島田天心のブログの最近のブログ記事

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

夏の甲子園も無事開幕しましたね。先週の台風通過では皆さんの自宅付近も

避難警報や避難準備警報が発表されたのではないでしょうか

ちょうど台風通過時間帯を仕事していたものとしては避難がかからず

ほっとしました。

さて、台風もとおりすぎ暑さが戻ったある日、腎臓病の食事療養をされている方に相談訪問にお伺いしてきました。午前と午後で1名ずつ。

お二人とも高齢女性で腎臓病を抱えて生活されていますが、最近分かった共通の悩みが1つ。

腰痛です。

腎機能が低下した方の症状としてむくみや食欲低下はよく耳にすると思いますが、腰痛も腎臓からくる症状のひとつなのです。というか、なのでしたね・・・

記憶力不足ですいません、今回相談をお受けするまで忘れておりました。

お二人ともDrから炎症をおさえる貼るシールタイプの外用薬が処方されていて痛みがひどいときは貼っておられるということでした。

腰痛を緩和できる食品・・・そんなのあるのでしょうか

抗炎症作用がある食品なら緑黄色野菜や果物ですが、カリウム制限もある腎臓病では無制限に摂取を勧めることもできません。

もろもろ考えてもすぐにはベストな提案ができず、持ち帰って宿題とさせていただきました。

ただ、お二人とも腎臓の数値自体は安定されていて食欲もあり、むくみもなく

高カリウム血症にもなっていません。安定されているからこそ、痛みを緩和できるアプローチが食事からできるといいのですが

まだまだ勉強不足、提案力不足を痛感した訪問でした。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

暑さ本番の夏になってきましたね。個人的に7月は大阪⇔京都を行ったり来たりでバタバタしていて非常に長く感じる月でした。

人は充実した時間を過ごしていると時間を長く感じるようですが、充実して

いたのでしょうか・・・少なくともずっと止まることなく動いていたような気がします。

暑さ対策にデイの看護師から脇の下と太ももの内側に冷えピタシートを貼ると冷却効果があることを教えてもらって毎日貼ってます。熱中症にならないよう体のケアも気をつけたいと思います。

今日は、先日配送さんより「貧血がひどくて食事相談がしたい」と言われている方がいるので訪問相談をお願いしますとの報告をもらいお伺いしたN様のお話です。

80代、女性、152cm、45kg、家族とは同居ですが食事は別々で昼夕とも健康バランス食のミニをご利用いただいています。

病院で貧血と診断を受け週2回の注射を受けられていますが改善が見られず食事相談したいとN様よりお声をいただき訪問となりました。

配食の食事はしっかり召し上がっていますが普通食の量の摂取は無理でミニサイズがN様のお腹には丁度良い量のようです。

食事での貧血改善としては、鉄、亜鉛、蛋白質の補給をお話しし食事でとれている分にプラスして

補助食品(アイソカル・ジェリー)の利用を提案させていただきました。1個だいたい170円程度です。

ただ、あまりそのような商品を摂られたことがなく少し抵抗も示されたのでもう少しヒアリングを重ね現在朝に雪印から牛乳を1本注文されていることを教えていただきました。

牛乳の代わりの鉄分が補給できる商品をiPhoneで調べて提案
朝の牛乳を「せんい&テツパワー」という商品に変更してもらえないか牛乳配達の業者さんにお願いしました。

(商品の変更ができなければ、はーとにて補助食品を用意する予定)

だったのですが、商品の変更ができ当面はそちらで鉄分を補給してもらいながら様子を見ていただくことに。

ただ、亜鉛と蛋白質はプラスαできてないので効果があるかは何ともいえません。

また数か月後の検査と先生からの診察結果をお聞きし、改善が見られなければ補助食品の摂取を改めて提案していきたいと思います。

もちろん高齢ですので低栄養のリスクが高くならないよう日頃の体重測定も合わせてお願いしました。

(通われているデイサービスでは三か月に一回しか体重測定がないようでしたので。)

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

ここ数日間の暑さと祇園祭の熱気はすごかったですね。

帰りの電車も人、人、人だらけで変わらずの祇園祭の人気の高さに

驚きです。

さて、今日はクリニックで栄養指導にこられている糖尿病(インスリン注射治療中)

の方のお話しです。

K様(70代、男性、夫婦同居)農家をされていて、朝は5時から

お昼まで畑にいかれて農業をされています。

かなりの重労働を毎日この季節はされています。体を動かすのでおなかが空き、間に間食などをされていました。

しかし糖尿をお持ちなので、あまりご飯は食べてはいけないと思い

1食150gだけを召し上がっていました。

「ご飯を食べないと力がでず、でもご飯を食べると血糖が上がるので前から控えるようにしているんです」とのこと

でも、それでおなかが空いて馬力もでず、結局お昼過ぎにおかきやパンなどを間食している習慣がなかなか抜けません。

(それはお腹すきますよね~朝5時から昼まで労働って。

 頭が下がります。)

「農作業は重労働ですし、朝昼はご飯しっかり200gぐらい食べてもらって良いですよ!そのかわり、夕食以降は体を動かすこともないでしょうからこれまでどおり150gでいきましょう」と指導をし、数ヵ月後、

「ご飯の量は増えたけど、間食が減ったのでインスリンを打つ単位が安定して低血糖になりづらくなりました。やっぱり体を動かすときはしっかり食べないとだめですね」と今の活動量と食事量のバランスがよくなってきたようです。

冬になり畑に行く機会が減ればまたご飯の量や全体の糖質量を調整して高血糖にならないよう食事量を再設定していきたいと思います。

1日の指示量が1600kcalでも季節によって活動量が異なれば必要量も異なります。その時期に合わせて食事量の目安を調整するのも血糖安定には必要なことですね。

 

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

 

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

今年の梅雨はあまり雨がふらないなぁと思っていたら

先週末から今週にかけては雨模様の1週間になりそうですね

やはり祇園祭が近づくと天気が悪くなるのでしょうかねぇ。

さて、今日は雨とは反対の夏日に訪問したO様の御話です。

もう4年以上栄養コントロール食をご利用いただいておりますO様

女性、90代、ご家族と二世帯住居でお住まいです。)

ご主人がご存命の頃はご夫婦で配食サービスをご利用いただいておりました。ご主人は健康食の刻み食、O様は塩分調整食です。

御一人になられても自炊で朝と昼はご用意をされていました。

しかし、ご高齢もあり歯は総入れ歯です。しかも、入れ歯を使わず歯茎で

咀嚼して食事をされていました。ご主人が刻み食を食べておられてのを長年

介護されてきたこともあり

「私は絶対あんな食事は食べたくない」と食べづらいものもある常食を

とられながら、食べられるものだけ食べ、硬いものは(日によっては

半分程度)捨ててしまうことがあっても栄養コントロール食を

召し上がっておられようです。

ご家族から「蓮根や鶏肉は硬くて食べないためその時は食事をキャンセルしたい」とのご相談を受け、新しい商品である低栄養・摂食支援食TaBeLu+を

O様にお勧めしたくて、試食を持参してご相談にお伺いしました。

入れ歯が合わず歯茎で咀嚼されていますが、嚥下に問題はないようです。

朝・昼も自炊されヒアリングでは特別粗食すぎることはなく。血圧、体重

ともにここ最近は安定されていました。

TaBeLu+の説明と食事を見ていただき、本来は義歯をされて咀嚼して

召し上がっていただくのがいいことをお話し、歯茎だけでは食べづらいものも

あると思いますとお話しし、それでもいままでの食事よりはしっかりと完食できる

形態であることをお伝えしました。

捨てるものが減るなら嬉しいと早速翌日からTaBeLu+に切り替えて

お届けしてご様子を見ていただくことになりました。

お届けして2週間。ご家族から「今のは食べやすくて、完食出来ていて

本人とても気に入っています」とお声をいただきました。

食事だけでは物足りなく、好きなお肉を調理して追加で召し上がっているようです。(低栄養の心配も当面はなさそうですね!)

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

皆さん、ワールドカップ見てますか?世界の壁はまだまだ厚いですね。

淡い望みも絶たれ、ワールドクラスのすごさを痛感しますね。

準備してきたつもりでもまだまだ準備不足がある現実を見せつけられのはスポーツも仕事もつらいですね・・・

さて、気を取り直して先月とある地域包括の地域イベントにて講師をさせていただきました

題名は「高齢期は食べ盛り」

参加者は地元の高齢期の方々です。まだ、介護の必要のない自立した方々ですが

毎月介護施設で開催される体操教室にこられています。

今回は地域包括の保健師の方からのご依頼で、講師をさせていただきました。

最初は嚥下食などの食べ比べを企画しているとのお話をきいたのですが、そもそも嚥下食を

食べるようになってしまう原因の一つに低栄養や摂食不良があります。

まだ元気な方々にはそうならない食事の仕方や取り方をお話させて欲しいとお願いしました。

もちろん、嚥下食が必要になった時の予備知識として一緒に商品の食べ比べと、

うちの新商品(その時は開発中の)TaBeLu+(たべるぷらす)も試食としてご用意しました。

そして勉強会一週間前には、参加者に事前にご自身の日々の食事の傾向がわかる簡単なチェックシートを配布し食事記録をとってもらいました。そのチェックシートをもとに勉強会では低栄養になるリスクの高い方、低い方を判定してこれから先も元気にお過ごしいただくためには、《たんぱく質と脂質≫をしっかりとることが大切で、そのための食と栄養の丸秘情報をお話させていただきました。高齢期にはしっかり食べて栄養をとってもらうことが大切なのです。

皆さんやはり元気な方々なのでチェックシートも満点に近い方も多く感心しました。

(僕などよりもバランスのよい食事をされている)

これからも、できることなら介護に頼らない元気いっぱの高齢期を過ごしていただきたいと思います。 

写真は嚥下食などを食べ比べしているものです。

写真.JPG写真1.JPG

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

 

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管理栄養士プロフィール

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