松政千佳子のブログの最近のブログ記事

こんにちは、めでぃ京都東川です。
桜の季節が過ぎれば、今度は新緑の季節ですね。
鴨川沿いの新緑のトンネルがとてもきれいです。

クリニックでの栄養指導でのお話。
栄養指導を継続している方で50歳代、女性、高血圧。
もう栄養指導に来られるようになって半年になるでしょうか。
先日の栄養指導の時、「フフフッ!」とニヤニヤしながら指導室に入って来られました。

「あっ、これは体重が減ったんだなぁ」と心の中で私。
すると「体重が少し減りました!」と笑顔で嬉しそうに報告してくださいました。
この方は、体重が、標準体重よりもオーバー。減塩と標準体重に体重を近づけることが目標です。
でも減塩というよりは、食事のバランスや食事時間にまず問題がありました。
朝は簡単に食パンとコーヒーのみ、昼は食事の代わりにお菓子(おかき一袋)、または、お茶漬け、または菓子パン。夕食までにお腹が空くのでその間に間食。それもたくさん。そして、夕食。
塾で講師をされているため、仕事は夕方から。よって、夕食は遅くなります。

「思うがまま、自分の欲望のまま食べていた。」と初回の栄養指導の時に言っておられました。
「いつからかこんな生活になってしまったんです。」と。

ということで、まず、間食を減らして、食事のバランスを摂り、3食時間を決めて食べてもらうことから始めました。
もちろん塩分の摂りすぎも注意。
すると、1ヶ月後には1kg減、そして2ヶ月後にも1kg減と体重が減り始めました。
血圧も体重が減っていくと同時に安定してきました。
その方の反応は、「私このままいったら1年で12kgも減りますね!!どうしましょう~♪」と。

「そんなに思うようには・・・・」と私は心の中でつぶやきましたが、その気持ちもよく分かる。
やっぱり女性は美しくありたいもの!
その方は、若い時の自分に近づくことができると胸をときめかせておられます。
素敵なことだと思います。そのことが原動力となって、本人のやる気につながっています。
そして、そのやる気を引き出すのが私の役目。

しかし、無茶は禁物です。速く!速く!とあせり過ぎて無茶をしないようにすることが大切です。
無茶をするとリバウンドしてしまいます。
この方も「やせたい!」が先行してしまって、無茶をしそうになっていました。
体重を減らす目的は何なのか再度説明しました。この方の場合は、血圧を下げることが目的。
その1つの手段として体重を減らすのです。

でもでもやっぱり嬉しいんすよね。だから、頑張ってしまう。
だから、私が無茶をしないようにちゃんとブレーキをかけてあげなら、その方に見合った食事量を摂取できるように一緒に頑張りたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
桜がすでに散り始めてなんだか淋しいですね。
でも、気候は過しやすく快適です。

先日、久々に友人とテニスをしました。
あちこち筋肉痛になりましたが、楽しかった。ストレス発散にもなりました。
糖尿病などの生活習慣病の方々に「運動しましょうね!」と指導しているのに、私自身、なかなか運動ができていませんでした。
分かっているけど、なかなか・・・ がこのことですね。
運動療法で毎日ウォーキングをされたり、ジムに通ったりされている方は、本当にすごいと思います。
今年はできるだけ運動をしたいと思います。

さて、先日訪問した新規の利用様のお話。
健康バランス食をご希望の、80歳代の女性の方です。
長女様同席で面談させてもらいました。
地域包括のケアマネージャー様からのご紹介で「安否確認と食事の両方でお願いしたい人がいて」とのことで訪問しました。

本人様は以前に自宅で転倒して骨折されました。
近くに住む次女様と少し離れたところに住む長女様がサポートされていましたが、娘様お二人とも体調を崩されてしまいました。
でも、食事の支度や買い物にも行けないお母様のことが心配とのことで、ケアマネージャー様に相談されたそうです。
もし、転倒していても誰も気付いてくれないとのこと。
というのも、お家の周りがトタンで覆われていて、そのトタンを入るとまず畑があります。
そして、数十メートル先にお家があります。
周りにはマンションなどがあり、誰も訪ねてきてくれないし、近所付き合いもあまりない。
そして、大声を出したところで気付かれないとのこと。
一度転倒されているだけに心配とのことでしたが、娘様達も限界ということで、はーとの健康バランス食を毎日お持ちし、安否確認もさせてもらうことになりました。

お独り暮らしの方の場合、近くに住む家族様がサポートされていることはよくあります。
でも、なんとかしてあげたいと頑張りすぎて家族様が体調を壊し、悲鳴をあげておられるケースもよくあります。ご本人様も気を使われます。
だから、頼れるところは、少しでも頼ってもらいたいなと思います。
そして、少しでもご家族様の負担が軽減できれば、ご本人様にとっても、ご家族様にとってもベストなのではないでしょうか。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
新年度のスタートです!!
昨年度も色々なことがあり、その一つ一つにドラマがあり、色々な経験をしました。
今年度もたくんさんの方と出会うでしょう。その方々が何を望んでおられるのかを見極め、深い関係を築いていきたいと思います。

先日のクリニックでの栄養指導のお話。
50歳代、女性、糖尿病。
証券会社でバリバリ働いておられる女性です。
3回目の栄養指導になりますが、既に意識が変わり、行動に移せています。
その方曰く、受診&血液検査&栄養指導は自分にとっての月に1回の試験だそうです。
自分が頑張った成果が試される日とのこと。

お仕事をされているということもあり、お付き合いでの宴会も多く、外食の頻度も高かったそうです。
自分が糖尿病だなんて思っていないし、何もお構いなしで食べていたそうです。
その上、食べる量もハンパじゃなかったと。
でも食事を見直してみると、自分の問題点の多さを実感し、改めて「そりゃ、糖尿病になるかも・・・」と思ったそうです。

この方が実践されていることは、野菜を毎食しっかり食べることです。
毎食、キャベツや人参、ブロッコリーなどを温野菜にして、一番最初に食べておられます。
そのお蔭で、体重がこの2ヶ月で3kg減りました。野菜でお腹が膨れて、食べる量が減ったそうです。
ご家族様からも「食べる量減ったんじゃない!?」と言われたそうです。
もちろん甘いおやつもやめておられます。

そしてHbA1cは6.5→6.2→6.1ともちろん投薬なしで下がっています。
ご本人が意識し、実行された成果だと思います。
しかし、ここからが大切です。このコントロールを継続することが大切です。
もともと何の知識もなく生活習慣が乱れている方は、ちょっと知識を得るだけで、メキメキ改善していかれる場合があります。
しかし、その後ちゃんと自己管理ができるかどうかは、その方次第です。
だから、月に1回は試験を受けに来てもらって、自己管理ができるように、私たちがサポートしていきたいと思います。

できるだけ早い段階で生活習慣を改善できるように、頑張ります!

はーと&はあと管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
あっという間に3月下旬ですね。すっかり春めいていたのに、今日はちょっと寒かったですね。
ちらほらとお風邪を引いておられる方もいるようです。
お気をつけくださいね!

先日ある利用者様の自宅を訪問した際に感じたことです。
「やっぱり在宅だな」と。
糖尿病、70歳代、男性。
はーとの配食を利用されるようになり、もう1年になります。
自宅の近くを通りかかったので訪問してみました。
お母様がご利用になったのをきかっけに、ご自分の食事療養の見本にしたいと利用開始になった方です。
今では、お母様より、この方がメインでご利用いただいております。
利用当初はHbA1cが8%台だったのが7%台になっています。
少しうまくいかない時もあるようですが、それでも、
「利用前よりは確実に食事量や間食量は減っている!何より自分の意識が変わった!」とのこと。
ブレーキを自分でかけることができるんですって。良かった!

そして、色々お話ししていると、奥様が
「あっ!これ見ておいてもらったら?」と。
奥の部屋から色々と抱えて出て来られました。
たまに飲んでしまう、ビールやお菓子のカロリーについての質問タイム。
また、1回のご飯の量の確認を実際に使っているお茶碗を使って計量して、確認してみました。
すると・・・・増えている・・・ ご本人、奥様、私と3人で顔を見合わせて・・・・
ご飯量を再度守ってもらうようにお話ししました。
また、食器棚の上のほうにおいてあったお菓子の袋を発見!お菓子の袋を指差し、
「あれも・・・?」と私。
すると「あっ!」と苦笑いのご本人様。「よく見てはりますね~」とボソリ。
そして、「気をつけます」と。
ご本人様と奥様に、また自宅チェックにお伺いする旨伝えて失礼しました。

こんな風に自宅に訪問してお話をお伺いすると、皆さんとてもリラックスしてお話しされているのが分かります。すると本音も出やすいんだろうなと。また、こっちも色々チェックすることができる。
在宅ならではのサポートなんだろうなと実感します。
在宅でのサポートは、その方の抱えている問題点なども把握しやすく、解決につながりやすいのだと思います。

多くの方の自宅へ訪問し、できるだけ多くの方の在宅サポートをしたいですね!!


はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
3月なのになかなか暖かくなってきませんね。

さて、先日行った新規の利用者様です。
80歳代、女性、糖尿病、心疾患。
ご主人様との高齢世帯です。とても明るく、気さくな方。
正月明けより血糖コントロールが不良(HbA1cが9%)とのことで、ケアマネージャー様からの紹介で利用になりました。
ご主人様と交代で食事支度をされています。
野菜はご近所の方が、新鮮な野菜を分けてくださるそうで、できるだけ頑張って食べているとのこと。
でも、この方の問題点は、おやつの摂取。特に1回の量が多いのです。
ご飯の量を少なくしてもおやつが食べたい!という方です。
自宅前の魚屋さんが、魚屋なのに、この方のためにわざわざ饅頭や大福を仕入れてくださるそうです・・・親切なのか、不親切なのか・・・

「やっぱり甘いものがやめれないの。」と。
「白いご飯の量を減らしているからいいでしょう!?」と。
饅頭、ケーキ、大好きな大福(あれば3個は一度に食べてしまうとのこと。5個入りで2個はご主人様分なんですって)のカロリーを、カロリーブックを見せながら説明しました。
これらのおやつには、砂糖がたくさん含まれているため、白いご飯とは交換できないこと、血糖値をすご~く上げてしまうことを話しました。
「そうなの・・・」と少し悲しそうに話されましたが、
その反面「ほんとうにカロリー高いわね~」と納得もされていました。

ご飯を減らしている分、お腹も空いておやつ類を食べ過ぎてしまうということあるため、
適切な食事量をはーと&はあとの栄養コントロール食を参考にして覚えてもらいます。
そして、何よりおやつの量を減らせるように!!
私も甘いものは、好きなので「ダメ!!!」とは、なかなか言いづらいですが、
これらのおやつ類をカロリーの低いものに変更したり、頻度や個数を減らすだけでも、全然違います。
「まず、一回の量と回数を見直してみましょう!」と一緒に日頃食べているおやつ類の洗い出しと量の聞き取りもしました。

ある方を思い出しました。クリニックでの患者様で糖尿病の方。
お饅頭が大好きでやめられなかった方です。
栄養指導に来るたび、クリニックで見かけるるたびに「饅頭ですよ!」と声掛けを続けました。
すると、時間はかかりましたが、少しずつ注意できるようになり、減らすことができました。
その方曰く「饅頭があんたの顔に見えるんや!」と。
笑ってしまいましたが、なんだか嬉しくもありました。言い続けることで意識付することができました。

だから、この方についても、食事はもちろんですが、おやつの摂取については言い続けます。
そして、この方のお饅頭になろうと思います。
分かっていてもなかなか実行できないという方が大半です。
そんな方々の意識や行動を変えていくのは私たち管理栄養士の仕事です。
だから、そんな方々を少しでもサポートしていきたいです。


はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美