糖尿病の方へのサポートの最近のブログ記事

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

寒さで体が縮みます。いままでは肩こりがひどかったのに
最近は腰にくるようになりました。腰の負担が肩にでると
いわれますが、その大元の腰が痛み出すとは・・・重症化している感じ。
慢性疲労を取り除くため、シャワーの頻度を減らして
しっかり湯船につかる生活スタイルに変えていこうと思います。

さて、先日、クリニックの先生からの紹介で
糖尿病の方I様に栄養指導に訪問してきました。
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシーは)は6.0食後血糖が263で、
その他の検査は異常なし典型的に食後高血糖の方です。
一緒のマンションにお住まいのご友人H様も一緒に話を聞きたいと
おっしゃられたので、まとめて栄養相談をお請けしました。

I様、BMIは標準で食事量もサンプルでお持ちした
カロリー調整食1400の食事を見ても
「これよりご飯は少ないぐらい」と摂取量は多くない御様子
ただ、今年は夏場は暑さからこれまで続けていたウォーキングを
さぼりがちで、代わりにハーゲンダッツのアイスの量が増えていたと
ご自身でも原因をうすうす気がつかれていました。

しかも、就寝前の23時ごろに必ずアイスを食べていたようで
食後高血糖が見られるのもそのあたりが原因でしょうか。
I様からは
「夏は毎日食べていたけど、検査結果が悪かった後は止めているの」と
自己フォローあり。

夕食後の間食は禁止。ウォーキングの頻度を増やしてもらい
1食の食事は栄養コントロール食を目安に食べてもらうことをお勧めし
もちろん、野菜から食べてもらって炭水化物の多い、穀類と芋類を
重複して摂りすぎないこともお話しさせていただきました。


ご友人のHさまは、脂質異常症をお持ちで内服で数値は安定されている
ようですが、
「昔は卵はダメ、いかや貝類もダメって聞いたけど今は違うのよね」
と、コレステロールの多い食品が心配。でも食べても大丈夫?と不安が
あった御様子。

「卵やいか、貝類にはたしかにコレステロールが多いので食べすぎは
 ダメですが、いかや貝類にはコレステロールを下げるタウリンも
 多く含まれています。食べたから必ず上がるというわけではないので
 大丈夫です。ただ、一緒に食物繊維や抗酸化作用の高いボリフェノールを
 含む緑黄色野菜をしっかり摂らないと体から余分なコレステロールが
 排泄できないので、卵やいかよりも野菜の摂取不足にならないよう
 気を付けてください」とお話し
それぞれがお互いの気を付けるべき行動を確認し合いながら
チェックされていました。自分以外に気をつけて見てくれる仲間がいると
療養も長続きしますし、一緒に食事療養をスタートとなりました。
次の検査結果が楽しみです。

そんな私も明日は健康診断です。検便・検尿持参で
今年もすべてにA判定をもらえるようしっかり検査を受けてきます。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都管理栄養士松政です。
一段と寒さが厳しくなりましたね。
そして、あっという間に12月も半ばに。お正月も直ぐきそうです。

ある利用者Y様のお話。
80歳代、女性、糖尿病、脂質異常症。要支援、ご主人とのお二人暮らし。
一ヶ月半ほど前にケアマネージャー様から「先生から食事療養の指示があったができない人がいる」ということで訪問しました。
「膝の手術も控えているのに、本人はやる気なく、手術も受けなくていいとまで言ってるの・・・」と困った感じのケアマネージャー様。
そのためケアマネージャー様も一緒に訪問してきました。
ご主人様も血糖が高いことはご存知なのですが、なかなか厳しくは言えないと。
ご本人様はお肉、お寿司、お菓子が大好き。
ふら~っと出て行っては好きな物を買って来られます。
朝もしっかり食べ、食パンに大きなスライスチーズ、牛乳、ヨーグルト、ヤクルト、ご主人特製の野菜ジュースと言う名の果物ジュース、そして茹で卵。
昼は餅入りのうどんとバランスも悪く、夜は大きなステーキ。
その食欲にあっぱれと一週間の食費にもビックリ。

朝はご主人様が用意されているので、ご本人様の希望も聞きながら、固定の朝食を決め、買い物はヘルパー様がされているので、控えてもらう食品をケアマネージャー様から伝えてもらい、はーとの食事もスタート。
とりあえず、「一ヶ月後の診察までは頑張る!」を合言葉に、途中、食事の頻度も変えながら(変えると言うより止めてしまわれそうになられたので)、診察日を乗り切りました。

すると200を超えていた血糖値が100台へ。
HbA1c(NGSP)が、9.8→8.8へ。
先生からは、「この調子なら年明け1月には手術の話が進められる」と。
ご本人様もやはり結果が出ると嬉しかったようです。
ご主人様も朝食に野菜をプラスしてくださっています。
お昼のバランスはまだまだなのでこれからの課題です。
ただそうこうしているうちに、最大の難関が待ち受けています。
そう、お正月を乗り切らないといけません。
少し下がったので油断が出ないようにと大好きなお餅の誘惑があります。
お正月を乗り切るため、お餅の誘惑に負けないために、年末に再度連絡します。

ちなみにスーパーなどで売られている切り餅は1個50~55gで114~125kcalです。
2個でご飯小茶碗1杯分のカロリーがあります。
参考にしてください。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
冷たい風が吹くようになりました。

80歳代、男性、糖尿病、サルコイドーシス。
奥様と娘様と同居。
退院時にしっかりと食事管理をしないといけないということでケアマネージャー様の紹介で利用開始になりました。
8月末に退院され、今に至ります。

今までは奥様が食事を支度され、娘様は仕事で遅いということもありノータッチ。
今回の入院までは、そんなに厳しい食事制限は必要ないと思われていました。
そういうこともあり、全く食事療養はできず、食べたいものを食べ体重も増えて・・・
しかし、今回の入院がこたえたようでご自分から頑張りたいとおっしゃったそうです。
はーとの食事は、お昼にご利用いただき、夜は奥様が支度。
朝は娘様が仕事の前に用意して行かれます。
奥様も勉強のために同じ食事をご利用。
ご本人様、ご家族様の努力の結果、退院前に7.1だったヘモグロビンが6.7(NGSP)に(入院前は8%台)。
今まで好きに食べていたお菓子や果物も減っています。
これからその量が増えていかないことを祈りながら、今後の目標は、血糖コントロールは維持し、改善しながら、もう少し体重を落とすこと。
現在、あまり体を動かすことができていないため、体を動かすことが目標です。
ケアマネージャー様や訪問看護の看護師様と「少しずつ攻めていきましょう!」と話しています。

今回入院をきっかけにやる気になられましたが、本当は、もう少し前、入院前に何とかしたかったなと思いました。
そうすれば、少しは辛い思いをされなくて済んだのに。
だから、もっと早くに食事療養を必要とされる方々に出会いたいです。


はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは!
FFS事業部の柴田です。
寒くなってきましたね~!
私は冷え性なので、これからの季節は冷えとの戦いです。
寝る前にゆっくりお風呂に入ったり温かい飲み物を飲むなどしています。

さて、月2回、クリニックで栄養指導をしています。
75歳、女性、糖尿病と高血圧です。
お嫁様も一緒に同席されました。
血液検査を拝見すると、昨年8月から空腹時血糖値が上昇、
今年9月にHbA1cを測定したところHbA1c8.4。
服薬とともに、食事も見直すようにと栄養指導を受けることになりました。

血糖が上昇し始めたのは約2年前。
ちょうどその頃引っ越しをされて環境が変わったため、
外出も減り、家の中で過ごす機会が増えたとのことでした。
運動量が減ったことも原因かもしれません。

食事では、野菜の摂取量がかなり少ない食生活をされていました。
朝食はパンと珈琲(砂糖、ミルク)、バナナ1本
昼は、時々麺類とごはんを食べることもしばしば。
夕食ではご飯は小盛り1杯と焼き魚や煮物などが中心です。

野菜摂取について伺うと、
ご主人が野菜嫌いなので野菜料理は少な目であるとのことでした。
そこで便通について伺うと
やはり便秘がちでかなり前からお薬も飲まれているとの事。
かなり昔に医師から毎日バナナを食べてくださいといわれたので
毎日バナナ1本食べているとの事でした。

しかし、この方のHbA1cは8.4。コントロール不良です!
血糖の上昇を緩やかにする野菜や海草、キノコ類の摂取量を増やすこと、
また芋類や煮豆など、ご飯、麺類など主食以外の血糖を上昇させる食材の食べ過ぎに注意する事、そして炭水化物の重ね食いもいけません!
もちろん、野菜から食べて最後にご飯を食べていただくこともお伝えしました。
バナナは毎朝ではなく、ほかのフルーツを食べた日はバナナは食べないようにと伝えました。

野菜はご主人が嫌いなので、あまり作っていない様子。
でも、お嫁様が一緒に野菜をたっぷり食べられる料理を考えてみます
とおっしゃってくれました。

野菜の摂取不足が解消されると
血糖コントロールが良好になるだけでなく、便秘解消にもつながりますからね!

ご家族の協力は、食事療養成功への近道です。
是非、一緒にがんばっていただきたいです!


管理栄養士
柴田満里子

こんにちは、京都管理栄養士松政です。
秋っぽくなってきましたね。
栗などの秋の味覚を既に楽しんでいるという方もちらほら。
ある利用者様は熱燗が恋しいが自制すると言っておられました。

クリニックでの栄養指導でのお話。
50歳代、女性、糖尿病、M様。
健康診断で数年前から高血糖は指摘されていました。
そのため、ご自分でも糖尿病について調べるなどして一応気をつけていたと。
今回は下がっていると思っていたのに上がっていたということで来院。

血糖値121、HbA1c(JDS)6.1。
生活スタイルをヒアリングすると6年前に職場が異動となり帰宅が遅くなり、平日はなかなかご飯も作れず買ってきた、脂っこい物が多く、野菜不足。
また最近ポテトチップスにはまり、夕食後に半袋を食べるのが日課になっていたとのこと。
ご主人様はメタボ体型とのことで、その食生活はご主人様にとっても良くないことを説明。

わかっていたんですがね・・・と。
お忙しいため、買ってきた物を使うのもアリです。
でも選び方を注意して、作れる場合は野菜もプラスすることに。
最後に悲しそうに、
「私、ラーメンと餃子が大好きなんですが、もう食べれないですか?」とM様。

「食べてもいいですよ。」と私。
糖尿病になると色々食べれなくなると思っておられたようです。
もちろん病状によっては、「やめましょう」というものもあります。
ただし、しっかりコントロールできていれば、調整は必要な物も多いですが、食べれないというものはありません。
私自身も食べることが大好きなので、大好きな物を制限させると、本当に辛いです。
余計ストレスが溜まってしまいますよね。
そのため、ちゃんと自分で調整できるようになってもらいたいのです。

ラーメンや餃子も家で作れば、野菜類もプラスできますし、調子もしやすいです。
外で食べる場合も、組み合わせを注意することや食べる回数を調整するなどして調整されている人もいます。

M様も、「そうですよね、毎日食べていたわけでないですから・・・結果がでれば自分へのご褒美にします」と帰って行かれました。
無理なく、食事療養を続けていってもらいたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

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