島田天心のブログの最近のブログ記事

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

継続的な断捨離で家の掃除が楽になってきました。年末の大掃除も楽できそうです。先日、とある気象予報士が観測記録上もっとも晴れる確率が高い日は体育の日ではなく12月30日だといわれていました。30日に大掃除をするのは年末の風物詩的にも天気的にも理にかなっているのですね。

さて、一か月前から栄養コントロール食を週3回ご利用いただいているS様(60代後半、女性)

要支援から要介護となり担当になられたケアマネジャーさまからの紹介で血糖安定に療養されています。

お伺いして日頃の食生活をお聞きすると過度のエネルギー摂取は見られませんでしたが、朝昼の食事に炭水化物(パン、麺のみ)への偏りがみられ野菜類の摂取も少なく繊維不足から食後血糖が高くなりやすい食生活の傾向が見られました。

食事のバランスと食後血糖の安定に

1.野菜から食べること

2.早食いせず、時間をかけて食事をとること

3.食後に15~20分の運動をすること

をお勧めしました。しかし、S様、手足にやや障害がありウォーキングなどは転倒のリスクが心配されます。そこで、先日開催された担当者会議にてリハビリの先生と相談。通所で行っているリハビリで自宅でもできる運動プログラムを作っていただき(椅子に座りながらの運動や寝転がりながらでもできる体操など)、自宅ではそのプログラムを参考に食事後の運動を実践していただくことになりました。(食事だけではなく運動面でもプロの指導を受けていただきチームでケアに取り組むことができ、S様のかかる人全員で目標を共有できるので担当者会議は大切な場です。)

まだ療養スタートして一か月ですが配食の食事は完食されていて、配食量を参考に自炊でも野菜をとるように療養中です。

野菜から食べることや食後の運動は今では血糖安定のためのスタンダードな指導になってきていますね、そのうち年末の大掃除のように全員が当たり前に取り組める習慣として根付いてくれればいいですね。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

先日、会社の先輩の実家の灘のけんか祭りに招待していただきました。

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すごい熱気で非日常の風景を楽しみました

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(先輩曰く、祭りの間に村のあちこちで喧嘩がおこることは、日常だそうです・・・)

神輿は1台2トンもあるようで担ぎ役はあうんの呼吸で交代交代でかわりながらずっと担がれているようです。すごいチームプレイに感動しました。

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

朝晩の冷えはあるものの過ごしやすい季節です。先週は久しぶりにのんびりとした3連休を過ごさせていただきました。連休中も交代で出勤されていたカスタマーや配送の皆さんには申し訳ない限りです。

最近は、家の断捨離にハマってます。使っていない机、棚、古びたふとん、着なくなった服に読まない本など、家の中で眠っている不要な物を少しずつ捨てていってます。結構ストレス解消になり、断捨離するごとに部屋が広くなり快適です。結構いらないものに囲まれて生活をしていたことを実感しました。

さて、今日はY様(男性、80才)の療養経過のお話です。

Y様、去年、僕が介護支援専門員の資格を取る時にケアプラン作成のモニターにご協力いただいた方です。たしかブログにも何度か登場いただいておりますが、透析にならないために腎臓病対応の減塩食を利用いただいています。自宅でヘルパーさんに料理を作ってもらう時はいっさい塩分の含んだ調味料は使わせずに無塩に近い食事を作ってくれとオーダーするようなちょっと極端な性格もみられるY様。

利用開始から少しずつ数値と体調の安定が見られてきたのですが、継続していくうちにさすがに減塩食を続けていくことがつらくなり、毎日の利用から週三回に、週三回から週1~2回と回数が減った時期があり、その頃はヘルパーさんにも塩分を気にしない料理を作ってもらうことが増えてきていました。

ただ、そうしているとやはり徐々に腎臓の数値が悪くなり、足にはむくみが出てきて、身体の異変に気付いたY様。もう一度、しっかり療養しなければと利用回数を増やすとの相談がありました。これまでもおかずだけをご用意して、主食は自宅で炊かれていたY様。ご飯が元々好きで好きな銘柄で自分の好きな炊き加減にこだわられての、おかず食利用です。ただし、食べる量はバラバラで、1膳食べる時もあればお粥にしてさらっと済ましてしまう時もあり、食欲がないときはおかずも手つかずで、冷凍のうどんなどで済ますこともあったようです。

毎回適切なエネルギーをとって不足がないようにしてほしい。できれば同時に蛋白制限も実践してほしいとの思いから、パックの低蛋白米をご提案してみたところ、試してみるといっていただき、ご用意させていただくことになりました。

数種類、サンプルをご用意して一番お口に合うものを選択され、毎日の食事に利用いただいたところ、数か月後に数値の安定が見られました。Y様にはすごく合ったようで最近では毎食低蛋白米を利用いただくことになり、毎週1ケースお届けして朝昼夕で召し上がれています。もちろん、おかずは腎臓病対応の栄養コントロール食です。

ご利用者様の中には、独特な食感が苦手とされる低蛋白米ですが、Y様がもう一度療養に向き合う気持ちを継続できた有効なアイテムに感謝です。

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低たんぱく米です。

まったく関係ない新しく見つけたお店のランチ定食

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蛋白質も塩分もとりすぎ・・・ですね。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

朝晩は涼しくなってきてきましたが、まだまだ秋の空気は感じませんね。季節の変わり目が年々かわってきているのでしょうか。

さて、先日新規のご相談にお伺いしたT様(80代、男性)

娘様から「現在、入院中で刻みとろみ食を食べていて、退院後も同じ食事を配食してくれるところを探してる。週末には退院なのでお願いしたい」とのご依頼を受け面談に伺いました。病院への訪問はかなわず、自宅への訪問でご家族様にご面会させていただくことに。

お聞きすると、嚥下は問題ないようなのですが、歯の治療をされていて現在はキザミでないと食べられず、とろみをつけて喫食されているようです。

やわらか食のTaBeLu+も形態としてはいけるのかなと思い、健康食のキザミ食、TaBeLu+、軟菜食のキザミ食など、さらにソフト食と、それぞれの形態と特長をご説明させていただきました。

相談の結果、病院の形態に合せていただき、健康食のキザミ食をご用意させていただくことに。自宅にはとろみ剤のご用意がないとのことから、事務所にあるとろみ剤のサンプルを一緒にご用意させていただくことに。

ただ、そこで問題が・・・明日退院なので明日の食事も必要とのこと。(金曜日に訪問に伺いましたが、土曜の午前中に退院予定でした)早くて食事用意ができるのが明後日の日曜になるため土曜の食事をどうするかを改めて相談。

奥様と二人暮らしのT様。普通食なら用意もできるがキザミ食はちょっと・・・ということになり、急遽用意ができるTaBeLu+を土曜日だけご用意させていただくことに。TaBeLu+をお持ちして刻んでからとろみをつけて召し上がっていただくようお願いしました。

さらに、次の問題が、土曜のTaBeLu+の献立が魚料理とカレーでした。カレーはT様苦手で、最初にもってきた食事が苦手なものだと以降配食はいらないと言い出しかねないとご家族様が心配され、できればカレーを変えてほしいと。

カレーをかえることはできず、最終提案でカレーの代わりにソフト食のおかずを1品代用としてお持ちして食事を召し上がっていただくことに。(ソフト食だけでは量が少ない為、補助ゼリーのサンプルもサービスで1個お付けしました)

そのため、ご家族様には、健康食の召し上がり方とお届け案内の説明、TaBeLu+の召し上がり方とお届け案内の説明、ソフト食の召し上がり方を説明し、さらにとろみ剤の使用方法をお伝えさせていただきました。

説明をきいていただいたご家族から「だんだんどれがどれかわからなくなってきた」(ほんと、説明している僕もわからくなってきました・・・机の上にも3種類もパンフレットと召し上がり方と申込書類等々が山積み)

「お食事は土曜からご用意しますので、それぞれ温めてとろみ剤使って召上ってください。当日配達の際に配送員からも説明させていただきますから。」とお願いし退席。当日は土曜ということもあり、事前に当日配送担当の方に入念に申し送りをしてお届けしてもらい。お届け後に再度もう一度説明にお電話で確認。

すると最初に食べたTaBeLu+がT様にとって食べやすかったと昼過ぎにご家族から連絡があり。以後健康食のキザミ食は利用無く、ずっとTaBeLu+を昼夕でご利用いただいております(誤嚥やムセもないようです)

バタバタした中で、いろいろな形態の食事を提案させていただきましたが、T様にマッチする形態が見つかってよかったです。歯の治療が終わったら健康食常食にアップしていきたいと思います。

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山形に出張にいったときにご馳走になった。山牛さん。

山形で一番の焼き肉屋さんらしいです。美味しかったです。

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三角バラは一切れで100kcalあるぐらい脂がのってました。

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はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

秋の夜長の季節、今年も早くも半年が過ぎようとしています。そして9月は僕の誕生日月。毎年歳を重ねることを苦痛にも楽しみにも感じる月ですが、大台の40になると介護保険料を払わなければならないことに(もとい、払わさせて頂くことに)なりました。

これまでは第三者的に考えてしまうこともあった介護保険制度の財政も自分のお金が使われるとなると厳しい目で見ていかないとだめですね。自分や、皆さんから徴収したお金が地域ケアの充実に使われているのか、意味ある質の高いサービスに払われているのかどうか。振り返って自分はどうなのか。改めて心も身体も引き締めて仕事したいと思います。

さて、先日、腎臓病の方から検査結果の提出をいただき、相談訪問にお伺いしたS様(80台、女性)のお話しです。

クレアチニンが2になる前から腎臓をケアするために減塩に取り組むよう先生からの指導を受け、また独居の為食事内容に偏りが見られたことから地域包括支援センターの相談員の方からのご相談で今年から夕食に配食サービスをご利用頂いております。

毎月通院で採血をされ、結果を配送さんに渡して頂き定期相談を行っています。特に悪化は見られず半年が過ぎましたが8月の検査で初めてカリウムが5.6と高い値に。

(このままだと腎臓が悪くなってもうすぐ透析になってしまうのではないかと)不安になられていたと配送さんから報告を受け相談訪問することに

(もともと精神的に不安定な症状を示されることがあるS様。訪問看護などで精神面のケアも受けらえています)今年の夏が例年以上に食欲減退を感じて毎週のように点滴に行かれていたのも採血に影響してしまったのかもしれません。

食事は食べられていますか。体重はかわりないですか。おかずの品数が少なくなっていませんか。カリウムの多い食品を重複してとっていませんか。せんべいやおかきの食べ過ぎは大丈夫ですか。とヒアリングしていくと

「体重はかわりないです。ただ食欲は夏場は落ちてしまっていた。さつま芋や南瓜は茹でこぼして小分けに冷凍して食べる様にしている。夏はよく、メロンとすいかを食べていた。せんべいはお客様が来た時に出すだけで自分はほとんど食べていない。」と

「さつま芋や南瓜は茹でこぼして食べられているので大丈夫です。ただ、メロンやスイカはカリウムを摂りすぎになりやすいので控えて下さい。かわりにブドウや、リンゴなら小皿程度でしたら食べてもらって大丈夫です」

「りんごはすりおろして食べているけど、いいのかしら」

「そうですね、すりおろした方がカリウムが少なくなるので、すりおろして食べてもらっていいです。カリウムが落ち着けばすぐに透析になることはないのでこれからもしっかり食事療養してください」とお話し、カリウムの多い食品一覧と一緒に、ぶどうは大丈夫です。りんごはすりおろして食べましょうと。目標シートに書いてお渡しさせて頂きました。

療養してても透析になられてしまう方もおられるため、致し方ないケースもありますが、透析後のご負担や医療費を考えると長くこのまま安定していただきたいですね。(介護保険料も増えてほしくないですし)

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毎年恒例の稲刈りに参加してきました。あいにくの雨模様で足がぬかるみ全部刈り取ることができず。昔の人の手作業の大変さを痛感しました。体力の衰えも痛切に感じてしまいました。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

台風の通過で日本列島を覆っていた熱帯が少し緩和され朝晩は幾分楽になりましたね。ただ、集中豪雨や台風被害には十分気を付けようと思います。季節の変わり目は体調不良にもなりやすいですよね、回復力アップにヘルシーブログの「海鮮オクラの納豆かけサラダ」是非お試しください。

さて、夏バテで食欲が落ちやすい方が多い中、食欲旺盛なMさま(男性、60代)に訪問してきました。

持病の糖尿病から脳出血を発症され、左側に麻痺が残ってしまったMさま。(やや認知機能の低下もみられるようです)もともと食べることが好きで、よく食べよく動く生活をされていて、そのおかげでしょうか、持病の糖尿病も安定されていたようです。

しかし、発症後は車椅子での生活になり活動量に制限がかかってしまいました。デイサービスなどで体操や運動はされているようですが、自宅では室内にてゆっくりされることが多くなり自然と消費エネルギーが摂取エネルギーを上回る状態が続き、糖尿の状態も悪くなっていました。

入院中はご飯150g制限で何とか我慢されていたようですが、退院後はおなかがすき、お菓子などを間食してしまって体重増加。現在では先生から「お菓子を食べてしまうようならご飯は200gまでOKします。その代りお菓子は食べないように」とコメントがあったようで、デイでも自宅でもご飯200gで何とか我慢しているみたいです。ご家族からは「それでも、なにか食べているときはある」と申告が。

食種選択では、第一提案に糖尿病用のカロリー調整食を。第二提案に麻痺で咀嚼力低下がみられるのでしたらTaBeLu+(たべるぷらす)を。第三に間食防止に食事で満足してもらえるよう一番量の多い健康バランスを。

相談の結果、やわらかくなくてもある程度カットがされていれば右側で咀嚼が可能とのことから、健康バランス食の一口大カットの食事をご用意させていただくことになりました(もちろんご飯は200gで)

献立には、Mさまの好きなもの、苦手なもの(青魚)がありましたが、バランスよい食生活をしてご自宅で生活を続けていくために、残さず食べていただくことをお願いしました。健康食を完食することで満足していただき余計なものに手を出さないように自己コントロールするところからスタートです。

来月には配食スタートから一か月後の検査があるようです。少しでも発症の再発を抑えられるような食生活を継続してもらいましょう!

先日、仕事の関係で台風直撃の日に岩手県、大船渡にいってきました。

道中、仙台→一ノ関→気仙沼→大船渡と移動する予定が、台風で移動当日は一ノ関止まり。

翌日早起きして5:59の始発で大船渡に移動。会議開始時間には大遅刻でしたが、台風一過の天気のように素晴らしい内容の打ち合わせができました!

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在来線は運休になっても一ノ関まで走ってくれた新幹線

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津波対策に高い壁を作っている海岸線

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4階まで津波がきて窓が壊れてしまった建物(TVで何回もみたわこの映像)

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あの津波にも負けなかった【奇跡の一本松】

これだけピントがボケた、残念。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
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