がしているという報告があるそうです。
だから意識することが大切なようです。
仕事に夢中になったり、ふと気が付くとしっかり噛み締めていたり、舌を上顎に吸いつけていたりしませんか?
そんな時は肩の力、首から上の力を抜いて歯をかみ合わせないようにするといいそうです。
まず気づくことが大切だそうです。
でも、寝ている間は、なかなかコントロールが難しいですよね。
枕は高すぎないものを選び、考え事をしないで寝るようにするといいようです。
噛み締めないよう注意してみてください。


歯というのは食べるためには非常に大切なものです。
はーとの利用者様の中には、「90歳になっても全て自分の歯」というすごい方もおられますが、歯がなく、入れ歯も合わず、思うように食事ができないという方もいらっしゃいます。
その結果、栄養が偏っている方もおられます。お口のケアはとても大切です。
自分の歯でバリバリと何でもおいしく食べたいですよね。
皆さんも一度ご自分の歯、チェックしてみてください!!

私は、意識しながら日々実行中です。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
実は、9月3、4、5日と北海道へ行ってきました~♪♪
札幌で行われた栄養改善学会学術総会に参加してきました。
なんと、北摂の大都さんが発表したんですよ。
山村さん、部長とともに参加しました。その内容は追って報告しますので・・・

私からは、学会の合間のひと時について・・・
北海道と言えば、何を思い浮かべますか?
やっぱりおいしい食べ物ですよね。
ラーメン、ジンギスカン、海鮮、サッポロビール・・・楽しませてもらいました。
    

札幌の夜景です。

 
時計台です。この前に花畑牧場のカフェがありましたよ。
その他、札幌市内を隈なく観光させてももらいましたし、学会では、恩師や友人にも会うことができ、大満足な北海道でした。

やっぱり、おいしく食べることって幸せだなぁ~と♪感じますね。
でも、ある利用者様で夏場になると毎年食欲が落ちる方がいます。
80歳代、男性。
脳梗塞の既往があり塩分制限があるため、はーとの栄養コントロール食を毎日昼食、夕食ご利用いただいています。
夏場前は、問題なく完食されていました。足りないとまでおっしゃっていたぐらい食欲旺盛。
それなのに、夏場になるとパタリと食事が食べれなくなられます。
朝にパンをちょっと食べるぐらい・・・
お持ちしている食事も少しずつ残食が増え、全く手をつけなくなられてしまいました。
体調の具合をお聞きしても問題ないと。
「少しでも食べてくださいね。」と配送員から声かけすると頷かれます。
でも、あまりしつこく言うとご機嫌斜め・・・
う~ん、何が原因なのか??
CMG様、HH様、ご家族様経由で聞いてみてもダメ・・・またまた、ご機嫌斜め。「ほっといてくれ!」と言わんばかりに・・・
担当医師からは、体には異常なしと。栄養状態も悪くないと。なぜ!?
そして、担当医からは、食べれるものを食べさせてあげてくださいとのことで塩分制限の解除もでたため、食種を健康バランス食に変更しました。
でも、変更してすぐは、ぜんぜん食べてもらえませんでした。
そのため、刻みや一口大のおかずに変更してみたり、HH様の協力でおかずを盛り付け直してもらったり、おにぎりを作ってもらったり、あの手この手で四苦八苦。
すると、少しずつ食べてもらえるようになりました。完食される日も多くなっています。
この調子で前のように食欲旺盛に戻ってもらいたいです。
でも原因がわからないので、ご本人様のご機嫌を損なわないようにしながら、来年に向けて調査を続けたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
最近少し涼しくなりましたね。
でも、また週末は蒸し暑さが戻るようです。

先日、私の祖父が亡くなりました。91歳でした。
几帳面で責任感の強い人でした。
口数はそんなに多くはありませんでしたが、情に厚い人でした。だから地域の人からの信頼も厚かったです。
私の祖父との思い出は、やっぱりスイカの思い出です。
農家をしていた祖父が、私の好物のスイカを毎年私のために作ってくれていました。
私が好きだからと近所の人にも言っていたそうです。
毎年、私の誕生日の日には、大きく育ったスイカを畑から持って帰ってくれました。
おいしそうにスイカをほお張る私を見て、満足げにニコニコと微笑んでいた祖父を思い出します。

そんな祖父が入院したのは4年半前です。
足腰が弱くなって寝たきり状態になり、肺炎、脳梗塞が原因で入院が長引き、そのまま自宅に帰ることはありませんでした。
お酒が大好きで毎日の晩酌は欠かさない人でした。
そんな祖父が口から食事を食べることができなくなり、言葉も発することができなくなったのはショックでした。何年もその状態が続きましたし・・・
「生きる」とは何なんだろう・・・と考えました。
正直、最後の方は楽にしてあげたいとまで思ってしまいました。
元気に自宅に帰ってきてほしかったです。

でも納棺の時にとても丁寧に対応してくださいました。
二人の納棺士の方が、祖父が生前よく来ていたスーツを着せてくれました。
よく使っていた旅行カバンと帽子、そしてパスポートも一緒に・・・
今にも話し出しそうな顔で安らかに眠り天国へいきました。

身近かな人の「死」を体験したのが初めてだった私は、その死を通していろいろ考えさせられました。
死を身近に体験することで、死に対して恐怖を感じる方もいるでしょう。
でも、私は死とは逆の「生きる」ということを考えました。
元気に毎日毎日を過ごすことができていることに改めて感謝しなければならないと教えてもらいました。

おじいちゃん、今までありがとう。ゆっくり休んでくださいね。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
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