腎臓病・透析の方へのサポートの最近のブログ記事

こんにちは、めでぃ京都東川です。
7月になり、毎日暑いですね。
利用者様の中には、すでに熱中症になったという方がおられました。
皆様もお気をつけください。

さて、ある利用者様のお話です。
80歳代女性、慢性腎不全、要支援Ⅰ、家族様と同居のI様。
キーパーソンはお嫁様で、腎臓の病状などについて、いつもお話させてもらっています。
先日も、検査結果が届き、お電話しました。
この方の検査結果の封筒を開けるときは、いつも心臓がバクバクです。
「数値が維持できていますように!」と。
先日の結果も維持できていて安心しました。

I様は、退院時に病院からのご紹介で利用開始になった方です。
入院時は、クレアチニンが7まで上昇。透析を覚悟しての入院でした。
しかし、病院での治療も上手くいき、その後、食事療養を継続され、クレアチニンは5台を維持し、透析をなんとか回避できています。

本人様の「透析は、絶対嫌だ」という思いは強いです。
お嫁様もその分、かなり気を使われ、食事の支度をされています。
お嫁様のいろんな意味での負担軽減のためにも使っていただいてます。
そんなお嫁様とお話ししていると、お嫁様が
「あれから一年ですね~」と
そうなんです。はーとの配食サービスをご利用されるようになり、一年になりました。
透析をせずに退院されたものの油断をすると、すぐに透析をしないをいけないと先生からも言われているとおっしゃっていたのを思い出します。

お嫁様も、色々な事を思い出されたのかな~と。
でも、私にとっては、「まだ一年」です。
しかし、本人様、ご家族様にとっては、やっと1年なのかなとも思います。
そうですよね、数値が上がらないようにと一生懸命取り組んでおられるのですから。

はーとの利用者様の中には、10年近くも食事療養を継続され、透析を回避されている方がおられます。
私は、それを目指したい。
だから、次はもう一年!そして、また一年と一緒にI様と進んでいきたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは!めでぃ京都の寺田です。

今週は雨が続くようですね。
まさに、梅雨!!といった感じの天気ですね。
雨だと道路が滑りやすいし、視界も悪くなるので
バイクの運転には十分気を付けて行きたいと思います。


さて、今日は糖尿病性腎症のKさんのお話しです。

前回の血液検査で数値が悪化していたのですが、
今回は前の良い状態の数値に戻った!と
報告のご連絡をくださいました。

Kさんはもともと甘いものがお好きなのですが、
減塩と蛋白質制限はきちんと頑張っておられたようでした。

体調が落ち着いたKさん。
少し心に余裕がでてきたのでしょうか、
今回の電話で次のようなことを語ってくださいました。

『元気に自分の足で歩けるうちに、いろんなところに旅行に行きたいんです!』

と。

Kさんはもうすぐ90歳。

歩行は少し杖を使わず、ご自身の足で立っておられます。

ご高齢であるけれども、自分の人生を最後まで前向きに、楽しく生きたい!という
気持ちの現れでした。

是非ともこんな前向きなKさんの力になりたい!

そう思い、旅行時のお食事の仕方についてお話しさせていただきました。

といっても、どこでどんなお食事をされるかまでは分からないので、
自分なりに和風の旅館で出されるお食事をイメージをしながらお話しさせていただきました。

旅館で出てくるお料理といえば、小鉢に少量ずつ、種類豊富なおかずがでてきますよね。
お刺身、肉料理、卵料理にお野菜料理・・・
和食であれば、おそらくお漬物と汁物は必ずといっていいほどついてきます。

このような和食御膳は、塩分が多いですし、たんぱく質も多くなりがち!
つまり腎疾患を患っている方にとって
御膳の全部食べることはおすすめはできません!

ですから、できるだけお体への負担を少なくするために、
お野菜はしっかり食べていただくこと、
そして肉、魚、お豆腐、卵、大豆製品系のお料理は、一口ずつにし、
一口味わったら残すこと
また、
漬物、汁物を食べない、飲まない事
をお伝えしました。
あくまで、はーとのお食事の量とバランスを思い出してくださいねとお伝えし、
Kさんと一緒に、以上のことを復唱しながら確認させていただきました。

私のアドバイスが最善かどうかはわかりませんが、
K様のお食事のコントロールがうまくいき、
万全な体調でご旅行を楽しんでくださること、
そしてご帰宅後にもご体調を崩されずに過ごしてくださることを願っています!


在宅で過ごされる場合は、
時に外食されたり、ご旅行に行かれたり、ご家族様やご友人とお食事されたり…
と、いろんなシーンがあるはずです。
『こんな時、どうしたらいいの?』にどんどんお答えさせていただき、
ご利用者様の時間がより楽しく、有意義に過ごしていただけるお手伝いができればと思っています!!


はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

そろそろクールビズの準備が必要な季節になってきました。
汗っかきの自分としては蒸し蒸しするのも
ダラダラ流れる汗も回避したいところですが、
バイクで日中の大半を外に出ている身としては
避けて通れないのが悲しいところです。

さて、以前アイフォーンを楽しんでいます的ブログを
書き、あれから少しは慣れたこともあり
ちょこちょこアプリを増やしながら
スマートフォンの威力を感じています。

この威力は是非利用者にも体験してほしいと思い
栄養相談にアプリを使ってみました。

アプリその1
健康計算機 性別・年齢・身長・体重を入力するとその方のBMIが
計算されて一日の必要エネルギーが算出されるもの

※糖尿で肥満気味のかたに標準体重をお伝えするのに使ってみました。

アプリその2
eGFR計算機 腎臓の機能がどのくらい残っているかを推測するeGFRを
性別、年齢、クレアチニンから算出されるもの


※腎臓病の方で訪問時に拝見した血液検査のクレアチニン値からeGFRを算出して
腎臓への負担を軽減するために食事療養が必要なことをお伝えするのに使ってみました。

アプリその3
カロリー検索 五訂食品成分表の食品を簡単に検索でき、その食品ごとに
可食量を入力することで、単品ごとのカロリーやたんぱく質などの栄養価がわかるもの


※腎臓病の方にクロワッサン1個と食パン1枚のたんぱく質や塩分の違いを伝え
さらに
「コーヒーを牛乳20ccぐらいで割って飲んでもたんぱく質の取りすぎにならないか」と
心配されていたので、20ccぐらいではたんぱく質は0.7gしかないので
大丈夫です、と安心してもらうのに使ってみました。

とくにカロリー検索は食品成分表を持ち歩かなくて済むので便利ですね(^^)
ペーパーレスがこんなにもスマートだとは思いませんでした。
『アイフォーンじゃなければ、それはもうアイフォーンじゃないのです』と
いってしまいそうな感動でした。

食事に興味を持ってもらって食事療養を継続してもらうためにも
理論的かつ直感的にも必要性をお伝えできればと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは。
めでぃ京都の寺田です。

雨が続いていますね。
台風の接近、各地で発生する大雨、洪水警報。
明日も雨かなぁと常に天気予報が気になってしまいます。
今週も半ばまでくもりや雨の日が多いそうです。

天気は良くないですが、こんな時こそ気分は上げて行きたいと思います☆

4月に一度ご訪問させていただいたご利用者様。
腎不全をお持ちの方です。
今までの血液検査データはどこにいったかわからないなあ~とおっしゃっていたので
現状の把握ができなかったのですが、5月末に血液検査をされたそうで
私まで届けてくださいました。
『血液検査データの見方が分からないので教えてほしい』との連絡を受けたので
お電話させていただきました。

腎臓の機能が影響してくるものは、
クレアチニンや尿素窒素、カリウムやリン、貧血を示しているヘモグロビンなど・・・

簡単に説明させていただきましたが、

『こんなにたくさんあってわからへんわ~』と・・・。

直接読み方がわからなくても大丈夫です☆
担当管理栄養士である私に見せていただければ、
確認させていただきますよ♪
とお伝えすると嬉しそうな反応を示してくださいました。

それなら、一年前のものも探してみますわ~!と張り切っておられました。

一年前のがあれば、経過がわかるので、よかったです。

また私の手元に血液検査データが届くのを待って、またご連絡させていきますね
とお伝えして、電話を終わろうとしたその瞬間

・・・

『ホントのこというとな~…』

え?!

何を隠しているのかと思ったら、普段の食生活のことをいろいろと話してくださいました。

『実は結構菓子パンとか食べているんですよ。これはどうなんでしょうか?』と。

どんな菓子パンを食べているのかお伺いしてみると、
『わしゃクリーム系がすきでなあ~』と。

腎臓を守るためにはですが、たんぱく質をとりすぎないようにすること
カロリーをしっかりととることも大切だとお伝えし

『菓子パンの中でもクリームやあんこには、蛋白質が多いんですよ。クロワッサンやバターロールのほうがカロリーもしっかりとれるのでおすすめですよ』とお話しすると
『クロワッサンも結構好きだから食べていいのはうれしいですわい。やっぱり菓子パンっぽいものはたべてはいけないのかなと思っておったのでね』と喜んで話をきいてくださいました。


本当はいけないかもしれないけど、
好きだから食べたい、つい食べてしまう、ということはよくあると思います。
でも、そういう事柄というのは、後ろめたい想いが生まれるので
自然と黙っていたくなってしまいますよね。
でも、後ろめたく思っていることの中に、大丈夫なこともあるかもしれません。
適量をお伝えすることで、食べたいものが食べられるかもしれません。
それのことを伝えることが出来れば、
気持ちを楽にさせることができるのではないかなと思っています。

この『ホントいうと…』 という、
なかなか聞き出すことが難しい、ちょっと後ろめたい話を話してくださったことは
とてもうれしいことでした。


私と話すことで、気持ちが楽になったり、
食べてもいいんだ!と安心していただける…

そんな相談員を目指していきたいと思います!!


はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美