島田天心のブログの最近のブログ記事

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

遅くなりましたが、楽天イーグルス優勝おめでとうございます!

マー君で負けた時は星野監督の心労をお察ししましたが、見事巨人に競り勝っての優勝!本当におめでとうございます。(できれば阪神監督時代にも勝って欲しかったけどね・・・)

 さて、今日はそんな勝手な優勝ムードの中、お伺いしたY様(80代女性)のお話です。

学友時代のH様からはーと&はあとのことをお知りになられたとのことで、新規相談訪問になりました。

Y様より

「病院の検査で尿たんぱくが出たのが心配で(実は三か月前の検査でも尿たんぱくが+だったけど特に食事には気を付けてなかった)、腎臓病からの透析が心配になり食事を気を付けないと思って。Hさんも毎日とっていると聞いたし」とお電話いただいた経緯を教えていただきました。

しかし手元には、1月にされた検査結果しかなく(その時の検査では腎臓の数値は正常で問題なし)腎臓がどの程度弱られているのかはわかりませんでした。ただ心疾患をお持ちで足のむくみなども見られたことから塩分制限は必要であることをお伝えし、さらに夏から3kgぐらい体重が減っているとの申告もあり、たんぱく質源の摂取を心がけていただくことをお伝えしました。

昼は外出が多いとのことで、毎日の夕食だけ塩分調整食をご利用いただくことに。

ただ、ここ半年間で腎臓の数値が上がっている可能性も考え、先生に食事内容の確認をお願いしました。訪問日の翌日午前中にかかりつけ医の先生に診察を受けにいかれるとお聞きしたので、通院で相談されることを依頼。その結果を改めて翌日お電話で確認したところ、先生から塩分調整でOKとのことで食種決定の流れとなりました。

その日先生からいただいた検査結果も後日配送員さん経由で提出いただき腎臓の数値はやはり基準内で問題ありませんでした。

Y様にも透析の心配はないことをお伝えし、当面は食事バランスと塩分に注意をしてもらうよう療養のポイントをお伝えしております。

寒くなると塩分の多い食事が増えがちですし、僕たち自身も注意が必要ですね。

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

今日は2か月前にご登場いただいたK様ご夫婦の経過報告です。

クリニックでの初回指導時に奥様の血糖値が高く、また昼夕の食事量にむらがあったことから週3回配食を利用しながら療養されていました。
食事もしっかり召し上がられていて、先日二カ月後の定期指導に来院いただきました。

今回もご夫婦とキーパーソンの娘様も同席での指導です。数値を確認したところ血糖値は124から92に。HbA1cは6.3から6.1に。中性脂肪も380から293に低下されていました。先生からの処方も同時期からスタートしたため食事療養のみの効果というわけではありませんが、おおむね良好の方向に向かわれています。娘様からも食事量のむらに気を付けながら食生活を送れていると報告がありました。

 ただ、ほんの少し、食事に飽きも見られ始めたようで、相談の結果

「中性脂肪などはまだまだ高い状態ですし、少しずつ良い方向に向かっているので、利用頻度は減らしながらも引き続き配食を利用しながら療養されていくこと」となり「週3回の利用から2回の利用に頻度を変えることとなりました」

ご主人・娘様の介護支援もありながら、ご自宅でもしっかり食事療養ができていてよかったです。

 今度は期間を二か月から三か月にあけて定期指導をさせていただくことになりました。三か月先は年末年始を挟んだ1月です。上手に乗り切れるようお話し、よりよい結果をもとに新年の挨拶ができることが目標です。

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

 

 

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

今年は台風が多いですね。警報等の情報にいつもより過敏になっている自分がいます。

さて、そんな台風が過ぎた青空のなか、先日ご訪問させていただきましたS様、80代女性。独居。

相談者は訪問看護の看護師の方からでした。「食事が満足にとられてなくて、塩分制限があるのに、ご飯と梅干や漬物、じゃこなどで食事を済ませてしまうこともある。腎臓、中性脂肪の値も高いし心配」との事前情報を受け、相談訪問にいってきました。

S様、長年されていたお仕事を今はやめられ一人でお住まいですが、外出機会が少なく、また足腰が弱ってきたこともあり近所への買い物もだんだんしんどくなってきていました。介護サービスも利用されていますが、あまり他者とのかかわりを持つのが苦手で訪問看護の導入もやっと許してもらえたという状況です。

お話しをお聞きすると、「お腹がすかないから果物などを食べることはあるけど、ご飯は少しでいっぱいになる。1合炊いたら3日は大丈夫。かぼちゃやさつま芋は自分で炊いて食べていて少しは調理もしないとダメだと思っている」など、簡単に口にできるものは少量とられていても全体的に食事量少なくバランスももちろん悪い状況です。簡易栄養状態評価表(MNA)でスクリーニングすると8ポイント「低栄養のおそれありAt risk」でした。腎臓の値は問題なし、中性脂肪は高かったですが、それより問題は低栄養になるリスクが高いことです。

しかし、S様の冷蔵庫には物がいっぱい。卵はこだわりの品種を直送で50個単位で購入されたものが20個以上あり(半分以上は周りに上げてしまうようです)近くに住むお姉さまが買ってこられただし巻き卵のパックや冷凍焼売など、おかずになるものがいっぱい入っていました。

S様、沢山食材あるのに、作って食べる。食事を用意する気力・体力が弱っていて簡単に済ませられる食事でなんとか生活されていました。

果物やかぼちゃ、さつま芋も栄養はありますが、糖質中心です。たんぱく質源となる肉・魚・卵・豆腐・乳製品を毎食食べないと筋肉がやせてしまって、今以上に外出や体力が落ちてしまうことをお話しし、食欲が少しでも湧くようお腹がすくよう家の中でもできる運動・体操をお伝えし、配食は毎日の昼をご用意させていただくことになりました。

ご自身で用意するのが億劫でも食事として1膳配食されれば、少しずつ食事量を増やしていくこともできるはずです。

訪問後は看護師と担当ケアマネジャーに指導内容を報告し、低栄養リスクを回避できるようサポートさせていただくことになりました。

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

10月になってもまだクールビズの服装で出勤しているありさま。さすがに半袖はなくなりましたが、まだまだ日中は暑く上着の出番はもう少し先のようです。

デイサービスの前の畑ではやっと稲刈りをされていました。はあと米は今年も美味しい出来のようですが、実家からはまだ新米が届きません・・・あと少し残っている古米を早く処分して新米を楽しみたいと思います。

さて、先日、病院でご相談をお受けしたK様(60歳代、男性、一人暮らし)。退院後の食事療養のため配食サービスをご希望いただきました。

これまでは自炊で食事はされてきたようですが、糖尿病をお持ちです。しかし、食事は気にせず、お酒・たばこも好きなK様。今回の手術入院ではもちろん、それらは絶たれ胃も全部摘出されたことで消化力が低下している状態での面談でした。

入院中に16kg体重が落ちて現在60kg(身長は165cm)。担当の先生から一度に沢山食べないようにと厳しく指導を受けられ五分粥200g盛りを半分程度食べるのが1回の食事量でした。おかずも半分ぐらいしか召し上がられません。(面談時のご本人はとても元気に応対していただけましたが術後ということもあり、少しの食事量で済ませている感じでした。病院の担当管理栄養士に摂取カロリーを教えてもらっても600kcal程度しかとれていないと助言をいただきました)

退院後も一度に沢山は食べられないと思うが、できれば3か月ぐらいでは普通食に近い食事を食べられるようになるまで回復したいとの目標があり。その期間だけ配食でお世話になりたいとの申し込みです。

胃を全部摘出された方で3ヵ月で全快された方を僕は知りませんが、少しでも早く普通食を食べられるようになりたいとの思いはよくわかります。

ご自宅に戻られても頻回食を実践してもらいながら、こまめにカロリー摂取ができる間食もお勧めしました。入院前は血糖状態が悪かったようですが減量効果によるのか現在は内服なしで血糖も100以下で収まっているようです。

出来るだけよく噛んで消化負担を軽減してもらうようお話しましたが、K様すでに歯が何本か抜けていて咀嚼は少し大変そうです(糖尿病からも合併した歯周病が原因でしょうか)それでも、「よく噛んで食べるようにする」と約束していただけました。

在宅復帰後、少しでも早く美味しい普通食が食べられるようサポートしていきたいと思います。

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

 

 

 

 

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

先日まで暑いといっていたのに、夜は急に涼しさを超えて少し肌寒くなりましたね。バイクの運転で体が冷えました。

 さて、春先から栄養コントロール食を利用しながら減量に取り組まれてるK様のお話です。クリニックでの栄養指導がきっかけで配食を利用しながら減量に取り組んでいきましょうと療養されています。

ただ、3か月に一回の栄養指導ではなかなか減量の成果が得られていません。膝がお悪いのでそんなに負荷のある運動はできないのですが1食450kcalの栄養コントロール食でカロリー調整をしているので、少しずつは体重が落ちてもよさそうなものですが???

先日の指導の際は、その辺をもう一度説明し、食生活のヒアリングを再度行いました。

するとKさまより

「食事は1食で満足して食べているのだけど。間に飲み物をよく飲むのがよくないのかなぁ」と

どんなものを飲んでいるのですか?とお聞きすると

「牛乳が好きで1日1L飲むときもあるの。家族用にリットルで買っているのだけれど、よくよく家族の様子を見ていると誰も牛乳飲んでなくて、私一人で1L飲んでいることがわかったの」と

えぇええええ!1Lってどんだけ飲むんですか!

ほかにも野菜ジュースやスポーツ飲料なども体にいいと思ってよく飲まれていたようで。飲み物は低カロリーだと思い込んでまったく気にされていなかったようです。僕もヒアリングが漏れていて問題点を指摘できないまま・・・

それでは減量などできなくて当然ですよね。反省です。Kさまにも、しっかり把握できてなくてごめんなさい、減量できていないのは僕のせいですとお詫びをして再度目標設定。

牛乳1Lは690kcalもあって配食の食事よりもカロリーが高いことを指導し、野菜ジュース・スポーツ飲料にもカロリーが含まれていて合計すると1日4~5食食べている計算になりますよ!ともう一度食事も含めた1日の摂取量を気を付けることを注意勧告。牛乳は200mlまでにして他の飲料は全部水かお茶にしてもらいました。

牛乳・ジュース類を飲まない僕にとっては信じられませんが、好きな人は好きなんですね~ヒアリング不足を痛感・反省した指導でした。

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

 

 

 

 

 

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