島田天心のブログの最近のブログ記事

こんにちは。管理栄養士の島田です。

まだまだ寒い日が続く中、1月から始まった合計7回の介護支援専門員(ケアマネジャー)の研修がやっと終了し、このたび介護支援専門員の認定をいただきました。

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連日朝から夕方までびっしり講習を受けて、自分で面談に行ってその人の課題を分析して、居宅サービス計画書を作ってサービスを提案して、社会資源を調査して、提出したプランのダメ出しを受けて、修正して。体力的にも精神的にもヘロヘロになりましたが、なんとか終了できてよかったです。

研修は学ぶべきことも多くてとても大変でしたが、すごく勉強になりました。

その方の課題(ニーズ)を聞き出すためのカウンセリングの仕方、課題の分析の仕方、サービスの方針の決定とその方の目標達成のためのプランの提案方法など、これまで関係者として見ていた居宅サービス計画書の中身がよくわかるようになりました。訪問栄養指導にも使える技法もあり、さっそく実践していきたいと思います。

各自の症例検討を行ったグループワークでは、とても個性豊かで素晴らしい方々(保健師さん、ヘルパー責任者、特養のリーダーさんなどなど)とグループを組むことができ、新しい人脈を得られました。

(みなさんすぐにケアマネジャーをされる予定はあまりないようです。僕もそうですが制度の勉強の目的として資格を取られた方が多かったです)

特に大変だと感じたのが2025年問題対策として国が提案している地域包括ケアシステム

団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきます。

地域で自分らしく暮らしていただくために今からそのシステム作りが必要といわれています。今まで以上に医療・介護のサービスだけでなく、配食やボランティアなどのインフォーマルなサポートとの連携が必要になってくるとのこと。

今回研修で勉強させていただいたことを忘れず、地域の相談員として管理栄養士として地域に貢献できるようスキルアップしていきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

2月も終わり3月突入ですね、今年は年始からバタバタしている感があり、1日1日がとても長く感じます。

充実している証拠だといいのですが。

さて、今日は新年から腎臓病対応の食事をご利用いただいているK様(70代、女性)のお話です。

現在は京都にお住まいですが、昨年までは実家のある他県で生活をされていました。腎臓病の進行に伴い、またご自身の生活環境等の理由から療養のためご家族と京都で生活するようになったそうです。

透析にはなんとかなりたくないと年始より毎日の昼夕をご利用いただきしっかりとたんぱく質・塩分を調整した療養をされています。間にはカロリーの補給もしていただきながら。

先生からは「透析しないといけない状態(クレアチニンが9.0以上、BUNも70台です)だから、絶対安静にしていろように」といわれて自宅療養中です。

数値を見て、ほんとに透析をしなくても大丈夫なのか?と思ってしまう状態でしたが、

K様曰く「尿がしっかり出ているので、Drも不思議がっているけど、まだぎりぎり大丈夫なの」と教えていただきました。

配食がスタートした後も検査通院をされ、数値は変わらず横ばいで(横ばいといってもほんとに透析導入レベルで)推移しています。

最初に面談させていただいた時も、約一か月後に相談訪問にお伺いした時も、食事ととり方について、これからの治療方針などについて、しっかりK様のお考えをお話しいただき、想いを実現できるよう栄養ケア計画を立てさせていただきました。

(実はK様、現役の社長さんです。会社の経営判断も遠隔からしながら療養にも取り組まれている)二束のわらじを履いてではないですが、ご自身の健康と会社の今後のために、ベストな選択がなんなのかを日々考えておられるのがよく伝わってきます。

そんなKさまから「3週間ほど、実家に戻るので留守にします。向こうでも療養できるよう配食業者を探してもらいました。また戻ってきたら相談をお願いしますね」とご連絡をいただきました。

いつ透析導入になるか秒読みの状態ですが、3週間後に導入前の状態でK様とお会いできることを願っています。(もちろん、遠方でも電話相談はいつでも受け付けます!とお約束しました)

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

先日見つめたランチのお店

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野菜のフォー定食です。

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こちらは、洋風ランチにミニグラタンと赤カブのスープ添えです。

寒い日が続いていたいので温まりましたわ(^^)

こんにちは。季節以上に暖かい日も増え、少しずつ春を感じつつある日々ですが、寒暖の差が激しいのが難点です。

さて、今日は2月13日に開催された「長岡京市訪問介護事業所研修会」での勉強会のご報告です。

現場で訪問介護に従事されている皆様のスキルアップとして年1回長岡京市の地域包括支援センターが開催されている研修会です。毎回テーマが異なるようですが今年は栄養について

テーマは「高齢者の食事と病気の関係について」ということで、はーと&はあとに講師のご依頼をいただきました。

本来でしたら長岡京市担当の相山さんが講師担当するところなのですが、あいにくその日はクリニックの栄養指導の日と重なり、代理で私、島田が講師を務めさせていただきました。

内容をすべてはお伝えできませんが、昔から高齢者に多い症状としてみられる、脱水や便秘について、そして最近話題の廃用性症群や低栄養についての基本的なお話から、生活習慣病の方の調理に従事される方が多いことから糖尿食や減塩食の作り方など、項目が幅広く、いただいていた講師時間をかなり超過してしまいました。。。

以下は事前にいただいていた質問の一覧です。

1.病気で服薬している場合、食べてはいけない食品、望ましくない食品の再確認のためにも話をして欲しい。

2.よくグレープフルーツは服薬していると食べてはいけないとか良く言われるが他にもよくないものがあるのか。

3.服薬時は水がよいのか。

4.高齢者の低栄養状態を早期に見つける観察ポイントや注意すべき点について。

5.糖尿病の食事について。

6.糖尿病の方が増えているが調理するにあたって、どのようなことを気をつけていたら良いか聞かせて欲しい。

7.減塩食について。

8.塩分制限がある方への調理で気をつける点、例えば塩分の目安などをどうやって判断したら良いか。

9.食事に制限のある人の食事を飽きさせずに長く続けていくコツは。

10.食欲がない、食べたくないと言われた場合、どんなものを勧めたら食べることに興味を持ってもらえるか。

11.栄養指導をされる中でその指導内容を在宅で継続してもらうために、どのような声かけをされているのか。

12.特定用食品について。

13.血液をサラサラにする食品とは。

14.便通がよくなる食事について。

15.栄養を効率良く摂取でき食材の組み合わせとその調理例が知りたい。

16.訪問時間内に冷蔵庫であるもので手早く作れるメニューについて。

17.ひとつの食材で通常作っている(カレー、シチュー、肉じゃが等)以外のメニューを教えて欲しい。例として、キャベツ、じゃが芋、玉ねぎ、人参。

現場でのお困りごとのすべてのベストな回答を提示できたとは思えませんが、少しでも明日から実践できるアイデアを提供できていれば幸いです。

今回、講師のご依頼をいただいたことで、大変貴重な経験をさせていただました。

長岡京市東地域包括支援センターご担当の皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。

P.S

まったくブログネタとは関係ありませんが、自然食のカフェでのランチメニューです。健康を伝える役としてたまには健康な食事も摂らないと!

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はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

寒波きついですね、例年のごとく自宅の暖房は外気の寒さに負けて機能不全に陥ってしまい、暖房設定でも送風しかでなくなってしまいました。電気屋さんに来てもらってみてもらいましたが暖房器の機能の限界ということで『あきらめるしかない』ようです。早く暖かくなってほしい。

さて、今月初旬に京都府医師会主催の研修会「生活機能向上研修」に参加してきました。

だた、今回は参加というより摂食嚥下食のブースを展示する側としての参加です。

概要はこちらを参照ください 生活機能向上研修.pdf

展示させていただきたいのが、弊社で取扱いしている低栄養・摂食支援食のTaBeLu+(たべるぷらす)、摂食回復支援食のあいーと、ムース形態の介護食ムーミーくんやその他栄養補助商品などです。

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研修内容ももちろん、摂食支援の内容で地域で多職種で取り組めることがテーマでした。残念ながらブース担当だったので先生方の公演は聞けなかったのですが、用意したサンプル品は最後参加者の皆さんがすべてお持ち帰りいただきましたので、嚥下食へのニーズや関心の高さを実感しました。

ただ、まだまだ実際の嚥下食などを食べたことがない方も多く、どのような方にどういうふうに勧めたり使ってもらうのがよいのか試行錯誤されている声もお聞きしました。

在宅でもさまざまな商品やアイテムを組み合わせることで病院や施設と同じような安全な食形態での食事がとれ安心して生活が送れるようなサポート・提案をもっと広めていきたいと改めて感じました。

最近ご相談をお受けしたTさま(80代、女性)もその一人です。ご本人は寝たきりの生活ですが誤嚥性肺炎で入退院を繰り返され、病院からもなんとか在宅での食事のケアをといわれています。ご主人と息子様が介護されていますが、なかなか細かなところまではケアがむずかしい現状。

ケアマネジャーさんからの紹介で、ムース食をご用意して飲み込みやすい食形態での栄養摂取を目指すことに。たまに、野菜ジュースなどをご主人が飲ませることもあるようですが、食事量は少ないです。

安定した生活は安心な食生活から!を目標にサポート中です。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

今年最初のブログになります。本年もよろしくお願いします。

今年の連休は短くあまり休んだ感じなく新年に突入した気がします。

嬉しいことに仕事始めの4日から新規の方の相談訪問に伺いました。

Mさま90代男性(夫婦同居)

ご主人が腸閉塞を起こされステント手術をされた後の食事療養にと。ケアマネジャーさんからのご紹介でご訪問させていただきました。

これまでは閉塞を起こすことなかったのですがご高齢でもあり、遠方にお住いのご家族が食事を心配されています。ご家族も一緒にご面談に同席していただきました。

病院からも低残渣食の指導を受けておられて、食べるのを控えた方がいい食品一覧をお持ちでした。

でも、ダメな食材が多く料理を作るよりも献立を考えるのが大変でとのことで夕食に栄養コントロール食の軟菜食をご用意させていただくことに。

(まず軟菜食を食べてもらって難消化性の食品を控えてもらって、その献立を参考に朝昼の食事をとってもらいます)

ご面談は主にご家族と奥様を中心に話が進んだのですが

Mさまから「下剤を飲んでいるから1日に何回もトイレにいかないといけない。これは何とかならないのか。薬をやめたい」

と訴えがありました

「腸が詰まらないように下剤が出ていると思いますので、トイレに何回もいくのが嫌だからとお薬はやめられないですね。でも、しっかり食事を気を付けてもらって普通食に近い食事がとれるようになって排便がうまく習慣的にできるようになれば、また量の調整なども先生がしてくれると思いますし、それまではトイレにいくのも療養と思ってお食事と生活、両方とも気を付けていきましょう」とお答えさせていただきました。

先生からは「高齢だし、特に厳しい制限はいわれなかったよう」ですが、腸閉塞は起こしてしまう、命の危険もある病気です。しっかり療養が支援できたらと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

地元のえびす神社に商売繁盛祈願にいってきました。毎年かごや熊手の飾りを買うのですが、今年は笹をかって自宅に飾ることにします!

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
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  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美