島田天心のブログの最近のブログ記事

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

今年もあとわずか、毎年大変な1年を送っておりますが
皆様にとってはよい1年だったでしょうか。
僕個人としては同じところで足踏みをして
なかなか前進できなかった1年だったのではないかと反省です。

さて、自分にとってはそんな1年でも利用者さまにとっては
よい年末年始をお過ごしいただきたいと思い
年内最後の引き締め相談サポートを実施中です。

12月の相談の話題は例年かわらず
「年末年始の食べ過ぎ・飲みすぎ注意です」
ご年配の方で飲みすぎはあまりいらっしゃいませんが
痛風患者さまや男性の方は要注意です。

そして皆さんが一番気になるポイントは
「おもちは何個まで食べたらいいのか?」です。
しかし、皆さんすでに1回の量はご存知で
「小さいのだったら2個までよね」
「先生からのお持ちは元旦だけ食べるようにいわれているの」
「おいしいから食事とは別に食べてしまうからいけないのよね」
(そのとおりです。、正月にかかせないお餅も血糖管理の点からみれば
要注意食材です。)
と、目安量や食べてはいけない食べ方などは周知の事実
でも、食べてしまうのがお餅の魔力というか魅力なのでしょう。
お餅も穀類。ご飯の代わりにおかずと一緒に食べてもらうことで
食後の血糖上昇を抑えてもらいながら
間に2個3個とパクパク食べてしまうのを自粛してほしいものです。

あるデータによれば、血糖管理が良好な糖尿病患者でも
年末年始を挟むとHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が
0.5%は上昇するといわれるぐらい、血糖管理(広くは健康管理)には
一番気をつけないといけない時期。

乱れすぎないよう、事前準備、心の準備を整えて
皆様がよい新年を迎えられますようお祈り申し上げます。

H24年最後のブログ


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

寒さで体が縮みます。いままでは肩こりがひどかったのに
最近は腰にくるようになりました。腰の負担が肩にでると
いわれますが、その大元の腰が痛み出すとは・・・重症化している感じ。
慢性疲労を取り除くため、シャワーの頻度を減らして
しっかり湯船につかる生活スタイルに変えていこうと思います。

さて、先日、クリニックの先生からの紹介で
糖尿病の方I様に栄養指導に訪問してきました。
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシーは)は6.0食後血糖が263で、
その他の検査は異常なし典型的に食後高血糖の方です。
一緒のマンションにお住まいのご友人H様も一緒に話を聞きたいと
おっしゃられたので、まとめて栄養相談をお請けしました。

I様、BMIは標準で食事量もサンプルでお持ちした
カロリー調整食1400の食事を見ても
「これよりご飯は少ないぐらい」と摂取量は多くない御様子
ただ、今年は夏場は暑さからこれまで続けていたウォーキングを
さぼりがちで、代わりにハーゲンダッツのアイスの量が増えていたと
ご自身でも原因をうすうす気がつかれていました。

しかも、就寝前の23時ごろに必ずアイスを食べていたようで
食後高血糖が見られるのもそのあたりが原因でしょうか。
I様からは
「夏は毎日食べていたけど、検査結果が悪かった後は止めているの」と
自己フォローあり。

夕食後の間食は禁止。ウォーキングの頻度を増やしてもらい
1食の食事は栄養コントロール食を目安に食べてもらうことをお勧めし
もちろん、野菜から食べてもらって炭水化物の多い、穀類と芋類を
重複して摂りすぎないこともお話しさせていただきました。


ご友人のHさまは、脂質異常症をお持ちで内服で数値は安定されている
ようですが、
「昔は卵はダメ、いかや貝類もダメって聞いたけど今は違うのよね」
と、コレステロールの多い食品が心配。でも食べても大丈夫?と不安が
あった御様子。

「卵やいか、貝類にはたしかにコレステロールが多いので食べすぎは
 ダメですが、いかや貝類にはコレステロールを下げるタウリンも
 多く含まれています。食べたから必ず上がるというわけではないので
 大丈夫です。ただ、一緒に食物繊維や抗酸化作用の高いボリフェノールを
 含む緑黄色野菜をしっかり摂らないと体から余分なコレステロールが
 排泄できないので、卵やいかよりも野菜の摂取不足にならないよう
 気を付けてください」とお話し
それぞれがお互いの気を付けるべき行動を確認し合いながら
チェックされていました。自分以外に気をつけて見てくれる仲間がいると
療養も長続きしますし、一緒に食事療養をスタートとなりました。
次の検査結果が楽しみです。

そんな私も明日は健康診断です。検便・検尿持参で
今年もすべてにA判定をもらえるようしっかり検査を受けてきます。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。
寒気の急な来訪に戸惑いつつすでに防寒装備で出勤・外出しています。
インフルエンザの予防接種をしなければと思いつつ
まだ出来ていない現実。手洗い・うがいはこまめにしていきたいです。

さて、先日長年ご利用いただいているS様から
(長年とは今は昔、北摂が2食配食していた頃の4年以上前からご利用です)
配食時に
「食事が飽きてきたので別のものに変更してほしい。前からお願いしていたけど、
 変わっていない。」と訴えをいただきました
Sさまから、これまで一度もそのような訴えをいただいたことがなく
(もちろん、前からというもの初耳で)
どちらかというと昔の職人気質というか寡黙な方ですので
配送員ともども(え?なぜに。)と最初は意味がわからず
(もしかしたらお昼は別の配食業者を利用されているので
 そちらと間違われているのかも)と思っていると
また二日後に
「健康食に飽きてきたので別のものに変えてくれ
 たまには、散らし寿司や巻き寿司が食べたい」と
またまたはっきりとした訴えをいただきました。

一度ならず、二度もはっきりと意思を表現されたので
別の配食業者への変更などをご家族やケアマネジャーと相談されているのかと
思い、Sさまからお聞きした内容を娘様とケアマネジャーに報告したところ
どちらともから「そんなことを相談したことはないし聞いたこともない、
なぜ急にそんなことを言い出したのかわからない」と私たちと
同じように初耳ですといった反応
ケアマネジャーさんからは
「先週、プランの更新に訪問した時は食事については
 まったく不満や意見を言われなかったので安心してました
 急にそんなことをいうなんて?」と明らかに先週とは様子が違うことがわかり
娘さまからは
「一度、本人に意図を確認してみます」と、おっしゃっていただきました
娘様と話され、結局は従来通り健康食でお届けさせていただくことになったのですが
後日談をケアマネジャーからお聞きすると
「Sさま、脳梗塞を二回されているので、少しずつ認知症的症状が
 でている。通常の生活は大丈夫でも、いつ何どき急に進行するかわからない
 もしかしたら、今回の急な訴えもそれに類することなのかもしれません。
 たしかに、先週の訪問の際も、これまで週2回だったデイサービスを
 3回にしてほしいと、強く本人から訴えがあり
 これまで、そのようなS様本人からのはっきりとした希望を表示されたことは
 なかったので、驚きだったのですが。」とADLの変化を教えていただき
「最後は、娘様からSさんに
『はーと&はあとさんで毎日の安否確認や服薬の声掛けもしてもらって
 お世話になっているのに、急に変えて欲しいってなにをいっているの。
 これからも、はーとさんを使ってください。お願いします』と諭されたようで
 Sさんからも「ちょっと変わったものを食べてみたかっただけだし・・・
 わかった」といわれ、落ち着かれたみたいです」と安心のコメントを
 いただきました。

飽きや口に合わない以外にも、症状の進行の影響で食事を変えてみたいと
訴えられることもあります。
日々の変化を見逃さず、これからもSさまの在宅でのサポートに
取り組んでいきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂管栄養士の島田です。

11/4の淀川マラソンでハーフ21kmを無事完走できました。
ゴール直前かぶり物をした二人組を発見し
かぶり物して俺より速いのかよ!と思わず
記念に写真撮っておきました。
(天気もよく、ゲストの高橋尚子さんもかわいかったです)


さて、先日栄養指導先で地元の中学生が職場社会見学にこられていました。
いろいろな職場の中から希望して医療系の職場を選択され
1日見学体験にきたようです。

そのクリニックではリハビリや体操などに力を入れていて
患者さんに交じって一緒に体操を体験した後
栄養指導の方も見学させてほしいと事務長さんからのご依頼で
メタボリック指導の方の相談を見学してもらいました。
(男の子2人に)

相談終了後、一人の男の子から
「あの~これはどのような仕事なのでしょうか?」と質問
もちろん、管理栄養士に会うのも初めてでしょうし
栄養指導という仕事があるというのもたまたま指導日に
見学に来て知ったことでしょう。体を動かすわけでもなく
ドクターのように診断するわけでもない、見た感じ
患者さんと雑談しているだけの(しかも内容はまったくわからない)仕事って
なんなのだろう? ぽか~んとした顔で質問されました。

中学生にもわかるような言葉で管理栄養士の仕事を説明するって・・・
難題です(最初、言葉に詰まりましたが)

「自分は管理栄養士っていう仕事をしています。
 若いうちは大丈夫だけど、年齢を重ねると体の中の方が色々と
 悪くなってきて、血圧が高いとか、疲れやすいなどの
 生活習慣病という病気にかかる人がいます。
 それは薬でよくなることもあるけど、一人一人の
 長年の生活のリズムや食べているものに原因がある場合もあって
 食生活を少し見直してもらうことで、病気がひどくならないよう
 また元気に過ごしてもらえるようにお話しをしているんです」
と、できるだけ自分としてはわかりやすく説明し
 「この方は今年1月に来られた時はコレステロールというのが
  270ぐらいあったけど、先月の検査で220になってたんだ」
と数値の変化を見てもらい
「へぇ~、ほんとだ下がってる」とほんの少しだけ関心を示して
もらえました。

その子が管理栄養士になることはないでしょうが
管理栄養士って仕事もあるということを知る初体験に
関与でき、自分自身も中学生に管理栄養士を説明するという
初体験ができました。

ハーフ完走も初体験できましたし、成長期の中学生には及ばないまでも
これからも色々な初体験にチャレンジしていこうと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

涼しい季節から、あっというまに寒い季節になってきました。
バイク乗りも我慢の季節です。

さて、先日お伺いしたTさま(80歳女性)のお話しです。

担当のケアマネジャーさんから
「ご主人が介護者で奥様の食事を作っているが
 料理がマンネリ化しバランスの方も気になるので
 一度配食を勧めたい」との相談をうけ訪問にいきました

ご本人はデイサービスにいかれている時間帯での訪問希望であったため
面談できず、ご主人との相談になったのですが
お聞きすると、朝は5枚切りパン、ヨーグルト、チーズ、バナナ1/2本程度
お昼はデイサービスで食事をされ
夕食をご主人がご用意されていました。

ただ、料理によってはあまりTさまの箸が進まず、ご飯も小さいお茶碗に半分
程度食べるのがいっぱいとのこと。

体重も30kgを切っていてご主人としては増やしたいけど食べてくれないから
増えないと相談をされました。

他にもいろいろとお聞きしたのですが、食事量が少ないのもさることながら
気になったが水分があまりとられていない点。
デイサービスでは水分をとるようにされているとのことでしたが
帰宅後は湯呑に1杯程度しか飲まず。1日トータルでも1Lも水分を
とれていないようでした。

水分摂取量の低下は慢性的な脱水を起こし、意識レベルも下げてしまい
食欲もわきません。

まずは、しっかり帰宅後も水分をこまめにとってもらうようお願いし
また、食事は全部は無理でしょうが、Tさまが食べたいと思う料理を
選んで小鉢に盛りつけ直して召し上がっていただくことになりました
(お食事の内容はとりあえず健康食でご用意しました)
後日、補食として栄養補助食品で蛋白質補給用のゼリーをお届けし
デイから帰られた時間や、食事間の補食に食べてもらうようお願いしました。

しかし、高齢女性とはいえ体重30kgない状態というのは危険ですね。
担当のケアマネジャーさんも心配されていました。
そこまで落ちてしまった食欲低下のほんとの原因てなんなのでしょうか?

近くのかかりつけの先生が運営されているデイに通所されているということで
診察は定期的に受けておられるようですが、Tさまの栄養状態の改善に
どのように取り組んでいくのがよりよいのか、これからもケアマネジャーさんや
かかりつけの先生のご意見をお聞きしながらサポートしていけたらと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
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