柴田満里子のブログの最近のブログ記事

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。

先週末は雪が降って、とても3月末とは思えない寒さでしたね。
いったいいつになったら春がくるのかと心配でしたが、
ようやく春らしい暖かさがやってきましたね!
桜の開花が楽しみです☆

さて、3月、4月といえば、別れと出会いの季節です。

突然ですが、私は『めでぃ北摂』を3月いっぱいで離れ、
4月から『めでぃ京都』に勤務することになりました。

私の移動に伴い、
吹田エリアは大都管理栄養士に、
豊中と箕面の一部の地域は島田管理栄養士に引き継ぎます。

北摂に勤務して約1年が経過し、ご利用者様や関係機関の方とも
ようやく慣れたなと思っていたので
北摂の方とのお別れは正直寂しい気持ちです(><)

しかし、別れがあれば、新たな出会いがある!
これから出会うめでぃ京都での新たな出会いを楽しみに、
4月からまたバイクで走ろうと思います☆

ご利用者様に担当変更のご挨拶に伺うにあたり、
ご利用者様から様々なご意見をうかがうこと出来ました。

「いつもおいしくいただいています。ありがとう」
「あんたには世話になったな。たくさん迷惑かけて悪かったわい。」
といったようなうれしいお声から、
「毎日同じような弁当食べてて飽きているし」
「食事の制限ばっかりで、もう嫌になってくるわい」
という不満の叫びまで、
様々です。

こんな私でも、お客様のお役に立てているのだという喜びを感じると共に、
ご利用者へのフォローや献立の見直しなどまだまだ不十分だったなと
自分の未熟さも痛感する機会となりました。

これからは、もっとご利用者様のご意見に敏感に耳を傾けていきたい!
そしてお役に立ちたい!

そのためにももっと勉強、経験を積んで、
自分はすべきことをきちんと判断、行動できるように頑張ろうと思います!


最後に、北摂でお世話になった皆様、1年間本当にありがとうございました。

そして、京都で出会う皆様、これからどうぞよろしくお願い致します☆

はーと&はあと
管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。
東日本大震災から毎日のように余震が続いていますね。
これ以上被害が大きくなりませんように…。
一人でも多くの命が救われますように…。
そう願うばかりです。


さて、先日勉強会を開催させていただきました☆
テーマは『糖尿病と糖尿病性腎症の食事療養について』。
対象は訪問看護ステーションの看護師様13名です。

はーとの食事の試食タイムも含め約1時間のお時間をいただきました。


簡単に内容をご紹介させていただきます。


糖尿病の食事療養は、バランスよく、規則正しく食べて血糖コントロールを良好にすることが大切です。しかし頭ではわかっていても、いろんな誘惑があるんですよね、在宅って。

自分の好きなもの(お菓子とかお酒とか)についつい手が伸びてしまったり、
食事を支度してれる人がいないから、簡単なもので済ませてしまったり…(うどん、そば、カップラーメン、丼物・・・)
すべて取り上げてしまっては続かない、実現しないので、血糖コントロールを悪化させてる原因を見つけ、それを少しだけ改善していただけるよう促していただきたいとお伝えしました。

たとえば、間食がどうしてもやめられない方。食べるなら、常にだらだらと食べ続けるのではなくて、時間を決めて食べていただくことが大切です。そうするだけで間食の量も減りますし、血糖の乱れも多少緩やかになります。
また、簡単な単品ものになってしまう方。外食するなら、なるべく定食系にすること、また自炊するなら、キュウリやミニトマトなど、そのまま食べられる野菜を買ってきて、野菜と一緒に食べることが大切です。野菜を食べることで食物繊維を摂取でき、血糖の上昇を緩やかにできるのです。また、『野菜から食べる』というように食べる順番を意識するだけでもOKなんですよ!

そして糖尿病性腎症。
血糖コントロールに加え、塩分制限、タンパク制限、カリウム制限という制限がかかってきます。こんなに制限が増えて、やはり糖尿病性腎症は大変なんです!!
それぞれの制限する理由をお伝えしたうえで、制限の目安、または制限がうまくいかない具体例などをお話しさせていただきました.
糖尿病性腎症になると、こんなに制限があるけど、一番優先すべきは塩分制限なんです。(以前、慢性腎臓病のセミナーで医師がおっしゃっていました)
ですので、食品に書かれている栄養成分表示の塩分量を見比べて、より少ない塩分のものを選んでくださいね!とお伝えさせていただきました。
みなさんは日頃から栄養成分表示は気にとめていなかったようです。
いつもたべている机の上のおやつやインスタント味噌汁の塩分をみて、改めて、『やっぱり塩分多いのね』と実感しておられました。

一つ、『なるほど』と思っていただけたようです♪


私の話が終わった後、試食をしながらいろいろとお話しをさせていただいたのですが
ある看護師さんからの一言に ハッとさせられました。

『自分の家で暮らし続けたいから、施設ではなく在宅を選んでがんばっているひともいるんですよ。だからなるべく利用者さんの希望をかなえてあげたいんです。』と。

在宅での食事療養は、病院とは違う、その人の暮らしの中にあります。
『あれダメ、これダメ』の食事指導ではなく、
『これならこっちの方がよい、このくらいなら安心して食べても大丈夫』というような
利用者さんにとって前向きな食事療養の提案が大切だなと改めて感じました。


今回の勉強会は、私自身、はーとに来て初めての勉強会。
かなり緊張の中、無事終えることができてでホッとしています!
いろんな発見と自分の未熟さを痛感できたとても良い機会となりました!
またこのような機会をいただけるよう、これからも腕を磨いていきたいと思います☆

はーと&はあと 
管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。
ここ最近気温の変化が激しかったせいか、
私は少し風邪気味です。(><)
悪化しないよう、よく食べ、よく寝て、うがい、手洗い、忘れずに
気を引き締めてまいります!!


さて、今日は先日新規訪問に伺った74歳、独居、男性0様のお話しです。
O様は、糖尿病をお持ちです。
10年前に奥様を亡くされたため、ご自身で食事の支度をされてきました。
肉じゃが、ヒジキ煮や水炊きなど煮物、炊き物系の料理が得意のお方です。

O様は1週間程前に心疾患を患い、リハビリも必要になったため、
食事支度の負担軽減のために、配食の利用をお考えでした。

O様は自立心が強くとてもしっかりしたお方。

料理ができるといっても、やはり男一人での生活なので、
だめとわかっていても、自分の好きな食生活を改善できないといっておられます。

まずはO様の食生活についてお伺いしました。


『普段の食事はどうされているのですか?』と
お伺いすると、
『自分作ったり、スーパーで買ってきたりしています。
スーパーで買うときは、きんぴらごぼう、筑前煮とか、お惣菜系とか
なるべく野菜ものを買ってきます。』

野菜を食べるよう意識されているのですね!

続けてお伺いすると、だんだんO様の偏食ぶりが明らかになってきました!!

『僕は、ずーっと昼食抜きの生活を20年も続けてきた。
朝が起きるのが遅いので、昼はおなかがすかないんです。
でも間食は一切しないんですよ。』

朝ごはんは何を召し上がっているのですか? 
と私。

『パン好きでね。メロンパンとか、アンパンとか蒸しパンが大好きで
食パンを食べた後に菓子パンを食べることが大好きなんです!
これがないと食事に満足できないんです!!』

O様はパンのほかに、豆乳を1本飲まれているとのことでした。

炭水化物に偏っているうえ、菓子パンを1個食べるのでかなり高カロリ―!

「メロンパンは1個450kcalもあるんですよ!!
うちでお届けするお食事は1食500kcal 程度。
これとほぼ同じカロリーなんです!!
メロンパンもアンパンも蒸しパンも、血糖に影響するお砂糖がたくさん入っているので
このまま続けていると、合併症にもつながりますよ~(><)」

メロンパンがそんなにカロリーがあったとはご存知なかったようで、
「え~!!」とびっくりされておりました。

『でも、これがないと、どうしても満足できない。
体のためにも、やめれないといけないことも分かっているんだけど
これが楽しみだったから…』

メロンパンやアンパンがやめられないなら1/4に切って 一回の量を減らしてみたらどうですか?
と提案してみると、

『1/4はすくないから 1/2なら行けます! (でも納得されていない様子で…)』

「物足りない分は、果物なら少し食べられますよ!」
とお伝えすると

『果物いいですか?そしたら バナナが食べたいです!僕バナナ好きなんですよ~!!
そしたら僕、メロンパンの代わりにバナナたべます!!』

バナナは果物の中でも糖質が多い果物です。
O様は、血糖値に影響のでやすいものがお好きのようです。

でも、メロンパンを食べるよりはバナナのほうがよいので
朝の菓子パンのかわりにバナナ小一本に代えることで納得されました。

本当はバナナよりもみかんやグレープフルーツいちごなとにしていただきたかったのですが
ご本人様が納得のいく方が、実行しやすいですからね!

あとは簡単に食べられるお野菜として、キュウリやミニトマトを提案すると
『キュウリなら食べれる』とのことでした。

さて、O様の新たな朝食スタイルの始まりです!

長年続けてきた習慣を変えることはとても大変なこと。

O様には改善して頂きたいことがたくさん見受けられましたが
まずは朝食から改善していけたらいいなと思っています。

O様の食生活改善のお役に立てるよう
サポートさせていただきます☆


はーと&はあと
管理栄養士 
寺田 満里子

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。
暖かくなってきましたね!
久しぶりにバイク感じる風が心地よく感じました♪
このまま春になってくれれば嬉しいですね!

さて、
通常、胃の手術された方のお食事は、胃に負担をかけないために
食物繊維や脂質、酸味などを控えたものをお勧めしています。
はーと&はあとの栄養コントロール食の『軟菜食』がそれにあたります。

回復の状態に合わせて、手術後3ヶ月頃から徐々に普通のお食事に戻すことができます。

さて今回は、半年前胃の手術をされ軟菜食を召し上がっておられた85歳、男性のY様。
その後の経過のお話しです。

先日、そろそろ手術後の状態が回復されている頃かと思い、
お電話をさせていただきました。
お電話に出てくださったのは奥様。
奥様はとても明るく、元気なお方です。

『わざわざご連絡ありがとうございます!
ちょうど病院から手術の後の状態もよくなってきてるから
普通食でよいと言われた所だったんです。』

ちょうどいいタイミングで電話をかけて良かった!

安心いたしました。

しかし、奥様は不安気な声で話し続けたのです。

『それでね、今度は先生から糖尿病って言われてしまったんです。』


血糖値とHbA1cをお伺いすると
血糖値133mg/dl HbA1c5.9%。

まだ初期状態のようです。

今の体重、普段の食生活、間食してるかどうか、食べる時間は…?
など、いろいろと質問させていただきましたが、
どうやら昔から早食い傾向があるようです。

『もうっ、あの人ったら、食べるスピードがものすごく早くって、
でもいうこと聞かないんです…』
と。

手術後の状態が回復されているとはいえ、
早食いは、体にも負担がかりますし、
血糖をあげないためにも大事なんです。

『Y様のために、奥様からも娘さまからも、よ~く言ってあげてくださいね!!
うちの配送員からも時々お声かけさせていただきますし!』

半年前の手術後の症状は安定されたようですが、
これからは、糖尿病のお食事のお勉強のために、
またお付き合いさせていたきます。

お客様のご病状はいつも同じではないので、
お客様のご様子に敏感にならなくては!
と、私も身がしまりました。


Y様のお食事を受け取ってくださるのはいつも奥様なので
はーとの食事、配送員を見たら、
『旦那様に噛んで食べてもらわなきゃ!』
と思うきっかけにしていただき、
ご家族様からY様に促していただければと思っております!


といっている私も、
実は人より少し早食い傾向が・・・

Y様と一緒に、私も一口20回を目標に、
ゆっくりよく噛んで食べる習慣を身につけようと思います!


はーと&はあと
管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。
少しずつ暖かくなってきましたが、インフルエンザや風邪が流行っているようですね。
北摂の配送員も1名風邪をひいてしまったようで…心配です。
私も風邪をひかないように、うがい、手洗いをしっかり行い気を付けようと思います。

さて、今日は“チームワーク”で塩分制限食をご利用いただくことになったY様のお話しです。

ご相談者様は、ケアマネージャーのF様。

Y様は認知症をお持ちです。
もともと自分の意志が強いお方なので、ご家族とケンカをされることもしばしば。
機嫌を損ねて、ヘルパーや訪問看護のサービスもいらない!とおっしゃることもしばしば…
とても気性の激しい方なので、配食を受け入れてくれるかわからないけれど
Y様の心臓の状態を悪化させないために、
塩分を控えたお食事をお届けしたいとご相談をいただきました。

私もY様の担当者会議に合わせて、試食をもってご訪問させていただくことになったのですが
Y様の機嫌を壊さないように、流れはすべてケアマネ―ジャー様にお任せすることになっていました。

担当者会議にはほかに弟様、ヘルパー様、訪問看護の看護師様が参加されました。

ケアマネージャー様から
『はーと&はあとの食事は、病院から指示されたものということにしてください!』
との指示。
 
まずはスタッフみんなでY様をその気にさせようと盛り上げる♪♪

『病院の先生から、Y様のお体に合わせて、カロリーや塩分をきちんと計算して届けてくださったんですよ』
『へ~、Yさん、すごいですね!これで安心ですね!』
『Yさんの名前入りだし、Yさんのために作ってくださるみたいですよ』
『よかったですね~Yさん!』
『おいしそうじゃないですか!Yさん。どうですか?』

すると、

「あら、毎日届けてくれるの?それは助かりますねえ。うれしいわあ」とY様。

(スタッフみんなで「よし!!」と心の中で頷く)

『みんなYさんにずっと元気でいてほしいと思っているんですよ~』

「ありがとうねえ」

『じゃあ、お食事は決まりですね!』
『じゃあ次!ヘルパーさんの入る時間なんですけど・・・』

テンポよくお食事の事が決まり、次の議題に進み、そして更に次の話題に進み・・・


最後はYさんの好きな卓球のお話や、お化粧のお話をして、
Y様の若いころの話を聞かせていただいて・・・


終始上機嫌で、ケアマネージャー様の意向通り話をして会議を終えることが出来たようです。

認知がある方は、
10分前に「イエス」だったことが、急に「ノー」になったりと、
新たなサービスを導入したり、変更することに手を焼くケースが多いようです。

ですから、その方の気持ちを上手にのせるために
スタッフ皆で雰囲気を作って、会議を進めていくことが大切なんですね!

私はY様の担当者会議に出席するのは初めてだったのですが、
スタッフ全員のチームワークは素晴しく、私自身教えていただくことが多い場となりました。
そして、自分も、ご利用者様を支える介護スタッフの一員であることを再認識することができました。


Y様のお食事は今日からスタート。
Y様と、Y様のスタッフの方々とはーと&はあととのお付き合いはこれからが始まりです!
"チームワーク"意識して今日も1日頑張ります!

はーと&はあと
管理栄養士 寺田満里子

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美