島田天心のブログの最近のブログ記事

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

今回は、見守りネットワークの話しです。

淀川区で長年はーとの食事をご利用いただいている
男性Uさんがいらっしゃいます。
お一人暮らしで今も元気に在宅生活されているのですが
最近、配送さんから
「最近、いつも同じ肌着を着ていて、着替えていないようです」
「顔色はいいのだけれど、家の中が荒れている」
との、配達時の報告をうけ
ご家族に相談か、何か介護のサービスなどを利用
されているのであればケアマネジャーさんに相談するとの
ことになりました。

しかし、調べてみるとご家族は遠方に引越しされてしまい
現在は音信不通状態とのこと。(もちろん、はーとでも連絡先がわかりません)
介護サービスの利用は本人が介入を拒み
一度申請手続きしたサービスも更新を拒否されたようなのです。

担当の方に相談できることができず、考えた末
淀川区地域包括支援センターに相談にいくことにしました。

(地域包括支援センターの相談員の方は皆さん親切で
 はーとの食事のことやサービスについてもご理解いただけている
 大変ありがたい関係事業所さまです。)

聞くと、地域包括の担当員が今年の3月に介護の書類更新に訪問された
そうなのですが、本人から
「いらない」とのことをいわれ、介入がストップしている状態でした。
(拒否されたとの配送さんが得た情報と、関係機関からの情報が一致しました)

しかし、今は元気でも万が一の相談窓口がひとつでも多い方がありがたく
どちらか相談できるところはないか悩んでいると
「淀川区では地域在宅サービスステーションが区内6箇所【通称 よどが輪】あって
 Uさんの地域のステーションで長く在宅の見守りをされているHケアマネジャーさんに
 相談されてみては」
とアドバイスいただきました。

連休前のことだったので連休明けに相談にお伺いしようと思っていたところ
連休明けすぐにH様から連絡をいただき、
(地域包括の相談員の方がHさんに、僕より先に連絡をとられていたのでした)

「Uさんのことは知っています。かなり以前にご挨拶に訪問したことがある程度ですが
 一度一緒に訪問に行きましょう」となり
早速お昼の配食時に配送さんと一緒にご挨拶に行ってきました
(非常に、気難しい方でお食事のお届けと一緒に挨拶したほうがスムーズにいくはず
 との戦術を練っての訪問です)

ご本人とゆっくり話しをすることはできませんでしたが
新たに相談先ができたことは嬉しいことです。

Hさんから、
「民生委員の方もちょこちょこと接触はしているので
 Uさんが独居で生活されていることは把握していたのですが
 また、なにか変化あればおしえてください」といわれ
地域の見守りの輪に参加できるようになりました。

これからも、いろんなところで様々なケースで見守りの輪を
広げて在宅生活をサポートしていこうと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

前回のブログでは健康バランス食が好評いただけてとてもうれしい限りです。
的なことを書きましたが、今回は真逆でクレームのお話しです。

日々、ご利用いただいているお客様からサービスについて様々なご意見を頂戴します。
喜びの声、要望、質問・疑問、連絡etcありますが
一番つらく、できれば聞きたくないのはクレームではないでしょうか。
(皆さんもクレームの電話や対応はできれば避けたい、 
 でも避けられないから受け止めておられることと思います)

先日も、あるクレームからご利用者宅を謝罪・説明訪問してきました。

ことの発端は、当日お持ちした食事の献立名について
お客さまから「この松風焼きとはなに?」ときかれ

(その方は、刻み食をご利用のため献立名と料理内容が一致しづらいこともあり
 お食事を受け渡し時には今日はどのような料理をか配送員さんと
 必ず確認を行っておられる方なのですが)

松風焼きとはなんぞか?と聞かれ即答できなかった配送員は
本社のカスタマーセンターに問い合わせ
カスタマーセンターから松風焼きについて説明してもらいました。

ちなみに、松風焼きとは『鶏のミンチを野菜をすりつぶしたものを鉄板に並べ
上から胡麻を振り、オーブンなどで焼き上げた料理です』
詳しく知りたい方はgooなどで検索してください。
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写真はイメージです。

残念ながら、その説明がいまいちお客様のご理解をいただけず
さらに、従来から献立名のわかりづらい表示に不満があり
さらにさらに、食事の味にもほとんど満足いただけてなかったことが
積もり積もっていたようで、松風焼きが引き金となり

「こんなものは食べられない。持って帰ってほしい」と跳ね返されてしまいました。
配送さんがなんとかお願いし、その食事は受け取っていただけたのですが
「一度担当に説明に来て欲しい」とおっしゃられているとの報を受け
その日に説明(主に謝罪)訪問にいってきました。

お客様の訴えは、サービスや食事についての不安、不満など内容が多岐に及び
溜めていたものを吐き出すかのように堰を切って話され
そのすべてはお伝えできませんが
約1時間、こってりと絞られてしまいました。

正直、無理難題な要望や希望などもおっしゃられたのですが
お客様に正論があるクレーム内容もあって
【献立名についてのわかりづらさや、料理の内容の説明についての不十分さ】は
こちらの配慮や教育、準備が手落ちであったと実感しました。
様々な献立を提供しているため、その料理の特長や意味、献立の語源などは
全員が理解しておかないといけない部分であり
その点については、栄養士、配送さん、カスタマーでの情報の共有と連携が
不十分であったと認識したクレームでした。

個人的には久しぶりの大きなクレームで、正直かなりしんどい訪問内容でしたが
いままで着目していなかった点を気づかせてくれたという点では、大変ありがたいクレームでした。

お一人が不満、不快に感じておられるということは
きっともっと多くの方が同じように不満、不快に感じておられるのだと考え
できることからでも少しずつ、ご満足いただけるよう改善していきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

早いもので、8月からリニューアルしました
健康バランス食も気がつけば一ヶ月が過ぎました。

冷夏といわれた今年の夏ですがやはり暑く、
今年の北摂の夏も同様に暑かったです。

思えば、半年ぐらい前のブログに健康食を見直そう的なことを書き、
本格的に4月から健康バランス食大リニューアルに向け取り組みを開始し
それこそ献立はもちろんのこと
調理方法、盛り付け、容器、包装方法にいたるまでゼロから開発。

試作を何度も繰り返し、調理責任者と調理から盛り付けまでの流れを
何度も打ち合わせをし、新しい献立が食札に反映できるようシステムを変更し
ドタバタドタバタしているうちに気がつけば
【健康バランス食リニューアル告知の一ヶ月前に】
それなのに、8月の献立がまだ確定していないことにあせり

しかも、なんと8月1日は土曜日、休日であることに驚き!

開発と告知と周知に奔走し
【8月健康バランス食スタート】

実際の食事を食べてびっくり、開けて衝撃のトラブルなども乗り越えて~
やっと落ち着いた今日この頃。

さてさてお客様の反応は???


とってもいいです!!!(かなり個人的解釈を考慮しても)

理由は3つ
1.利用者さまからおいしくなったとの声をたくさんいただいているから
2.新規で健康バランス食を利用されることになったお客様もおいしいと
  いって、継続していだけているから
3.実際栄養コントロール食と食べ比べてみて、おいしさの違いを実感しているから
です。

いままでの健康バランス食や栄養コントロール食がまずかったわけではなく
ほんとうに健康バランス食がよりおいしくリニューアルしたのです。
(間違いない。関係機関の皆さまにも好評です)

特に8月にお出しした鱧は絶品でした!

健康バランス食ご利用の皆様が
食べる楽しみを実感して、しっかり食べて健康になっていただければ
ほんと嬉しい限りです。

お弁当屋ではない、はーと&はあとですが
お弁当屋にも負けない食事をサービスのひとつとして目指しながら
どこにも負けない健康食を、そして配食サービスを
提供しつづけたいと思います。

※もちろん、今の僕の夕食は健康バランス食の検食ばかりです。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
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こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

今回は、最近新規訪問や関係機関の方々とお話しして
実感していることをお話しします。

在宅で【脂質制限】が必要な方が増えてきています。

脂質制限が必要な方は
膵臓、肝臓の病気が慢性化して悪化し担当の先生から
脂肪分を抑えたお食事を指導されます。

以前からも、一定の割合で脂質制限が必要な方はおられたのですが
最近は、特に増えてきているように感じています。
(実際、新規訪問での相談でも脂質制限食を選択する機会が増え
 病院の栄養士の方も栄養指導で脂質制限の話しをすることが
 増えたといわれていました)

しかも、内容がグレードアップしています!
(つまり、制限がきつい方が増えています)

肝臓病と腎臓病を併発していたり、慢性肝炎から肝硬変になったりと
原因は様々ですが、多くの慢性疾患にかかられいる方が目立ちます。

やはりその方々は
脂質だけではなく、蛋白質、塩分を控えないといけなく
さらに、便秘にならないよう繊維はとらないといけないが
腎疾患をお持ちの方はカリウムは制限しないといけないなどなど・・・

ひとつの栄養素だけしっかり管理すればいい食事療養ではなく
あれも、これも、それも!といった感じです。

そこで先日、大阪府済生会千里病院で行なわれた
『脂肪肝とNASH』という勉強会に参加してきました。
(少しでもよいアドバイスができるようしっかり知識をゲットしてきました)

利用者さまにはもちろん、それぞれに合せてお食事の内容を選ばさせていただき
配食サービスがスタートするのですが、
脂質制限の方は、少し脂肪分を多く取るだけで急激に体調が変化することがあり
退院されてきても、また入院となるケースも多いのが現状です。

少しでも長く在宅で暮らせるように
しっかりフォローしていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

今回はお盆ネタです。

今年はお盆が土日の週末と重なったこともあり
個人的にはラッキーなお盆でした。

14日の金曜と、土日を挟んで17日の月曜にお休みを
いただき、正月以来の帰郷してきました。

弟と一緒に墓参りにいったさいに、都会(仕事中では)ではお目にかかれない
バッタを発見。
たぶん数年ぶりぐらいのバッタを熱写しました。
(わかります?葉っぱしゃないですよ、バッタです)

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と、ボクはゆっくり日々のストレスと疲れを癒しつつ、ビールを浴びているころ
箕面市では悲しいこと出来事が!

その方は87歳独居で一人暮らしのおばあちゃんなのですが
8月からご利用いただくことになったばかりで
食事を喜んでおられると聞き、ご様子見兼ね訪問したところ

なんと
「お盆やったのに、誰もきてくれへんかったわ。一人ぼっちや。
 大阪に住んでるのに親族は誰もこず、来るのは
 お年玉をせびりにくる正月くらいなもんや・・・
 悲しいもんやで。。。」
と悲しいお盆をすごされたことを告白されてしまいました。悲しすぎる!

配食は毎日の昼をお届けしていて、もちろん
配達時は必ず声かけとコミューニケーションをとっていますが
やはり一人は寂しいですよね。
話好きな性格もあって、誰かと話したくて話したてしょうがないのでしょうか。

配送員さんの間でも、「今日もあの人につかまって話し込んだわ(笑)
ほんま、話し好きやな」と利用早々話題になるほどの方ではなおさらかもしれません。

一人は気楽といいながらも寂しさを抱え込んでいるご高齢者は多いものです。
配食のとき、訪問のとき、少しでも寂しさを緩和できればいいなとつくづく感じました。


情報化社会の日々では、毎日が膨大な情報に埋もれながら生活している感じですが
コミュニケーションによる『生の声の重みやありがたさ』や
その付加価値を忘れないようにしていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
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