糖尿病の方へのサポートの最近のブログ記事

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

学生は夏休みに入りましたね。
通勤の電車・バスが空いていてうれしいですが
昼食時間にファミリーレストランが親子連れなどで
うるさいのは残念です・・・。

さて、今月初旬からサービスが始まった箕面市のS様
実はスタートするにあたりちょっとしたエピソードがありました。

最初に相談のお電話をいただいたのは担当のケアマネジャーのIさま。
「血糖が高くなり市立病院に入院されていたのですが
 退院にあわせて昼は配食で食事管理してほしい」
「本人だけではなく、息子さんにも食事の大切さを
 伝えてほしいので、遠方の息子様が同席できる今日面談
 お願いできませんか」「私も同席しますので」と
熱い想いではーと&はあとに相談をいただきました。

大変うれしい相談です。し・か・し、今日しかダメと電話いただいた
その日はスケジュールがいっぱいで訪問時間の空きがほとんどなく
息子様とケアマネジャーさんとの時間調整ができず
全員そろっての面談が難しい状況でした。どうしたものか・・・

(ご本人さまにはいつでも面談できるし、食事療養されるのはS様自身です。
 S様とケアマネジャーさんだけならいつでも訪問面談できます。
 でも、息子様には今日しか会えない。
 さらに息子様にも食事管理の必要性を伝えてほしいとの依頼。
 だけど、その依頼をいただいたケアマネジャーさんとS様と息子様が
 訪問希望された時間は別件のアポイントが入ってしまっていて
 どうしても伺うことができません)
思案に思案を重ねて、
全員がそろわないから仕方がない。と割り切り
『最優先の、ご本人と息子様とだけ面談』しようと時間の変更をお願いし
アポイントをとりました。

そして、申し訳ない気持ちをもってそのことをケアマネジャーさんにお伝えしたところ
「そしたら、最初の30分だけ私も時間を調整してご自宅に伺います。
 ありがとうございます。息子様にも知っておいてほしかったので
 S様と一緒に面談していただければありがたいです。」と言っていただけました。
その後、すぐ事務所を出て、奇跡的に全員そろって面談・栄養相談させて
いただくことができました。

毎日必ずビールを飲みたいというS様のために、糖質オフの銘柄を
用意していただくことをお勧めし
血糖が上がりやすい食品を伝え、買わないようお願いし
食後の血糖が上がりすぎないような食べ方を実践してもらい
好物の干物は退院後の体調が安定するまでは一旦止めてもらうことを
お約束させていただきました。

全員そろったことで問題点の確認と解決策の方法もスムーズに決まり
きっと会うことはあまりないであろう息子様にも食事療養の必要性を
お伝えできたと思います。

補足情報
ケアマネジャーのI様
京都勤務のころに、一緒に仕事をしたこともある仲です。
お互い京都から大阪に移動しても、また一緒に仕事ができるって
うれしい限りです。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは、めでぃ京都東川です。
先日、祖父の三回忌があり、実家に帰ってました。
満二年です。時の経つのは早いですね。
今では、亡き祖父の代わりに私の大好物のスイカは、父親が作ってくれています。
今年のスイカは上出来のようで甘くて美味しいです。たらふく食べて帰ってきました。

さて、先日のクリニックでのお話です。
初めて来られた患者様。50歳代、男性、糖尿病、高血圧のT様。
今回初めて糖尿病ということが分かりました。HbA1c8.8%です。

暑くなるとジュース類をよく飲んでいた。
朝食には菓子パンもよく食べる。
昼はインスタント麺やコンビニ弁当が多く、揚げもの、肉類が好き。
おまけに就寝前には、ハイボールにインスタントものを食べることが多い・・・
尿酸値が高いと言われたことがあるので、ビールはやめているんですと。

「なるほど」と私。

そして、T様のお父様も糖尿病だと。
でも、T様は、「父親が糖尿病だからといって、まさか自分が糖尿病になるなんて思ってもいなかった」と。
確かに、糖尿病そのものが遺伝するわけではありません。
しかし、親や兄弟が糖尿病だと、糖尿病の家族歴がない人に比べて 糖尿病になりやすいことは事実です。
遺伝するのは糖尿病そのものではなく、「糖尿病になりやすい体質」です。
この体質を持った人に、食べ過ぎ、運動不足、肥満、加齢、ストレスなど様々な環境因子が加わり、糖尿病が発症すると考えられています。
だから、この体質を持っている人は、持っていない人よりも普段から注意をしておかないといけません。
でもT様は、そのことはご存知ではなかった。

T様には、糖尿病の怖さについてお話ししました。
このまま血糖値が高いままだと、神経障害、網膜症や腎不全など合併症になること。
その合併症が怖いことをお話ししました。

栄養指導の前は、「時間がないんです」と言っておられたので、
「では、15分で!」と時間を決めていたのですが、最後には、「時間はいいです」と色々と質問もしてくださいました。
そして、来月までの目標をご自分で決めて帰っていかれました。

健康番組などのメディアでも生活習慣病の怖さは取り上げられてはいますが、まだまだ、何かのきっかけがないと知る機会が少ないのが現状です。
だからこそ、知った、分かった時点で私達が、その怖さを伝え、意識を変えてもらわないといけません。
その初期の段階での意識の改革がとても大切です。
私達にとっては、いかにその方の意識を変えることができるかが、腕の見せ所です。
そのために、指導力をもっと磨きたいと思います。

はーと&はあと管理栄養士 東川千佳子

こんにちは。めでぃ京都の寺田です。
夏真っ盛りだというのに猛暑日は避けており
気持ち少しだけ過ごしやすい気候。
このまま続いて欲しいですね!

さて、4月に担当者会議に参加させていただいたM様のお話です。
平日はヘルパーさんが食事の用意をされ、
日曜日のみはーと&はあとの食事を利用しております。
M様は要介護4でほとんどベッド上で生活されておりますが
糖尿病性腎症のため透析回避を目指し
ケアマネージャー様、訪問看護様、ヘルパー様など介護スタッフの方々が
食事療養に力を入れておられます。

3か月がたち、フォロー訪問をさせていただきました。

今回は担当者会議ではなく単独での訪問予定でしたが、
家の中からガヤガヤと賑やかな声が…
家の中に入ると 訪問看護様、ヘルパー様が訪問中の所でした。
ご本人様はバイタルチェック中、ヘルパー様は調理中…
とても忙しい時に訪問してしまったようで
また出直そうかと思っていると、
ヘルパーさんから、
『食事のことで相談に乗ってください!』と声をかけてくださったので
そのまま様子を教えていただくことにしました。

肉の量はこのくらいでよいのですか?
カレーやハヤシライスを時々作っているのですが
ルーはどのくらい使ってよいのですか?
サラダはこんな形で毎日用意していますがどうでしょう?

M様は蛋白質制限、塩分制限が必要な方。

このヘルパー様は最近M様の担当になったばかりだったので
一食分の目安量が正しいのかどうか不安に思っておられたようです。

料理の実物を確認させていただき、
冷蔵庫、冷凍庫の中も見せていただくと
肉や魚の1食分を30g程度にわけてあったり
減塩の工夫をきちんとされている様子が伺えました。

確認させていただくことで安心されたようです。


訪問看護様にもM様のご様子をお伺いすると、
血糖値はとても安定されてきたが
体重が増えていることが今の問題点だと教えてくださいました。

食事記録を見てみると
昼ごはんが麺類など簡単なものになりがちで、バランスが崩れておりました。
ヘルパー様によると『昼は夜用に作っているおかず(煮物などが中心)の残りを少し食べる』と教えていただいたので
塩分や糖分の摂り過ぎにつながる可能性を考え、
生の野菜サラダを追加していただき、マヨネーズで食べていただくことをお伝えしました。

それぞれが思う問題点や解決策について話しあった結果
『M様は最近ようやく間食をやめることができるようになったところだから、次はバランスを改善することと塩分を引き続き控えていくことで様子を見ましょうか』
ということでまとめ、訪問を終えました。


M様宅を訪問させていただいたときは、忙しい時に訪問してしまったかなと思いましたが
結果的に、訪問看護様、ヘルパー様とお話しすることで
最近のご様子をより確実に把握でき、いろんな視点から解決策を考えることができ、とても充実した訪問になりました。


他のご利用者様のフォロー訪問をする時
ご利用者様の状況をうまく聞き出すことも多々あります。
今回の訪問は、
ケアマネージャー様はもちろん、訪問看護様やヘルパー様など
いろいろな方から情報収集をしながら
ご利用者様のフォローをしていきたいと改めて感じるきっかけとなるよい訪問になりました!
今日もまた、がんばります☆


はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。
暑い日が続いていて、食欲不振な方も多いようです。何とか、この暑い長い夏を乗り越えたいですね・・・

先日、1年ぶり位にお電話くださった利用者様。
48歳、女性、糖尿病、アルコール依存症、ヘビースモーカー、お母様と同居、性格温厚。

初めてお電話を頂いたのは2006年。糖尿病で血糖値が高くなってきて、ヘモグロビンA1Cが6.8%になったのでどうしたらいいか?とご相談のお電話がきっかけです。
それから、ヘモグロビンA1Cは6.4%⇒6.0%⇒5.8%まで下がり、1年後、5.2%になり維持できていました。アルコールは飲まなくなり、煙草もなしに!すごい!

私も必死でフォローしたというよりは、一緒に、何をすべきかを考えました。
間食が止められそうにない時は、ゴミ袋持参で、お菓子類を回収する勢いで会いに行ってました。
『何とかしたい』という思いは通じます。
いつも一番大事しているのはその方の背景や生活そのものです。あまり、本に書いてあるような、制限すべき事はいいません。
むしろ、聴き役です。せっかく出会えた方、その方の人生そのものにすごく興味があります。人生の先輩ですので。そう思い接するとすごく学ぶ事が多く、その方を知ることができ、お互い距離がぐっと縮まります。
食事療養を実行するのは本人なので、いかに『やろう』と思ってもらえるかです。
そう思ってもらえる事ができれば、あとは、一見遠回し(笑)かつ超具体的な事をお伝えするかです。
はーとの管理栄養士の一番重要な仕事で、私達の喜びでもあります。

この女性は、本当にがんばってられました。なので4年間利用後、1年前に一旦、はーとの食事をお届けするのは、ストップしてました。
が、この女性の食事療養が終了したわけではありません。私との信頼関係が終ったわけでもありません。
数値がよくなって、食事を届けなくなった方にはいつも言います。数値が悪化してきたり、食事療養に不安がでたら、また、何か悩みができたら絶対お電話くださいね。
また、一緒に考えましょう、何かお役に立てる事があるかもしれません!とお伝えしてます。
この女性が、先日私あてにお電話をくださったのは、ヘモグロビンA1Cが5.2%で維持できていたのが、7.2%まで上がってしまって、また相談したいということでした。

食事もまたお届けしています。
糖尿病なのでもちろん病院に通ってられ、栄養指導も受けてられるのですが、本当に困ったら私を頼ってくださったことがとても嬉しいです☆この仕事をやっている醍醐味です☆
長い人生、数値が改善したり、悪化したり、当然です。が病状が重症化して入院になるような事は避けたいです。
弁当屋ではないので、食事をたくさん注文して頂くこと
が目的では全くありません。
末長~~く1人でも多くの方の食事療養と共に歩いていく事が壮大なテーマであり、私のやりがいです。
やはり、もう一度会いたい人、もう一度、話したい人になれるよう腕を磨き続けることが仕事だと確信してます。

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 7/16祇園祭り宵山にいってきました。
祭り好き家族なので毎年いってます♪すごい人の多さでした。娘があてもので当てた、今人気の花かっぱが、私には妙に邪魔(娘に怒られそう)です!

はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

こんにちは!めでぃ京都の寺田です。
毎日暑いですね~!
今日バイクに乗っていると『四葉のクローバのヤサカタクシー』を見かけました♪
これに乗ると幸せが訪れる…というジンクスがあるらしいですね!
見かけたのも初めてだったので、なんだか幸せな気分になりました☆

さて、今回は、フォロー訪問に伺った56歳の男性、Ⅱ型糖尿病の方のお話しです。

約20年程前に糖尿病が発覚してたのですが放置。
約4年ほど前に別の病気で通院したとき、
主治医の先生からのすすめではーとをご利用しておられます。
4年前はHbA1c7.0.しかし、現在は10.2!!
状態は悪くなってられました。
なんといっても、この方はまだ56歳とまだお若い。
合併症にならないかが心配になります。
合併症についてご理解されているのかどうかお伺いしてみると、
『合併症って怖いっていいますよね。でもなんだかぴんと来なくって…。今は何ともないですしね』
と、まるで他人事のよう。

糖尿病の合併症は、発症から10年ほどたったころから発症するといわれています。
この方は、HbA1cも高く、糖尿病と診断されてから約20年経過。
「このままの食生活を続けると、透析、失明、足切断・・・」などと、合併症についてお話しをさせていただきました.

『う~ん、やっぱり怖いですね、でもどうしたらよいのか、間食もなかなかやめられないし…』と難しい表情。

食生活についてお伺いすると、どうやらあま~い菓子パン、ポテトチップスなどが好き。
さらに夕食の後におなかがすくと、近くの外食店に行くこともよくあるとのことでした(昔よりは減ったかなと)。
さらには野菜はあまり食べない、朝はパンとコーヒーだけ。
いかにも糖尿病になりそうな食生活。
改善の余地、大有りでした。

ご自身では、何が変えられそうですかとお伺いしてみると、
『間食が多いのは悪いとはわかっているので・・・、
これから間食を減らしてみます!・・・できるだけ。』と宣言してくださいました。

最後に小さな声で『できるだけ』とつけ加えた発言に、自信のなさを感じてしまいましたが、ご自身でも間食が問題だとご理解はされているようでした。

「せめて夕食後の夜食を控えるだけで、カロリーを抑えることができますし、体重減少にもつながりますよ」とお伝えさせていただき、なるべく体重も細目に量るようお伝えしました。

最後に
『食事のこといろいろ話したけど、これを踏まえて配食の内容が何かかわるんですか?』と質問がありました。

いえ違うんです!
はーとのお食事は、この方にあったカロリー量とバランスの目安として35食種から選ばせていただきお届けしています。
こうしてお話しをお伺いすることで、配食以外でのお食事について、あなたに合ったアドバイスをさせていただいて、ご自身の力で食生活全般を見直していただくお手伝いができればとおもっているんですよ☆

このようには何度かお伝えしたつもりではあったのですが、心に刺さっていなかったようで反省です。

しかし、糖尿病を改善していくためには、
配食に頼るだけではなく自分が努力しなければならない
ということを改めて確認していただけたようでした。

まだまだ説明の仕方がへたくそです(><)
説明だけでなく、話を聞く力も、提案する力もまだまだです。
もっと良いアドバイス、伝え方を日々模索中です!
頑張ります☆

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

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  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美