糖尿病の方へのサポートの最近のブログ記事

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
GWですね。みなさんどこかにおでかけ予定は?
新緑のいい季節で、せっかくの休みなのに、何の予定も立っていない私。
これではいかんとただ今思案中。

さて、先日の栄養指導でのお話。
40歳代、女性、高血圧症、糖尿病、肥満。
健康診断で血圧が高いとのいうことで受診。
健康診断の表では血糖値も高い状態だったため、Drから再度血液検査を指示さされ、
検査すると、HbA1cが8.0%。

結婚後、出産後に体重が20㎏増加。
自分の体型にうすうす気づいていたが、妊娠の時に少し血圧は高いが他の異常はなかったため、「大丈夫」と自分に言い聞かせ、見て見ぬふりをしてきたと。
パートはされていましたが、今まで健診を受けたことはなく、最近、パート先が変わったことで健診を受けないといけなくなり発覚。
食事内容を聞いてみると
朝は菓子パン、食パンの時はバターやジャムをたっぷり。飲み物は果物ジュース。
昼はパート後、家に帰ってで、カップ麺や夕食の残り。それだけでは足りないので菓子パンを2個ほど。そして、食後におやつを食べてすぐ昼寝。
菓子パンをよく食べるのは、パン屋さんでパートしていると。
夕食は、小学生の息子さんがいることもあり、魚より肉で揚げものが多く、ご飯もたっぷり。めん類やこってり系のパスタも大好物。
そして、夕食後にも必ず、プリンやケーキなどのデザートを毎日。
週末には家族で外食や友人とバイキング。食べなきゃ損ということでお腹いっぱいまで食べるとのこと。
最近は、健康ブームでテレビなどのマスコミでダイエット企画なども多く、こういった典型的な生活習慣病まっしぐらの食生活をしている人は減ってきているかなと思っていたのですが、まだまだなんだと実感。
でも、この方にとってはよかった。不幸中の幸いです。
旦那様にも、今わかって本当に良かったと言われたと。
1週間後に再受診があったため、再度栄養指導もしたのですが、家では家族会議をされたそうで、ご主人様、息子様も協力してくださっているようです。
病気の怖さについてお話はしましたが、お菓子が大好きで、食べることが大好き。大変なことからは目を背けてしまわれる方です。
食生活、生活改善はこれからなのですが、「あの時は、怖い食生活をしていましたね~」と笑い話になるぐらい、ご自分でコントロールできるまでになってほしいと思います。
はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

クリニックでの栄養指導のお話。
50歳代、女性、糖尿病、脂質異常症のK様。
数ヶ月前に、他院から転院されてきた方です。

なかなか血糖コントロールが良くならないからと転院されてきました。
8%台だったHbA1cが少しずつ、下がってきています。現在7.3%。

ただ、「頑張りたい」、「下げたい」という思いと「食べたい」、「甘いものを一杯食べたい」という思いの葛藤がよく起こります。
分かっているのに、なかなか実行ができないというジレンマです。

この方は、今まで甘いものが大好きでした。
菓子パン、洋菓子、和菓子、あればお腹一杯食べてしまい、ご飯の代わりにお菓子でもいいくらい。
最近は、甘いものの摂取は完全にはなくなっていませんが、お腹一杯食べるということはなくなりました。
でも、先日「この制限が一生続くんですよね・・・」とネガティブ発言。
せっかく下がってきているのに、ヤバイなと思った私は、
「K様は、5年後、10年後、どうなりたいんでしたっけ?」と質問。

すると、
「合併症にはなりたくない」、「足は切りたくない」、「すごく長生きしたいとかではないんですが、家族に迷惑をかけたくない」と答えられました。

栄養指導が始まった当初、よくネガティブ発言がありました。
その時に、将来のことについて話したことがありました。
その思いを思い出してもらいました。
そして、「制限ではなく、いつのまにか自分の習慣になっているように、少しずつ変えていきましょうね」と伝えました。

そうです、何十年もの習慣をすぐに変えることはとっても難しいです。
でも、意識が変われば、行動、習慣も変えることができます。
そのために私たちがサポートします。

今回K様は、自分にできそうなことを目標にされ、帰っていかれました。
また、最近のK様の変化は、ご自分で考えることができるようになられました。
「先生がこうおっしゃっていたのは、こういうことですか?」「じゃあ、こうすればいいのですか?それならできそうです。」と。
ネガティブ発言があるものの、ポディティブ発言もしっかり出てきています。

そう、そんな風に患者様や利用者様が前向きになれる指導、相談を心掛けたいです。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、北摂栄養士の島田です。

以前にブログで読書メーターの話をして
それ以降も読破した本を書籍・文庫・漫画関係なくアップしています。
ただ、最近はめっきり読む量が少なく読書量を更新できず・・・
読みたい本ばかりが増えている現状です。時間は作らないとダメですね。

さて、今回はそんな時間の話です。
先日お伺いしたお一人暮らしのK様
糖尿の数値が高くなり、間食も多く、なかなか血糖を下げることができていない
状況。包括支援センターの担当の方から少しでも配食でなんとかしたいと
ご依頼をいただきました。

ご本人、結構人見知りが強く、いきなり1対1での面談は拒否があるだろうと
ご配慮いただき、当日はK様とお近くにお住まいの娘様と三人で
ご面談させていただきました。

やはり、血糖が高く、間食もちょこちょこされていて
ふらつくと低血糖かもと心配されまた間食するの繰り返しで
徐々にHbA1C(ヘモグロビンエーワンシー)も6.9まで上がってきていました。
担当の先生からも6.5以下にはしたいね。と、指摘されています。

まずは、1.血糖が高くなる間食を控えてもらい
2.御飯が好きで、まず最初にご飯を食べてしまう癖を野菜から食べてもらい
3.週2回のデイサービスでの食事も600kcalと多かったので
ご飯の量100gまで減らしてもらえるようお願いすることをお伝えしました。

しかし、相談以上にびっくりしたのが、お住まいのマンションのセキュリティー!
もちろん、オートロックなのですが本人部屋の前に行くまでに
何重ものハードルがあります。

①まず、手始めに部屋番号から呼びを押して本人にオートロックを解除してもらう
②オートロック扉を入ったらエレベーターまでダッシュして
 その方の部屋番号を入力
『入力しないとエレベーターが空きません。
 さらに、ロック解除からエレベーター前のボタンで部屋番号入力を
 五分以内にしないと、またロックがかかりエレベーターのボタンすら
 押すことができなくなります)
③そして、無事エレベーターに乗れたら、今度は本人の部屋の階数が
 点滅しているかを確認して階数のボタンを押す。
 仮の本人が5階にお住まいでしたら、5の番号が点滅しています
 していなければ、5階まで上がれないので①に戻ってやり直しです。
以前にも、同じマンションにお住まいの方にお届けしたこともあるのですが
非常にセキュリティーが高く配送さん泣かせのお届け先。

業者用の搬入口を使わせてもらえないか娘様から管理人さんに
お願いしていただいたのですが、契約した業者のみしか
使用できず、今も上記の方法でお届けしています。

でも、何度かお持ちして御様子をご家族にお聞きしたところ
「受け渡しが大変ですいません。でも、やっぱり食事のおかげで
 血糖が下がっていて、本人は喜んでいます」と
うれしい言葉をいただきました。

時間制限のある配達ですが、血糖安定のお手伝いができるよう
配送さんにも、さらなる協力をお願いしたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都管理栄養士の東川です。
少し寒さが落ち着きましたね。でも、また寒くなるらしいですが・・・

さて、先日ある利用者様に新規で訪問した時のお話。
血糖値、HbA1c(ヘモグロビンA1c=1ヶ月から2ヶ月の血糖値の平均値を表す検査値)がなかなか下がらないとのことでご相談がありました。
70歳代、男性、糖尿病(20年)、既往歴に脳梗塞があり、左半身麻痺。
奥様と二人暮らしで、食事は奥様が管理されています。
とても明るく、気さくな奥様です。ご本人様は、どちらかというと寡黙。

HbA1cが8%台が続いているので、なんとかしたい。
調子のいい時は6%台のこともあったんですよ。
でも、少し少し上がりだし7%台へ。そして去年10月ぐらいから8%が続いているんですと。

麻痺もあり、少しずつ動かなくなり、電動車いすをフル活用のよう。
それを使って、カラオケに行くのが趣味なんですって。
趣味があるのはいいことですね。でも、その時には甘い誘惑があるよう。

食べすぎないようにも気を付けているんですが・・・と、奥様は食事量を減らすことばかりに目がいっているようでしたが、食事内容をヒアリングすると極端にカロリーオーバーしている訳ではありませんでした。
ただ、バランスが悪いのです。
朝昼は野菜がない、間食におなかが空くからと、サツマイモや菓子パンを食べることがあると。
もともと野菜がお好きでないようなので夕食も少ないのかなと。
はーとのお食事を夕食にご利用いただくとともに、朝にはサラダ、昼には夜の残り物(奥様分)の野菜を1品足してもらい、野菜から食べてもらう目標になりました。

高齢者に多く見られがちですが、先生からの指示量内に収まっていても炭水化物に偏って、おかずとなるタンパク源や野菜類がないことは多いです。
ただ少なくすればそれでいいと思いがちなのですが、そうではありません。
血糖値を安定させるためには、バランスがとても重要です。
そうでないと、栄養不足になることもあります。
反対に、血糖値を安定させるために主食を全く摂らないという人もいます。
それは、それで、体を動かすエネルギー源がない訳ですから、体が持ちません。
一定量の炭水化物は必要です(このことについては、色々論議されています)。

今一度、食事の時に、主菜、副菜、主食が整っているかの確認をしてください。

この方は次回3月末に検査があります。
その時にはなんとか7%台になりますように!

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、カスタマーセンター小山です。
三寒四温、わたしはこの言葉がなぜか好きです。理由は・・・特にありません(笑)。
少しずつ暖かくなる事を願っています。
冬になると「寒いしなあ・・・」と外にでる機会がぐっと減り、また家の中でもじっとしていることが多くなります。わたしもその中の1人でした。ただし今年はやる気!あります。がんばって、早朝ウオーキングしています!!
休みの日や、遅め出勤の日は頑張ってます★

さて、先日身内から「前月はHbA1c6.8だったのに、今月は7.0になってたわ・・・」という報告を聞きました。
ただし、空腹時血糖は168だったのが、146に下がったと。
糖尿病だとわかったのは、去年の9月。去年はHbA1c9.0だったのを思うと改善はみられます。
現在も内服薬なしで経過観察している状態です。
なんとか、内服薬なしでもう少しHbA1c6.5まで下げたいものです。

そこで先日、ご自宅にお邪魔して昼食を一緒にたべました。
以前にお伝えした、食べる順番療法を継続してくれていました。ちょっとうれしかったです★
ごはんを食べる前に、サラダや野菜を食べてました。
野菜がなければ、汁物を先に食べるようにしています。
もちろん、ドレッシングは青じそノンオイルドレッシングでカロリーをとり過ぎないように。
また、食事もよく噛んで食べていました。
食材はおおまかではありますが、計量して調理していました。すばらしい!!

ただし、気になったのは運動量。万歩計をつけているので、最近の歩数を確認しました。
買い物は歩きで行っており、3000歩程度。一日中家の中にいるときは1000歩未満。
糖尿病がわかったときに毎日1万歩歩いていたのと比べると、活動量がぐっと低くなっています。
「運動せなあかんと思うけど、寒いし外いくのはちょっと・・・」と。
では、現在の行動範囲内でなんとかエネルギー消費量を増やしたい!
買い物に行く場合は、ただ歩くより、筋肉を意識するように歩いてみては?小汗をかくように、早足で。
ゆったりとした散歩と、早歩きでは同じ距離を歩くのでも、カロリー消費量は違います。
また、買い物へ行く際には、目的以外の場所も立ち寄ってみて移動距離を稼ぐ方法もあります。
できることからやってみる!が鉄則です。目標設定させていただきました。
日に日に暖かくなります。また少しずつ、運動量をふやしていけるよう、声かけしていこうと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 小山祐子

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管理栄養士プロフィール

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