柴田満里子のブログの最近のブログ記事

こんにちは!
FFS事業部の柴田です。
寒くなってきましたね~!
私は冷え性なので、これからの季節は冷えとの戦いです。
寝る前にゆっくりお風呂に入ったり温かい飲み物を飲むなどしています。

さて、月2回、クリニックで栄養指導をしています。
75歳、女性、糖尿病と高血圧です。
お嫁様も一緒に同席されました。
血液検査を拝見すると、昨年8月から空腹時血糖値が上昇、
今年9月にHbA1cを測定したところHbA1c8.4。
服薬とともに、食事も見直すようにと栄養指導を受けることになりました。

血糖が上昇し始めたのは約2年前。
ちょうどその頃引っ越しをされて環境が変わったため、
外出も減り、家の中で過ごす機会が増えたとのことでした。
運動量が減ったことも原因かもしれません。

食事では、野菜の摂取量がかなり少ない食生活をされていました。
朝食はパンと珈琲(砂糖、ミルク)、バナナ1本
昼は、時々麺類とごはんを食べることもしばしば。
夕食ではご飯は小盛り1杯と焼き魚や煮物などが中心です。

野菜摂取について伺うと、
ご主人が野菜嫌いなので野菜料理は少な目であるとのことでした。
そこで便通について伺うと
やはり便秘がちでかなり前からお薬も飲まれているとの事。
かなり昔に医師から毎日バナナを食べてくださいといわれたので
毎日バナナ1本食べているとの事でした。

しかし、この方のHbA1cは8.4。コントロール不良です!
血糖の上昇を緩やかにする野菜や海草、キノコ類の摂取量を増やすこと、
また芋類や煮豆など、ご飯、麺類など主食以外の血糖を上昇させる食材の食べ過ぎに注意する事、そして炭水化物の重ね食いもいけません!
もちろん、野菜から食べて最後にご飯を食べていただくこともお伝えしました。
バナナは毎朝ではなく、ほかのフルーツを食べた日はバナナは食べないようにと伝えました。

野菜はご主人が嫌いなので、あまり作っていない様子。
でも、お嫁様が一緒に野菜をたっぷり食べられる料理を考えてみます
とおっしゃってくれました。

野菜の摂取不足が解消されると
血糖コントロールが良好になるだけでなく、便秘解消にもつながりますからね!

ご家族の協力は、食事療養成功への近道です。
是非、一緒にがんばっていただきたいです!


管理栄養士
柴田満里子

こんにちは。FFS事業部の柴田です。
さわやかな秋晴れ!今朝は、ランニングをしてきました。
運動するとご飯がおいしい♪
空腹は最高のスパイス★ですね!

さて、先日「認知症患者の嚥下」というテーマの講演を聞きに行ってきました。
認知症患者は徐々に増加しており、2010年で268万人、2012年では300万人になっています。
2030年には600万人(20人に1人!)と言われているそうです。
そして、嚥下困難な方は3~4割程いらっしゃるそうです。

認知症とは、「脳や身体の疾患を原因として記憶・判断力などの障害がおこり、
普通の社会生活が送れなくなった状態」で
アルツハイマー型、血管性、レビー小体型、前頭側頭葉変性症の4つに分けられますが
その4割程は原因不明といわれています。
それぞれ症状が異なるので、どの認知症かを判断することで、
認知症による食欲不振を改善することができるそうです。

例えば、アルツハイマー型は視空間認知障害があるので
食器の模様や机の模様が気になって食べないことがあります。
その場合、無地の食器に変えてあげたり、模様のないテーブルクロスをひくことで
食べることができる場合があるそうです。
また、レビー小体型の場合、薬に対して過敏になるので
服薬を減らすことで食欲が回復する場合があるそうです。


講演の中で、特に印象的だった事は
認知症患者は完治するものではないので、「治療」するのではなく、「支援」するという考え方が大切だということ。
治療によって患者様本人の機能が改善することを目指すのではなく、
ご本人様を支える周囲の人の意識を変えたり知識を与えることで、サポート環境を整える。
結果、ご本人様の生活をよりよいものにしてほしい、ということでした。


実は口から食べられるのに、食べられなくなったと判断されている方も多いかもしれません。
そういう方を支えるご家族の方のお力になれるよう頑張ります(^_^)/

管理栄養士 柴田満里子

こんにちは。FFS事業部の柴田です。
10月になりましたね!
夜になると少し肌寒いので、家で今期初の「お鍋」をしました★
お鍋は野菜をたっぷり食べることができるし、体が温まって美味しい!!
そして、人が集ってワイワイ食べるのもお鍋の醍醐味なので、
お鍋大好きです(^o^)丿


さて先日、栄養指導先のクリニックで一般の方対象の勉強会(すこやか健康教室)を
させていただきました。
テーマは「秋に向けての体調管理と豆腐活用術★」。
約25名程度の方に参加していただきました。
今回は、すべて女性の方でした。

まずは、ここ2・3か月の生活を振り返っていただき
食事や睡眠、軽い運動など、規則正しく生活できていたかどうか
チェックしていただきました。


夏の間は、「お昼はそうめんだけ、お蕎麦だけ・・・」
という食生活をされる方もたびたび見られます。
そうめんだけだと炭水化物しか摂取出来ていません。
炭水化物を消化・吸収し、体の一部として利用するために必要なビタミン類も不足してしまいます。
まずは、バランス良く食事を摂る事と、不足している栄養を補う事が大切です


豆腐は、大豆と凝固剤と水から作られます。
『大豆は畑の肉』といわれるように、豆腐には良質のたんぱく質を含みます。
またLDLコレステロールを低下させるレシチンや腸内細菌のエサになるオリゴ糖を含みます。
また、消化吸収が良いため、疲れた体にも負担をかけません。

なによりうれしいのは、豆腐は安くて手軽に購入することができます。

料理は好きだけど、
料理に手間暇かけたくない、品数を作るのは大変・・・  

そんな時、冷奴や湯豆腐など
簡単に出来る豆腐料理はいかがですか?


勉強会の最後は、
「豆腐で作る白玉団子」の実演しました!
白玉粉と絹豆腐を1:1.3の割合でひとまとめに混ぜて
熱湯で茹でて出来上がりです♪♪

水で作る白玉だんごより、やわらかくてのど越しがよく、
さらに蛋白質も多いのでご高齢の方にお薦めのおやつです☆

管理栄養士
柴田 満里子

こんにちは。
FFS事業部の柴田です。
17日は敬老の日でしたね!
各デイサービスでは、紅白まんじゅうを用意されたり、
お蕎麦やお寿司など、特別なレクリエーションを行ったりと
賑わっています。
そんな中、今年65歳以上の人口が今年3000万人を超えたとのニュース。
昨年よりも102万人もの増加だそうです。
いよいよ高齢化の加速です。
私も高齢者を支える企業の一員として
前を向いていきたいと思います!

先週山村さんと一緒に福井のセントラルキッチンの衛生巡回に行ってきました。
食事を提供する企業にとって、安心、安全な食事を提供することは必要不可欠。
ですから衛生巡回はとても大事な業務です。

衛生巡回では大量調理施設衛生管理マニュアルに順じてチェックします。

例えば、手洗いのタイミングは、下記5つになります。

・入室前
・作業開始前及び用便後
・汚染作業区域から非汚染作業区域に移動する場合
・食品に直接触れる作業にあたる直前
・微生物の汚染源になるおそれのある食品等に触れた後、他の食品や器具等に触れる場合

この5つが実行できているかを確認します。
手洗いのタイミングだけでなく、洗い方も大切です。
さっと洗うだけでは不十分。
30秒以上時間をかけて、汚れの落ちにくい箇所(指と指の間、手首、掌の溝、爪の間)を
しっかりと洗い流す必要があります。
その後、水気を拭いて、アルコール殺菌です。


指摘させていただく事項は、手洗いや食品の保管、また調理場の整理整頓など
基本的な事に対する事が主ですが、
調理現場での「ついうっかり」が大事故につながってしまいます。

明日からまた、安心・安全な食事提供を目指して、
調理スタッフの皆様にも気を引き締めて頑張っていただきたいと思います★

山村さんに同行していただくことで、
「なぜ、その行動が危険なのか?」をしっかり理解し、伝えることが
調理員の行動を変える一歩につながるなと改めて実感しました!


管理栄養士 柴田満里子

こんにちは!
FFS事業部の柴田です。
先日、久しぶりに学生時代の友人に会ってきました!
全然変わらないという報告やら、結婚・妊娠報告という嬉しい報告やら・・・
いろんな話で盛りあがり、パワーをもらってきました♪
今日から9月!
新しい気持ちで前に進もうと思います★

さて、嚥下・咀嚼サポートサービスの商品ランキング、
今日は、キューピー優しい献立のお粥シリーズです!
前回は区分2(歯茎でつぶせる)での紹介でしたが
今回は、区分3(舌でつぶせる)の商品です。

エントリー商品はこちら!

●やわらかごはん
●やわらかごはん赤飯風
●やわらかおじや鶏とたまご
●おかゆにかける和風カレー
●おかゆにかけるたまご丼の具
●おかゆに混ぜる五目ちらしの素
●おかゆに混ぜる鮭わかめ


1位
●おかゆにかけるたまご丼の具(38kcal,蛋白質1.8g)
理由…出汁がきいていて良い!そのまま食べてもお粥にかけてもおいしい。

2位
●やわらかおじや 鶏とたまご(93kcal,蛋白質2.9g)
理由…優しい味。やわらかくて食べやすい。

3位
●おかゆにかける和風カレー(54kcal,蛋白質2.7g)
理由…お粥でもカレーが食べられるのは喜ばれると思う。


米飯が食べにくくなり、全粥を召し上がっている方はたくさんいらっしゃいます。
全粥は米飯よりも水分を多く含むので
米飯と同じカロリーを摂取しようと思うと倍量の全粥を食べなければなりません。
(全粥は、米飯の2倍の水分が含まれています!)
水分が多い分、全量食べるのは大変です。
結果、米飯と同程度の重量(つまり、カロリーは半分!)しか摂取されないケースが多いように思います。
デイサービスなどの施設でも、
米飯と同じ大きさの茶碗に全粥が盛り付けられている施設が少なくありません。


全粥にしっかり味がついていれば
喫食量も増え、高齢者の低栄養防止につながります。
具に卵や肉・魚が入っていれば蛋白質摂取にもなり
一石二鳥です。

いつも粥が残ってしまう…
そんな方には、「おかゆにかける具」シリーズを
是非ご活用ください★


㈱キューピーのやさしい献立シリーズ(区分3)の新商品
「味わう海鮮シリーズ」を取り扱うことになりました!

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パッケージにも高級感があり、従来のやさしい献立シリーズとは一味違う印象!
1袋(150g)あたり50~80kcal程度、塩分1g程度、蛋白質2g前後です。

はーと&はあとの嚥下咀嚼サポートサービスの会員様には、
担当管理栄養士が嚥下・咀嚼困難な方向けの商品の選定や
栄養に関するアドバイスをさせていただきます。

詳しいサービス内容に関しては
嚥下・咀嚼サポートサービスをご覧くださいませ☆


はーと&はあと管理栄養士
柴田 満里子

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美