島田天心のブログの最近のブログ記事

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

3月中の引き継ぎを終え、南区、伏見区、山科区、宇治市担当となりました。

改めてよろしくお願いします。

3月中はこれまで宮川さんが栄養指導を担当していた方に訪問させていただきました。

糖尿の方、透析治療中の方、減塩に取り組んでおられる方、ご利用者さまによって

栄養管理の内容や気を付けないといけない点は様々ですが中でもやはり食事って大変ねぇと声を聞くことが

多かったのが腎臓病の食事療養をされておられる方々です。

腎臓病はその方の腎臓の働きがどれぐらい残っているかによって食事の仕方や調理の工夫

気を付ける点が異なり、先生からの指示も細かく個別オーダーになります。

しかも、食事療養を行ったことで数値が改善して食事療養をしなくてよくなるということはなく

数値が横ばいであること(例:クレアチニン1.60から1.60や尿素窒素が35から35)が治療や療養が

うまくいっているバロメーターになります。

頑張って療養に取り組んでも成果が出るまでは時間がかかり、さらに検査しても何もかわらず

横ばいだと、通院の時に先生からは「かわりないですね」といわれてしまいます。

「よくなってますね」と言われるとモチベーションも上がりますが「かわりないですね」だと

療養しても意味ないね・・・的なニュアンスと受け止めてしまっている方もおられました。

「横ばいであることがうまく療養できている証拠です」とお伝えしても、

だからといって療養を終了していいわけではありませんし、これからも続けていくことが大切ですとお伝えしました。

ストレスで療養に疲れたり大変なことがあればいつでもお伺いしますのでご相談ください!

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都の管理栄養士の島田です。

今週に入ってようやく春の足音を感じられるような気候になってきてバイク走行も楽になりました

あとは花粉をいかに回避するかが目下の課題です。

さて、3月から京都での勤務となり現在は宮川さんが長らく担当されていた

南区・伏見区・山科区・宇治市の利用者様へ引き継ぎの訪問栄養指導とご挨拶に伺っています。

予想通り!?京都ご利用者様は特徴的な方が多く訪問のたびに驚きの連続です。

(どんな特徴的な利用者様かはこれからのブログで少しずつご紹介するとして)

宮川さんのフォローによってよくなった利用者様からの感謝の声を耳にすると

4月以降も落ち度なく療養をサポートできるよう指導していかねばと身が引き締まります。

(ただ、担当させていただく方の総数が北摂にいた頃の3倍ぐらいありますので

 名前と特徴を覚えるだけで大変で、頭をフル回転して覚えています)

そんな中、こちらに来て初めての担当者会議に参加してきました。

その方F様は、なんと6年前に僕が初回の訪問栄養指導にお伺いした方です。

その時は糖尿病食を希望され、数値が少しずつ安定されてきたところで北摂へ転勤・・・

6年ぶりにお会いしたF様は糖尿から糖尿病性腎症を併発、先月からは透析治療導入となり

在宅に戻ってこられました。その間も配食を利用いただきながら療養されていたのですが

今回透析の食事管理をどのようにご自宅でしていくかの相談を含めて担当者会議の開催となりました。

F様、最初に僕が訪問させていただいたことを覚えておられていて、

「島田さん久しぶりやね。また、よろしくお願いしますね」とお言葉をいただきました。

(もちろん、僕もF様のことは覚えていましたよ!)

週3回の透析通院と週3回のデイサービス利用以外ははーとの透析対応食である塩分・蛋白質調整食をお届けして朝の食事もしっかり食べていただきながら水分は制限しつつ療養していくことになりました。

6年ぶり。と一言でいうと、とても長い月日が経った感じがしますが、その6年間お体の状態や病状が進行変化してもずっと療養を続けてこられてきたF様に京都に来てすぐに再会できたことにちょっと感動です。

これからまだまだ続く療養を少しでもよいサポートにできるようF様とお約束させていただきました。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。3月より北摂から京都に所属がかわりました管理栄養士の島田です。

長年担当させていただきました北摂の担当から心機一転、京都での勤務となります

北摂、京都と地域は違えど、訪問栄養指導で食事療養をサポートすることにかわりはありません

これからも皆さん、よろしくお願いします。

先月2月は最後のフォローと引き継ぎのご挨拶かねお伺いした利用者様、関係機関の方々から

多くの惜別のお言葉をいただきました。

一番うれしかったのが「えっ!それ、困るわ!!!これから誰に相談したらいいの?」

と何人もの方から言っていただけたことです(ほんとありがとうございます)

自分の中では、お役にたてなかったこと、力不足だった記憶が多く、しかも鮮明に残っているので

多少の社交辞令を含めても、そういっていただける方々から一緒に在宅の生活を支える

仲間として認めてもらえていただけていたことに感謝です。ほんの少しだけ泣きそうになりました・・・

(まあ、今の時代、携帯もメールもSNSもありますので、今生の別れなんてことはなく

狭い世界のどこかでまた巡り合ったり、繋がっていたりするんですけどね)

今度会うときは、また相談のお声をかけていただくときは、もっとパワーアップした島田天心に

なっているよう(きっと北摂よりも地域色の強い京都で)スキルを磨いていきます!

京都は、北摂にはなかったよりきめ細かいサービスが充実していますから

今まで以上に様々な提案の引き出しを武器に在宅の食事療養をサポートしていきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

P.S 「京都?!また大変なところにいくねぇ(同情)」の声も結構いただきました(^^)

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

最大寒波が過ぎ去った後ですが、また数日後に寒波がくるようですね。。。

ソチに分けてあげたいぐらいですが春を迎える試練と思って今は忍耐です。

さて、先月ご訪問させていただいたM様(50代、男性)

糖尿病腎症から透析手前の状態となり透析のためのシャントの手術もされた後で、担当のケアマネジャーさんから栄養相談のご連絡をいただきました。

「まだ若いので、透析はさすがに回避できないと思うが少しでも導入を延すために療養してほしい。」と。

(実は今回ご相談いただいたケアマネジャーさんとは1年ぶりの再会です。以前に別の事業所におられるときに糖尿病の方のサポートをさせていただいたのですが、そちらを退職されてからは在籍先不明で連絡とれず。また、療養が必要な方がいるとのことで、久しぶりに相談をいただきました。覚えてくれていてくれて感謝です。)

そんな経緯もあり、いつも以上に気合を入れて訪問に行ってきました。

M様、ちょっと資金的な制限もあり、利用は週1回が限界というご依頼でしたので他は腎臓食用の蛋白質が少ないでんぷん米を購入され、ヘルパーさんに食事を作ってもらうことに。透析前の状態ですし、病院に指示を確認したところ『カロリー1800kcal、蛋白質40g、塩分6g未満』と厳しい制限です。ホントは昼夕配食利用しても難しい療養を週1回でというのも難解です。

ヘルパーさんには献立表と1食あたりの主菜の目安量をお渡しし、M様にお届けする腎臓食と同じものをサンプルで召し上がってもらって味付けや全体の分量のイメージを少しでも知ってもらうことに。

M様には朝食のモデル献立をお話しし、カロリー補給に高カロリーのゼリーをお勧めしました。これで透析導入を延せることができるのかわかりませんが、できる提案は出し切って療養スタートに。

ゆくゆくは仕事にも復帰したいと考えているM様。目的のため少しでもよい食事療養の支援ができればと思います。

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

皆さん節分には太巻きを食べましたか?僕も皆さん同様福を巻き込み、大切なご縁を切らないためにしっかり東北東を向いて完食しました!

 さて、今日は年末からご利用のF様(80歳代、女性、高齢夫婦)に訪問した時のお話です。

ご相談の第一報は担当のケアマネジャーから

「現在入院中だが、退院が近くシェーグレン症候群と診断されドライマウスで口の中が乾燥してうまく食事がとれないみたい、退院にむけて人工唾液を使用することを検討しているが合うかどうかはわからない。そんな方に対応した食事はありますか?」

最初お聞きした時は、頭の中は???でまったく意味が分からず、状況をヒアリングするので精一杯でした。とりあえず訪問日を決めケアマネジャーと一緒の相談訪問にお伺いすることに。

(シェーグレン症候群:シェーグレン症候群(SS)は、歴史的には1930年にスウェーデンの眼科医シェーグレンによる関節リウマチ(RA)を合併した乾燥性角結膜炎かんそうせいかくけつまくえんの報告が最初です。1933年にドライアイドライマウス、関節炎の症状をもつ19例を発表して以来、報告者の名前をとりシェーグレン症候群と名づけられました。

 慢性唾液腺炎だえきせんえんと乾燥性角結膜炎が主な症状ですが、全身の臓器の病変も伴うため、内科、眼科、耳鼻科、歯科口腔科の各科が共同して診療を進める必要のある病気です。医学上の分類では膠原病こうげんびょうに含まれます。

 血液検査では多様な自己抗体が陽性になり、多臓器に特殊なリンパ球の浸潤しんじゅんも認められ、自己免疫疾患のひとつとして位置づけられています。病変は唾液腺、涙腺だけでなく、全身の外分泌腺に生じる可能性があります。

 1993年度の厚生(当時)省特定疾患自己免疫疾患調査研究班の検討によると、シェーグレン症候群の有病率は人口10万人に約15人とされています。男女比は1対14で女性に多く、発症年齢のピークは40~60代となっています。都道府県により異なりますが、難病特定疾患と指定されて医療費の補助を受けられるところもあります。)だそうです。初めて知りました

どうしてよいかわからず、でも咀嚼嚥下が問題ではなくドライマウスが原因で食事がうまくとれないみたいだということは確認。

デイサービスの看護師太田さんにシェーグレン症候群についてレクチャーしてもらい、人工唾液の使用方法や主に食事での注意点(刺激のあるもの、口腔内を傷つける可能性のある食品やレモンなどの酸味の強い食品は避ける、イメージ口内炎を起こした時に避けた方がいいものは避ける方がベストなどなど)を一夜漬けで暗記。

人工唾液のサンプルをもらって自分で試しに使ってみて口の中がぼとっとするような感じを体験(とろみ液を口いっぱいに含んだような違和感かな...と勝手にイメージを膨らませて)いざ、訪問です。

 

1.病院で試した人工唾液は熱が出て体に合わず、少しはでている唾液を頼りに食事をすることで在宅復帰されたこと。

2.年明けの2月頃には手術が控えているので体力つけるためにもしっかり食事は取るように指導されたこと。3.食事制限は特になしだか、病院ではお粥に刻み食だった。

との内容から刺激性がなく消化の良い食事を一日一食はしっかり食べてもらうことからスタートで栄養コントロール食軟菜食を夕食にご利用いただいています。

唾液不足は食後の残渣も口腔内に溜まりやすいので食後の口腔ケアもご提案。通われているデイサービス(残念ながらはーとのデイではありませんが)のスタッフにもケアマネジャーさんからお願いしてもらいました。

予定ではそろそろ手術のためご入院なのですがまだ連絡はなく、近々確認と相談かね訪問予定ですので後日談は次回以降に書きます。

 

勉強不足で難病に四苦八苦でしたが、まだまだ自分の知らない病気で食事に困っている方はいるということを改めて痛感。在宅での新しい発見とご縁をチャンスと思ってスキルアップに役立てたいと思います。

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

 

 

 

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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