嚥下障害の方へのサポートの最近のブログ記事

こんにちは。
FFS事業部の柴田です。

ゴールデンウイーク最終日に、
友人と岩盤浴に行ってきました!
たっぷり汗をかいてリフレッシュ♪♪
そのおかげか、お休みが明けた今でも
五月病にかかることなく元気にすごしてしています!

さて、今回はFFS事業部内で最近感じたことについて書きたいと思います。

FFS事業部では、主にデイサービス(通所介護)に食事を提供させていただいています。
提供方法は主に、クックチル(関西圏)またはクックフリーズ(主に関東圏)があり
地域によって提供方法が異なります。

4月から新たにお取引を開始するデイサービスが増えたり、
今までお取引がなかった小規模の特別養護老人ホームなど入所施設への食事提供も始まったりとFFS事業部のあり方も進化しつつあるようです!

そんな中、昨日、とある東京のデイサービスから
「ペースト食の提供はできないか?」といったお問い合わせがありました。

現在では、基本的にペースト食の提供はしていません。

ですから、既存の施設様には
嚥下・咀嚼PJで取り扱っているレトルト食品をお届けし、
施設で温めて提供していただくケースが多いです。
現状としては(株)三和化学の「ブレンダー食ミニ80g×10袋の詰め合わせ」という
レトルトの商品を注文していただき、
2,3品を1食分として食べていただいていることが多いです。

この東京の施設は、「来週末までに大至急!!」ということだったので
他施設と同様にブレンダー食ミニをご紹介させていただき
検討していただくことにしました。


ペースト食を必要とする他の施設では
ずっとブレンダー食ミニのセットを注文されることが多く
他の商品を注文されるケースはゼロのようです。

もちろん、在宅と同様、その他の商品も多数扱っていますし
一部の施設では他の商品をしっていただこうと
試食会も開いているのですが、なかなか注文がないようです…


私はまだ、直接食べている現場をじっくり見たり、直接介護スタッフの声を伺っていないので
現状の把握がまだ足りませんし、
もしかしたら喫食している人は頻繁に入れ替わっているので
種類はさほど必要ないのかもしれません。

でも、もし喫食している人がずっと同じ方だったとしたら
デイサービスに来るたび毎回ブレンダー食を食べているというのは
食べる楽しみはほとんどないのではないでしょうか?

デイサービスに通う場合、週2回程度通う方が多いので
さほど問題ではないのかもしれませんが
やはり少しでも食べる楽しみを感じていただきたいものです。


これを機に、ペースト食を食べている施設の現状や
施設様にできるよりよい提案はないのか考えてみたいと思いました!


まだまだ勉強不足だと感じる日々です。
広くアンテナを張って、情報収集していきたいと思います。


先日、
(株)田中ビジネスサポ―トの「すむーす食」の製造現場を
見学させていただき、たくさんの商品を試食させていただきました!

*「すむーす食」は冷凍保存なので、
嚥下・咀嚼サポートサービスの中で取扱っていません。

ファシリティーフードサポート事業部
管理栄養士 柴田 満里子

こんにちは。
ファシリティーフードサポート事業部、管理栄養士の柴田です。
部署異動から約半月、新しい環境にも慣れつつあります。
まずは新しい事業部を理解するため、
今は営業メンバーに同行し、お客様であるデイサービスを訪問したり、
提供している献立作成業務などを引き継いだりしています。
今日は、関東圏内を中心に提供している『はーとバランス』の
製造委託先がある福井まで行ってきました。
“福井県だからできること”に対するこだわりや
新しい事業のビジョンについてなどの話し合ったり、
春らしいメニューとして提案したソラマメや菜の花を使ったメニューを試食したり…
今は新しいことばかりです。


さて、3月から、私も嚥下・咀嚼プロジェクトメンバーとして活動させていただくことになりました!
昨年スタートした『嚥下・咀嚼サポートサービス』で取り扱う商品の選定は、
嚥下プロジェクトメンバーが中心に行っています。
嚥下・咀嚼サポートサービスとは、管理栄養士がご利用者様の嚥下状態に合わせ
各種メーカー様の商品の中からご利用者様に見合った商品を選定、
各種とろみ剤や栄養補助食品などの使い方など、
嚥下困難な方が在宅で過ごされる際のお食事に関するトータル的なアドバイスをさせていただきます。
取り扱っている商品は嚥下食ピラミッドに対応しているもので200種類以上。
とろみ調整剤、濃厚流動食なども合わせると500種類程度にもなります。

こんなに商品があっても、選べない!!

そうお困りの方のために、はーと&はあとの管理栄養士で試食し、
勝手にランキングをつけさせていただきました!

第1回目はブレンダー食((株)三和化学)です。

DSCF0164.JPG

この商品は嚥下食ピラミッドのL3に該当します。
(L3とはペースト状やピューレ状のもの)。

今回試食したブレンダー食は10品。
かぼちゃの含め煮、
すきやき、
里芋といかの煮物、
ひらめの甘酢あんかけ、
鰹の生姜煮、
肉じゃか、
筑前煮、
ビーフシチュー、
大根のそぼろ煮、
野菜のクリーム煮
です。

1袋80g で梱包されており、カロリーは35~110kcal、塩分は1g以下になっています。

ランキング結果は以下の通りです☆

1位、大根のそぼろ煮   
理由:生姜の風味がよく、味もおいしい。あっさり味なので他の料理とあわせやすそう。 

2位 かぼちゃの含め煮 
理由:舌触りがなめらかで味がおいしい。

3位 かつおの生姜煮  
理由:生姜の風味がよい。後味が良い。

後味が良いもの、舌触りがなめらかなもの、生姜の風味がする商品が割と人気でした。

実際にお食事をご用意される場合は
ブレンダー食を1~2品と、プラス1品スーパーで簡単に買える食材とを
組み合わせて献立を食べると見た目や味にメリハリをつける事が出来ます☆

L3にあたる食べ物は
全粥、重湯、とろろ汁、ポタージュスープ、スクランブルエッグ、つぶしバナナ、
ポテトサラダやさつま芋煮・トマトをペースト状にしたもの・・・
などがあります。

参考になさってくださいね(^o^)丿


今後月1回の頻度で、他の嚥下・咀嚼困難な方向けの商品ランキングを
ご紹介していきたいと思います!


ファシリティーフードサポート事業部
管理栄養士 柴田 満里子

こんにちは。京都管理栄養士の寺田です。
11月になりましたね~!
少し寒さを感じますがさわやかな秋晴れも多く、心地よいですね☆
今の心地よい天気がもう少し続いてほしいです!

さて、はーと&はあとは、今年から
嚥下困難・咀嚼困難の方のためのサポートサービスが始まりました。
このサービスでは、管理栄養士がご利用者様の嚥下状態に合わせて
各種メーカー様の商品の中からご利用者様に見合った商品を選定、
各種とろみ剤や栄養補助食品などの使い方など、
嚥下困難な方が在宅で過ごされる際のお食事に関するトータル的なアドバイス
をさせていただきます。

先日、この嚥下・咀嚼サポートサービスをご希望の方から連絡があり、
入院先の病院を訪問いたしました。

ご利用者様は、6月に脳梗塞を患った86歳の男性。
嚥下困難となり、病院ではずっとペースト状に近い食事を召し上がっていましたが
10月末に退院することが決まりました。
介護者である奥様が退院後の食事に不安を抱いているので
相談にのってほしいとのことでした。

まずは、嚥下・サポートサービスの説明をさせていただき、
ご病状の確認をさせていただいていたのですが
少し困ったことに…。
『はーとさんは、嚥下困難の食事をお弁当の形で提供してくださるんですよね??』
と。

大変申し訳ありません!!
今現在、配食の形でのご提供ができていないのです。
現在のサポートサービスの内容をご説明させていただくと、
レトルトの嚥下食等は、病院の管理栄養士様からのアドバイスの下、1週間分ほど購入済み、
しかも退院に向けて栄養指導も受けておられるとのこと。

さてどうしましょう。

と話を伺っていると、奥様は、レトルトの食事だけではなく、
今後はミキサーも購入して、
出来る限りご自身で食事を用意したいとのご希望をお持ちでした。

それならお力になれるかもしれません!
嚥下サポートサービスの会員になっていただく事を勧めさせていただきました。

実は、ご自分でペースト状のお食事をご用意するのは、結構大変なんです。
実際に作ってみると、
どの程度ミキサーにかければよいのか?
とろみ剤は何を使ったらいいのか?
どのくらいの硬さがいいのか?など
わからないことが出てくると思います。
また、たくさんの種類の料理を作るのも手間がかかって大変です。
スーパーで売っている市販の商品や栄養補助食品を利用することで
奥様の手間を減らすことができます。

嚥下・咀嚼サポートサービスでは
このようなご不安にも相談に応じさせていただきます☆

奥様は、退院後はとりあえず購入済みの嚥下のレトルト商品を使いながら
ご自身でやってみるとおっしゃっていました。
その商品がなくなる頃にまた相談させていただきくことをお約束させていただき、
嚥下・咀嚼サポートサービスの会員になっていただきました。

嚥下困難の方の場合、介護される方はとても不安が多いこと思います。
特に、介護者が配偶者様の場合、その方もご高齢なケースが多いです。

はーと&はあとでは、そのような方のために、管理栄養士が専門的な立場でサポートさせていただきます!
もちろん、各専門の他職種の方と連携が不可欠。
摂食・嚥下連絡票というものを用いて、連携をとって参ります。

お困りの方がおりましたら、まずはお気軽にご相談くださいませ☆


先日京都栄養士会の勉強会に参加してきました。
テーマは『嚥下困難食の調理実習』。

ゲル化剤とミキサーゲルという商品を使っての調理です。

食材を軟らかく煮て味付け
→ミキサーやフードプロセッサーで細かくする
→ゲル化剤などを入れて軽く撹拌
→形を整えて放置
→切って盛り付け

というプロセスです☆

ゲル化剤(ソフティア2)を使った料理
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ミキサーゲルを使った料理
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はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは!めでぃ京都の寺田です。
台風も過ぎ、秋の気配を感じ始めましたね!
今日はバイクを乗っていると少し肌寒く感じました。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので風邪をひかないよう気をつけましょう!

さて、先日一人の看護師様から嚥下困難な方のご相談がありました。
『病院でペースト食を食べているのですが、
自宅での食事確保ができていないのに自宅に戻ることになったのです。
ペースト食を用意してもらえますか?』
本当は配食してもらえたらうれしいんだけど・・・とのことでしたが、
今年から開始した嚥下・咀嚼サポートサービスの説明をさせていただくと
会員になってくださるとのこと。
さっそくご入院先の病院に訪問させていただき、ご本人様のご様子を
確認させていただきました。

80歳代の女性。介護者は旦那様です。

入院前は旦那様の介護のもと、常食を食べておられたのですが、
1か月半ほど前、発熱、誤嚥により入院となりました。
それ以来病院では、1200kcal、五分粥、ペースト食、水分補給はポタージュ状のとろみをつけておられます。
食欲はあり、いつもほぼ完食。
200kcalの補助食品もしっかり摂っておられました。
病院からは、嚥下機能の低下もなく、
徐々に形態を刻み食に変更していくことを念頭にいれてよいのではとのこと。
在宅での主治医の先生とも相談させていただき、
退院後もまずは入院中と同じ形態ものを用意させていただくことになりました。

翌日すぐに退院されるので
すぐにご用意できるレトルト商品のセットと、
病院で出されていたものと同じ200kcalの補助食品、
水分につけるとろみ剤、
後は不足カロリーを補うためのペースト状のサンプルをご用意させていただきました。

退院初日。
きちんと食べていただけたか旦那様にお電話に確認すると、
問題なく食べておられたとのこと。

よかった・・・。

主治医の先生も看護師様もケアマネージャー様も
とりあえず一安心です。

後は、一日1200kcal摂取していただけるように、
ご購入いただいたもの以外にスーパーで買える卵豆腐やプリンやゼリーなどの商品をご紹介をさせていただいて、
食べる姿勢やスピード(とにかく焦らないように!!)に気を付けていただくようにとお伝えしました。

それから約一週間後、
『ぺースト食は今の所順調なので一度刻み食を試したい』と連絡がありました。
主治医の先生に確認し、ちょっと早いような気がするが大丈夫だろう
と判断していただいたので、さっそく刻み食でのお届け。

翌日様子を伺うと、無事食べられたとのこと。
主治医の先生にも報告し、刻み食へ移行か決まりました。
退院後、1週間という早さでの移行ですが、
現在も、刻み食で継続中です。

介護者である旦那様は、奥様の介護にすごく一生懸命で、
一刻も早くぺースト食から刻み食への移行を希望されておられました。
また誤嚥するかもしれないというリスクを心配し、
スタッフとしてはもう少し時間をかけてから刻み食に移行してもよいのでは?
という雰囲気ではありました。
しかしこの方と主治医の先生との信頼関係は強く、連携がとれている環境だったので
旦那様の意志を尊重し、早めに刻み食へ移行することができたのではないかと感じています。

とはいえ、まだ誤嚥のリスクがないわけではありません。
今後も連携を取りながら
今後は常食を召し上がっていただけるよう
サポートしていきたいと思っています!


はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは、めでぃ京都東川です。
先日、奈良の実家に帰りました。
父親と兄が雨の中、田植え頑張っていました。そう私の家はお米を作っています。
今年は、新しい品種に挑戦したそうです。おいしいらしいので、秋の収穫が楽しみです。

さて、先日、ケアマネージャー様とお話をした時のことです。
はーと&はあとでは、4月から嚥下・咀嚼に問題がある方(飲み込みにくい、噛みにくいでお困りの方)を対象にサポートサービスを始めました。
以前に大都さんが紹介していたかと思います。
管理栄養士がご自宅に訪問し、ご本人様の嚥下状態や身体の状況、生活環境などを把握した上でトロミ剤やミキサー食などの嚥下や咀嚼に対応した各種メーカー商品の選定、ご自宅で調理される際のアドバイスなどをさせていただきます。
関係機関への周知活動もまだまだ不十分のため、事業所へ訪問した時は、詳しいサポート内容を説明しています。

説明をしているとケアマネジャー様が
「へぇ~言ってみたら、嚥下とかに問題があれば、管理栄養士さんが家に来てくれて指導してくれるってことよね~これは、助かるわね。
今のところ、私の担当の方には対象者はいないけど、注意しておかないといけない方はいるから覚えておくわね。
他のケアマネにも伝えておくわ!このサービス、はーとさんらしいわね!」と。

「はーとさんらしい」と言ってもらったことがなんだかとても嬉しく思いました。
はーとの役割をちゃんと分かってもらっているような気がし、そして、自分たちの存在が認められていると感じました。
でも、まだまだこのサポートについては、知ってもらえていません。
食べることが唯一の楽しみとおっしゃる方は多いです。
そんな方々に少しでも安心して在宅での豊かな食生活を送っていただくためにも、サポートしていきたいです。

飲み込みにくい、食べにくい、噛みにくい、そんなことがあれば、一度ご相談くださいね。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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管理栄養士プロフィール

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  • 磯好 幸枝
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